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排水口

排水口の掃除方法 | 風呂・キッチン・洗濯機の詰まりを防ぐには?

投稿者:ライター 廣澤京子 (ひろざわきょうこ)

鉛筆アイコン 2022年8月 2日

水回りは家の中でも汚れやすい場所なのをご存じだろうか。風呂やキッチン、洗濯機の排水口は毎日使うので汚れが溜まりやすい。排水口の汚れを放置していると、ぬめりやにおい・詰まりの原因になるので定期的に掃除しよう。今回は排水口の掃除方法やキレイに保つためのコツについて紹介する。

  

1. 排水口の汚れの原因

シンクの掃除
今回は、水回りの汚れの原因について紹介する。風呂やキッチン・洗濯機の汚れの原因はそれぞれ異なる。原因が分かれば掃除の仕方も変わるので、まずは汚れの原因をみていこう。

お風呂や洗面台の排水口の汚れの原因

風呂や洗面台の汚れの原因は、髪の毛や石鹸カス、皮脂汚れ、カビなどである。目につく髪の毛などはこまめに取り除けばキレイになるが、排水口へすり抜けてしまったものは詰まりの原因になるので注意が必要だ。風呂や洗面台は毎日使うので、清潔に保つためにも普段から排水口の掃除をするように心がけよう。

キッチンの排水口の汚れの原因

食べ物を扱っているキッチンでは、雑菌が繁殖しやすい傾向にある。洗い物をするときにフライパンの油や食べ残しなどが排水口に侵入するためだ。生ゴミが残っていると雑菌が繁殖してにおいやぬめりの原因になる。放っておくと非常に不衛生になるので、キッチンの排水口は高い頻度で掃除することをおすすめする。

洗濯機の排水口の汚れの原因

洗濯機の排水口が汚れる原因は、洗濯物の繊維くずや洗剤カス・糸くず・ほこり・泥汚れ・髪の毛である。普段は見えないのであまり気にしていないかもしれないが、掃除を怠るとさまざまなトラブルが起こるのだ。排水口が逆流したり、洗濯機の排水エラーが起こったり、悪臭が漂ってくることもあるので注意が必要である。

2. 排水口の掃除方法

排水口
排水口の掃除方法といっても、市販の掃除用品などがたくさんあるため何を使えばよいのか分かりにくい。排水口の場所によって掃除用品の使い方や掃除方法が異なるので、場所別に紹介していく。

お風呂の排水口の掃除方法

風呂の排水口掃除に役立つ道具は、ゴム手袋・ゴミ袋・重曹・クエン酸・スポンジなどである。重曹とクエン酸を混ぜると、洗浄力の高い炭酸の泡を発生させる化学反応を起こし、石鹸カスやカビ菌を洗浄するのだ。掃除方法は、事前に手で取れる髪の毛などの汚れは取り除き、重曹とクエン酸をかけ、1カップ程のぬるま湯をかける。15分程放置したら、お湯で洗い流し、汚れがある場合はスポンジや使い古しの歯ブラシなどでこする。ふりかけて放置するだけの簡単な方法なので、おすすめである。また、重曹もクエン酸も自然由来の成分なので、子どもやペットのいる家庭でも安全に掃除ができる。

キッチンの排水口の掃除方法

食べ物を扱うため、衛生面が気になるキッチンの掃除には、除菌力の強い塩素系漂白剤と高粘度タイプのパイプクリーナーをおすすめする。塩素系漂白剤は強い洗剤なので、ゴム手袋などの道具があると安心だ。排水口内部へ塩素系漂白剤をふりかけ、パイプクリーナーを排水口に流し込む。排水口のふたやゴミ受けなどの部品を、薄めた液体塩素系漂白剤が入ったバケツに30分程浸ける。その後、排水口に流し、汚れがあればスポンジや歯ブラシで掃除して部品を元に戻そう。週に1度くらいの頻度で掃除することをおすすめする。ただし、塩素系洗剤と酸性洗剤を混ぜると有毒なガスが発生するので、十分注意して掃除を行ってほしい。

洗濯機の排水口の掃除方法

洗濯機の排水口の掃除に必要な掃除道具は、バケツ・雑巾・ゴミ袋・スポンジ・パイプ洗浄剤・浴室用洗剤・ゴム手袋である。まず、見える範囲の汚れや髪の毛を取り除いたら、部品を取り、浴室用洗剤を使ってスポンジでこすり洗いをする。排水口にパイプ洗浄剤を入れて一定の時間おいたら、あふれないようにコップなどで水を入れる。最後に、掃除した部品を元に戻そう。

