このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
低温調理

ジップロックは湯煎にも使える?安全に使うための注意点を解説!

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年8月11日

ジップロックは、食品の保存に便利なアイテムだ。冷凍保存や解凍など、レンジなどでも使い勝手がいい。食品保存だけではない。湯煎の際に使えるアイテムとしても便利だ。ジップロックを使った湯煎のやり方や注意点などを紹介しよう。

  

1. ジップロックは湯煎に使える?

湯煎
ジップロックは、保存袋として使い勝手がよく、多くのご家庭でも常備しているのではないだろうか。そのようなジップロックが湯煎にも使えるのであれば、さらに使い勝手が広がる。

販売メーカーの見解をチェック

ひとくちにジップロックといっても、いろいろな種類がある。フリーザーバッグやストックバッグ、スタンディングバッグは耐熱温度が約100℃。レンジ調理できるコンテナーでは140℃までの耐熱機能がある。種類によっては熱湯を使う湯煎に適応しないものがあるので、湯煎をするときには、必ず耐熱温度をチェックすることが大切だ。

そもそも「湯煎」とはなにか?

お菓子やケーキ作りをしない方にとって、湯煎はなじみのない調理方法かもしれない。湯煎とは食材に直接熱を加えるのではなく、鍋やボウルに食材を入れて間接的に容器を温めながら溶かす調理方法だ。
湯煎をすることで、材料を焦がすことなく均一に溶かすことができる。じか火でないため、食材の風味を保つことができるのが最大のメリットといえるだろう。
とくに、風味を大切にするバターやチョコレートなどによく使われる調理方法だ。

2. ジップロックを湯煎に使う前に「耐熱温度」を確認

温度計
ジップロックを湯煎に使う前に、まずはジップロックの耐熱温度を確認しよう。耐熱温度が低い商品では、熱で溶けてしまう危険性がある。

ジップロックの耐熱温度

ジップロックにはいろいろな種類がある。耐熱性や耐冷性も優れており、安心して使える商品だ。フリーザーバッグは耐熱温度が100℃まで。じか火や電子レンジで使う場合はバッグが溶けてしまう可能性がある。電子レンジで使う場合には、口を開けた状態で解凍モードで使おう。
コンテナーの耐熱温度はバッグよりも高く、140℃くらいまでだ。湯煎するのには十分な耐熱温度となる。電子レンジで使う場合には、内圧がかからないようにフタをずらして使うようにしよう。

3. ジップロック(バッグ)を湯煎に使う方法

ジップロック
ジップロックの耐熱温度を確認したら、さっそく湯煎してみよう。具体的な湯煎方法と注意点を紹介する。

湯煎のやり方

1.中の空気を抜く
ジップロック内に空気がたくさん入っていると、湯煎したときに浮いてきてしまう。必ず空気を抜くようにしよう。
2.チャックをきちんと閉める
ジップロックの中にお湯が入り込まないように、しっかりとチャックが閉まっているか確認しよう。
3.ジップロックをお湯につけて湯煎する

注意点

冷凍や量の多いものを湯煎する場合、お湯の温度が一気に下がってしまう。こうなると湯煎はうまくいかない。できるだけ大きな鍋を使って、温度が急激に下がるのを防ぐことが大切だ。

4. ジップロック(コンテナー)は湯煎に使える?

タッパ
ジップロックコンテナーの耐熱温度は140℃と、バックに比べて耐熱性が高い。そのため、コンテナーを使った湯煎も可能だ。ただし、湯煎としての使い勝手はバッグの方が優れている。
ジップロックコンテナーは、電子レンジを使用するときに便利だ。コンテナーだけで温めから調理までできてしまうので、ぜひ活用してみよう。

湯煎は可能だが注意点は守ろう

ジップロックで湯煎は可能だ。しかし、いくつかの注意点がある。
まず、ジップロックをじかに鍋に当てないことだ。とくに鍋の底は高温になっているため、耐熱温度が100℃のジップロックでも溶けてしまう危険性がある。溶けて穴が開くと、中にお湯が入って、湯煎が失敗してしまう。
次に、湯煎するときには火を止めることだ。温度が上がりすぎると、やはりジップロックの耐熱温度を超えてしまう。

5. ジップロックの安全な使用方法を確認しておこう

ジップロック
旭化成のジップロックは、耐熱温度から湯煎が可能だということがわかった。しかし、他社のフリーザーバッグなどは、耐熱温度がまちまちだ。とくに100均などで売られている保存バッグなど安価なものは耐熱温度が低いことが多い。湯煎で保存バッグが溶けだしてしまう危険性もあるため、安全のため必ず耐熱温度をチェックしてから湯煎するようにしよう。

結論

ジップロックのバッグやコンテナーは耐熱温度が100℃以上あるため湯煎に使える。湯煎をするときには中の空気を抜いて、チャックをしっかり閉めるように注意しよう。また、鍋に直接当てたり、火をつけたまま湯煎したりするのは温度が上がりすぎて溶けてしまう危険がある。ジップロックを湯煎に使って、料理のレパートリーを増やそう。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2022年8月11日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