- 輪ジミを防ぐため、シミの周辺にあらかじめ水をスプレーしておく
- 白いタオルにベンジンを付け、シミに押し付ける
- シミの色がタオルに移ったのを確認しながら、この作業を続ける
※こすらずに、押し付けるようにゆっくりシミを抜いていくのがコツ - シミの色がなくなったタイミングで、水に浸して固く絞った雑巾で汚れと薬剤を拭き取る
- 輪ジミを防ぐため、シミの周辺にあらかじめ水をスプレーしておく
- シミの部分に絨毯用洗剤をスプレーする
- 洗剤をたっぷり含ませた絨毯に白色のタオルをかぶせる
- ヘラを使って、洗剤と一緒に汚れをかき出すようにしてタオルに吸着させる
- シミの色がなくなったタイミングで、水に浸して固く絞った雑巾で汚れと洗剤を拭き取る
- 台所用ラップをシミよりもやや大きめにカットしておく
- 酵素系漂白剤を40℃~50℃くらいのお湯に溶かす
※2リットルに対して8gが目安 - 漂白液に白いタオルを浸して絞り、シミに湿布する
- ドライヤーで温風を当てる
- ある程度温めたら、台所用ラップで覆って30分ほど放置する
- 台所用ラップと白い布を外し、ブラシでこすってシミを落とす
- シミの色がなくなったタイミングで、水に浸して固く絞った雑巾で汚れと漂白剤を拭き取る
1. 絨毯が汚れる原因とは?
絨毯は、フローリングや畳よりも汚れが付きやすい。絨毯が汚れる原因は何だろうか。
絨毯は汚れが付きやすく溜まりやすい
絨毯は、繊維で織られているため、汚れが入り込みやすい。しかも、毛足が長い絨毯だと汚れが目立ちにくくなる。掃除機をかけただけでは、絨毯の奥の方の汚れまで取ることはできない。取り損ねた汚れが蓄積されて、さらに絨毯の汚れはひどくなる。
絨毯を掃除する頻度
絨毯は汚れが目に付きにくいことから、ついつい掃除がおろそかになってしまう。絨毯を掃除する頻度は、基本的にフローリングや畳と同じと考えよう。できれば、毎日掃除するのが理想だ。
2. 絨毯の簡単な掃除方法
絨毯は、普段からこまめに掃除をしておくと汚れが溜まらず、いつもきれいな状態で使うことができる。
ヘアブラシでゴミをかき出す
いきなり掃除機をかけてはいけない。掃除機の吸引力は限られているので、絨毯の奥の方に潜り込んだホコリやゴミは取りきれない。さらに、毛足の長い絨毯だと毛が絡んでしまう。
そこで、掃除機をかける前に、ヘアブラシを使って絨毯の中の汚れをかき出してしまおう。ヘアブラシは、絨毯の毛の流れに逆らって動かすのがコツだ。
掃除機をかける
ヘアブラシでホコリやゴミをかき出したら、掃除機で吸い込む。掃除機は、縦方向と横方向を意識して丁寧にかけるのがコツだ。
縦方向に掃除機をかけたら、今度は横方向にかける。掃除機は、吸引力の強いモードにしておこう。
コロコロでゴミを取る
掃除機をかけ終わったら、最後の仕上げとして粘着性のあるコロコロでゴミを取る。100均でもコロコロは売っているが、できれば絨毯用の粘着力の強いコロコロを使うのがおすすめだ。
重曹や洗剤を使って拭き掃除する
絨毯には、ホコリやゴミだけでなく、皮脂汚れや汗なども付着する。掃除機では取りきれない汚れは、拭き掃除をしよう。拭き掃除で使えるのは「重曹」と「衣類用中性洗剤」だ。重曹は弱アルカリ性なので、皮脂汚れなどの酸性汚れを中和する。衣料用中性洗剤も同じだ。
重曹、または衣料用洗剤で5%程度の洗剤液を作る。その洗剤液をスプレーに入れて絨毯に吹きかける。雑巾で汚れを拭き取ったら、仕上げに固く絞ったタオルで水拭きする。
3. 絨毯に付いたシミの掃除方法
絨毯でくつろいでいると、食べこぼし、飲みこぼしなどをしてシミを作ってしまうこともあるだろう。シミの掃除は、シミの種類によって違ってくるので注意が必要だ。シミを取る前に、色落ちしないかを目立たない場所で確認しておこう。
油性のシミの取り方
(用意するもの)
スプレー容器
白いタオル
雑巾
ゴム手袋
ベンジン(マニキュアの除光液)
スプレー容器
白いタオル
雑巾
ゴム手袋
ベンジン(マニキュアの除光液)
(シミ抜きの手順)
水性のシミの取り方
(用意するもの)
スプレー容器
白いタオル
ヘラ
雑巾
ゴム手袋
絨毯用洗剤
スプレー容器
白いタオル
ヘラ
雑巾
ゴム手袋
絨毯用洗剤
(シミ抜きの手順)
両性や種類不明のシミの取り方
油性か水性か、どちらの性質のシミかわからない場合、あるいは混合シミの場合、はじめに「油性のシミの取り方」を試し、次に「水性のシミの取り方」を試してみる。この順番を逆にしてしまうと、シミが取れなくなってしまう可能性があるので注意しよう。
頑固なシミの取り方
(用意するもの)
台所用ラップ
白いタオル
ドライヤー
ブラシ
雑巾
ゴム手袋
酸素系漂白剤
台所用ラップ
白いタオル
ドライヤー
ブラシ
雑巾
ゴム手袋
酸素系漂白剤
(シミ抜きの手順)
4. 掃除後の絨毯を快適に使うコツ
掃除を終えた絨毯を快適に使うために、習慣にしたいことがある。
週に一度は陰干しする
絨毯は、湿度が高くなるとダニが発生しやすくなる。ダニは湿度が55%以下になると生息しにくくなるため、できるだけ乾燥させることが大切だ。週に一度は絨毯を陰干ししよう。
無理な場合は、絨毯を半分に折って裏面を露出しておくだけでも、裏面にこもった湿度を取り除くことができる。
月に一度は水拭きする
掃除機では取りきれない汚れを取るためにも、月に一度程度水拭きをするといい。水拭きするときには、水に濡らした雑巾を固く絞って絨毯の流れに沿って拭いていく。湿度が高くなるとダニやカビの原因になるので、水拭きのタイミングで陰干しをするといいだろう。陰干しができない場合には、水拭きのあとに必ず乾拭きをしよう。
結論
絨毯は一見汚れていなくても、実は奥の方に汚れが蓄積している。絨毯の掃除は、掃除機をかける前にヘアブラシで奥の汚れをかき出すことから始めよう。また、絨毯に付いたシミは、油性か水性かでシミ抜きの方法が違ってくる。どちらかわからないときには油性のシミ抜きから始めてみよう。絨毯は、週に一度の陰干し、月に一度の水拭きをすれば、いつでも気持ちのいい状態を保つことができる。