目次
1. すき焼き鍋の代用品4選!使い方と注意点も解説

すき焼き鍋があると、美味しくお肉が食べられるのであると便利だ。ところが、20~30cmの大きさで場所をとってしまうだけでなく、IHに非対応だったり、使用頻度も少なかったりと持っていても不便と感じる人も多いだろう。しかし、すき焼き鍋はどの家庭にでもある鍋で代用可能だ。それぞれの使い方と注意点も併せて解説する。
ホットプレート
ホットプレートは底が浅いため、焼くスタイルの関西風すき焼きに適している。火を使用しないので、子どもがいる場合におすすめの代用品だ。
・代用する方法と注意点
ホットプレートは浅いので割り下がこぼれないように注意しよう。最近では、深めのホットプレートもあるので、できれば深めを使用した方が安心だ。
難点として、すき焼き鍋と比較すると洗いにくく手入れが面倒なところがある。
フライパンまたはスキレット
どのご家庭にもあるフライパン。一番お手軽なだけでなく、形状も似ており、素早く火を通す。ふだんの料理感覚ですき焼きを作れるのもフライパンのメリットだ。ティファールのような取っ手が取れるフライパンをすき焼き鍋の代用に使用すれば、見た目もすき焼き鍋に近づけられるのでおすすめだ。
スキレットもすき焼き鍋の代用できる。鋳鉄という素材でできており、熱を逃しにくく、熱伝導にも優れており、フライパンと同じような使い方ができるので、すき焼き鍋として手軽だ。スキレットにはさまざまなサイズが売られているので、小さいものなら一人暮らしでも気軽にすき焼きを楽しめる。
・代用する方法と注意点
ステンレス製のフライパンだと、すき焼き鍋と比較し熱伝導が弱く、火を通す時間が長くなってしまうので、お肉がかたくなりやすい。フッ素樹脂加工のフライパンを使用する場合は、加熱温度に注意が必要だ。同フライパンは、焦げ付き防止のためにフッ素樹脂加工が施されている。しかし、390度を超えると有毒ガスが発生する。すき焼きの調理で390度を超えてしまうことはあまりないと思うが、空焚きなどしないように注意しよう。
スキレットは、フライパンと比較すると重く、表面に焦げ防止加工が施されていないので、焦げ付きやすい難点があることを覚えておこう。
土鍋
比較的安価で、寒い冬にも大活躍する土鍋は、すき焼き鍋の代用品として活用できる。土鍋では、関東風のすき焼きを作るのがおすすめだ。
・代用する方法と注意点
土鍋は底が丸く深いので、水分が蒸発しにくい形だ。すき焼き鍋とは真逆の仕組みをしている。割り下が多すぎるとすき焼き風鍋になってしまうため、割り下は少量ずつ加えるようにしよう。
土鍋の難点として、焼く料理には不向きという点が挙げられる。空焚きすると土鍋が割れてしまうので、割り下で煮込む関東風で作るようにしよう。関東風のすき焼きにすれば、鍋の素材にこだわることなく煮込めばいいので、自宅で作る際にはおすすめだ。
ホーロー鍋
ルクルーゼなどが代表的であるホーロー鍋は、洋風の料理などに使用され、オシャレなデザインも多い。ホーロー鍋は、冷めにくく火の通りが早い特徴がある。お肉がかたくなりにくいだけでなく、最後まで冷めることなく食べられるので、すき焼き鍋の代用としてルクルーゼなどのホーロー鍋は使いやすい。
・代用する方法と注意点
ホーロー鍋は、保温性に優れているため、水分が逃げにくい。すき焼きは水分を飛ばした方が美味しくなる。割り下を少しずつ入れて調整し、ふたをしないで調理するようにしよう。
2. すき焼き鍋の代用品で美味しく作るコツ

すき焼き鍋と代用品では特徴が異なるため、同じようにすき焼きを作るとうまくいかないことも。コツを押さえれば、美味しく作れるので、ポイントを確認しよう。
割り下をやや濃いめに作っておく
すき焼き鍋は水分が蒸発しやすい設計となっており、余計な水分を飛ばすことで味がぼやけることなく美味しく仕上げられる。しかし、ほとんどのすき焼き鍋の代用品は水分が蒸発しにくく、味がぼけやすくなる傾向にあるので、割り下をやや濃いめに調整しよう。
根菜などの具材は下ゆでしておく
熱伝導に優れているすき焼き鍋と比較すると、代用鍋は加熱時間が長くなりやすい。お肉がかたくなる問題が生じる。そこで、火が通りにくい根菜などの野菜は事前に下ゆでしておくと加熱時間が短縮され、短時間で調理を終わらせられる。
3. すき焼き鍋と普通の鍋の違いは?
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そもそもすき焼き鍋と代用の普通の鍋との違いは何なのだろうか?すき焼き専用鍋がある理由も合わせて解説する。
すき焼き専用鍋がある理由
すき焼き鍋は、代用品の鍋と比較すると底が平らで浅く、口が広い特徴がある。水分が蒸発しやすく普通の鍋より水っぽくならずに作ることが可能だ。鉄製なら、熱伝導が早いためお肉に火が通りやすく、かたくならず美味しくいただける。実は、すき焼き鍋を餃子やパエリアなどのオーブン料理に代用できるので、使ってみるのもおすすめだ。
4. すき焼き鍋がなくても身近なもので代用できる

すき焼き鍋の代用となるものを紹介した。すき焼き鍋がなくても、身近なもので代用できることが理解できただろう。すき焼き鍋を持っている人も、家族が多く集まり一つのすき焼き鍋では足りないときの代用術として知っておくといい。
結論
すき焼き鍋は、出番が少ないこともあり買うのをためらう人もいるだろう。家庭にある鍋をすき焼き鍋として代用できる。鍋によって注意点が異なるので、それぞれの鍋のポイントをしっかりと押さえて作ってみてほしい。