目次
1. 魚焼きグリルの種類

こちらでは、まず魚焼きグリルの種類について確認しよう。ガスコンロだけでなく、IHクッキングヒーターにも魚焼きグリルが備えられている商品もあり、受け皿の使い方も種類によって異なる。それぞれの使い方の見分け方を確認しておこう。
水ありと水なしの見分け方
魚焼きグリルを使用するとき、受け皿に水を入れる必要のあるものとないものがある。この見分け方は、まず魚焼きグリルの網の下にある受け皿の表示を確認することだ。
この受け皿に水を入れて使用する旨が記載されていれば、水を入れて使用するタイプのものになる。また、水をいれずに使用する旨が記載されていれば、水なしで使用するタイプのものである。
2. 魚焼きグリルの使い方 | 調理編

こちらでは、魚焼きグリルの使い方について解説しよう。
水なし片面焼きグリルの使い方
水なし片面焼きグリルは、水を入れない使い方で魚を焼ける。水を入れる手間を省け、網に魚がくっつきにくいのが特徴だ。
魚を高温で焼くため、魚独特の生臭さを飛ばし、香ばしく仕上げられることに加えて中はふっくらと焼ける。
片面焼きグリルでは、両面を焼くためには魚をひっくり返す必要がある。そのため、魚の身が崩れやすいのが欠点だ。
水なし両面焼きグリルの使い方
水なし両面焼きグリルは、グリル内の上下から火が出る構造である。そのため、魚をグリルに入れるだけで両面を一度に焼くことが可能であり、ひっくり返す手間なく、短時間で調理できるのが特徴だ。
欠点は、片面焼きグリルよりも火力が強いため、魚の身が網にくっつきやすく、掃除に手間がかかる点である。
水あり片面焼きグリルの使い方
水あり魚焼きグリルは、受け皿に水を入れた使い方をする必要がある。特徴は、受け皿に水を入れて使うため、魚焼きグリル内の温度が過度に上昇したり、魚の身が網にくっついたりすることを防ぐ効果がある点だ。また、調理時に出る魚の脂が受け皿にある水により冷えるため、煙が部屋に充満することを防げる。
水あり魚焼きグリルに水を入れ忘れると、受け皿に魚の脂が落ちて発火する危険性があるため十分に注意しよう。
また、水ありの片面焼きグリルは、魚をひっくり返して調理する必要があることに加え、受け皿に水を入れるため、掃除に少し手間がかかる。
3. 魚焼きグリルの使い方 | 掃除編

こちらでは、魚焼きグリルの掃除の仕方を解説しよう。
油汚れは洗剤で浸け置きする
気になる油汚れは、使用するたびにこまめに洗うことが大切だ。油汚れが落ちないときには、可能な範囲で網と受け皿を分解し、洗剤を入れたお湯につけ置きしてから洗うとよいだろう。
焦げつきはオキシクリーンに浸け置きする
魚焼きグリルが焦げついてしまったときはオキシクリーンに浸け置きするとよいだろう。オキシクリーンは、消臭効果もある酸素系漂白剤であるため、こすらなくても汚れを浮かせてきれいにすることができる。
庫内は重曹やセスキ炭酸ソーダで掃除する
取り外して掃除できない庫内の掃除は、重曹水やセスキ炭酸ソーダ水を作って霧吹きなどで吹きかけ、キッチンペーパーを浸して汚れを浮かせて掃除するとよいだろう。重曹やセスキ炭酸ソーダは食用可能な成分でもあるため、拭き残しがあっても安心だ。
4. 魚焼きグリルの掃除を楽にする使い方

最後に魚焼きグリルの掃除を楽にする使い方を紹介しよう。
アルミホイルを敷く
アルミホイルを網の上に敷いてから魚を置いて焼くと、網や受け皿の汚れを防いで、掃除も簡単に済ませることができる。また、アルミホイルには魚独特の臭いを抑える作用もあるため、一石二鳥だ。しかし、脂の多い魚ではアルミホイルに脂が溜まりすぎて引火してしまう危険性があるため、魚の種類に応じてアルミホイルに穴を開けて脂を落とすなど工夫してほしい。
水と一緒に片栗粉を入れる
水を入れて使用する魚焼きグリルの場合、水と一緒に片栗粉を溶かして入れた使い方をすると調理時に受け皿に落ちた脂が一緒に固まるため、掃除がしやすくなる。
水のかわりに重曹を敷く
水を入れて使用する魚焼きグリルの受け皿に水のかわりに重曹を敷くと、落ちた魚の脂を吸い取るため、受け皿の汚れを抑えることができる。重曹自体は引火性がないため、魚焼きグリルの受け皿に入れて調理することが可能だ。
結論
今回は、適切な魚焼きグリルの使い方について調理方法から掃除方法、魚焼きグリルの掃除を楽にする使い方などについて解説した。ぜひ、当記事を参考に魚焼きグリルを適切に使い、手間をかけずに掃除できるように工夫してほしい。