洗面台の排水口の掃除方法

洗面台の排水口を掃除する際には、髪の毛や皮脂汚れに効くパイプクリーナー・ティッシュ・スポンジの掃除道具を準備しよう。まず、排水口のふたを外し、髪の毛などの見えるゴミはティッシュなどで取っておこう。ゴミ受けを通り抜けた髪の毛などの汚れが排水管に溜まり、詰まりの原因になることがある。ジェル状のパイプクリーナーを使うと排水管にとどまり、髪の毛などの汚れを溶かしてくれるので使ってみよう。

3. 排水口が詰まったときの掃除方法

排水管クリーナー
掃除をしても排水口が詰まることがある。今回は、詰まった場合の対処法について紹介する。

雑巾とお湯を使う

排水口が詰まったときに、自分で対処できる方法の一つが雑巾とお湯を使うことだ。排水口の中に雑巾を隙間なく詰めて、シンクの半分以上までお湯を溜める。雑巾を勢いよく引っ張り一気にお湯を流せば、詰まっていた油や汚れを洗い流せる。ただし、完全に詰まっている状態だとシンクから水があふれて悪化するので、初期の詰まりのときだけにしよう。

ペットボトルを使う

完璧に詰まってしまったときは、ペットボトルが有効だ。排水口にペットボトルの口をぴったりと隙間ができないように合わせ、ペットボトルをへこませて排水口に空気を送り込む。ペットボトルの空気が送り込まれることにより配管の水圧が上がるので、詰まりが解消する場合がある。掃除をしても詰まりがとれない場合は、ぜひ試したい方法だ。

パイプクリーナーを使う

お湯やペットボトルを使用しても詰まりが除去されないときは、パイプクリーナーで詰まりの原因を溶かして掃除することをおすすめする。一般的な洗剤より強力なので、ゴム手袋やゴーグルをして皮膚や粘膜に付かないように注意しよう。まずは、排水管に45~50℃のお湯を流し、パイプクリーナーを投入する。十分な量を投入しないと、詰まりの解消にならないこともある。放置する時間が長すぎるのも、溶けた汚れがさらに固まって排水管を詰まらせる原因になるので、30分~1時間程度放置して詰まりを改善させよう。

4. 掃除後の排水口をキレイに保つコツ

シンク
掃除した排水口をキレイに保つためには、ゴミはこまめに捨て、ゴミを残さないことが重要だ。排水口をキレイに保つコツについて紹介しよう。

髪の毛はこまめに取り除く

排水口を清潔に保つためには、髪の毛などのゴミをこまめに捨てることが重要だ。ゴミを放置すると皮脂や石鹸カスが絡みつき、ぬめりやカビの原因になる。毎日風呂上りに髪の毛を捨てるだけでも、排水口の汚れ防止になる。毎日は面倒という人は、髪の毛をまとめてくれるヘアキャッチャーや水切りネットを使用するなど、毎日の掃除を簡単にしてくれるアイテムに頼るのもよいかもしれない。

キッチンには生ゴミを残さない

生ゴミを放置すると雑菌が繁殖するので、料理のたびに捨てることをおすすめする。加えて、便利なアイテムを活用することでぬめりやにおいを防ごう。生ゴミを溜めてしまいがちな人は、100均やドラッグストアなどで水切り付きの袋が売られているので、こうしたアイテムを使用して手軽に掃除し、キッチン周りを清潔に保とう。

キッチン使用後はお湯で洗い流す

こまめな掃除が苦手な人には、使用した排水口をお湯で洗い流すことをおすすめする。50~60℃の熱めのお湯を流すと油汚れが固まるのを防ぎ、菌の繁殖防止や殺虫作用が期待できる。ただし、50℃以上の熱湯を流すと排水管が変形してしまう恐れがあるので、十分気をつけよう。

結論

毎日使う水回りは、汚れやすいだけでなく、カビ・雑菌などの繁殖もしやすい場所だ。汚れを放置するとぬめりや悪臭の原因になることもあるので、日常的に掃除することをおすすめする。重曹やパイプクリーナーで掃除すると、ぬめりや詰まりの解消になるが、もし詰まった場合は、ペットボトルやお湯を使って詰まりを取り除こう。
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  • 更新日:

    2022年8月 2日

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