目次
- 1. 洗濯機の臭いの原因 | カビ
- 2. 洗濯機の臭いの原因 | 下水
- 3. 洗濯機の臭いの原因 | 洗剤
- 4. 洗濯機の臭いの原因 | ゴム
- 5. 洗濯機の臭いの原因 | 焦げ
- 6. 洗濯機の臭いを予防するコツ
1. 洗濯機の臭いの原因 | カビ

洗濯機の臭いの原因がカビである場合、なぜ発生し、どのように取り除けばよいのだろうか。
カビが発生する原因
カビは、気温が15度から30度ほど、湿度が70%以上の環境で発生しやすくなる。特に水を使用する洗濯機では、洗濯槽の裏をはじめ、洗剤入れや糸くずフィルターなどに発生したり、増殖したりする。
カビの臭いの取り方
カビの臭いを取るには、洗濯槽クリーナーや重曹などを使用して洗濯槽を掃除するのが効果的だ。
【ドラム式は塩素系クリーナーがおすすめ】
洗濯槽クリーナーは大きく分けると酸素系と塩素系の2種類だ。酸素系のクリーナーで十分な洗浄効果を得るためには、多量の水の中に長時間浸け置きする必要がある。そのため、ドアが横開きであり、使用する水量も少ないドラム式洗濯機に酸素系クリーナーは不向きだ。ドラム式の洗濯機を掃除するときには、塩素系クリーナーを選ぶことをおすすめしたい。
2. 洗濯機の臭いの原因 | 下水

洗濯機の臭いは、下水が原因になっていることもある。
下水の臭いの原因
洗濯機に下水の臭いが上がる原因は、排水口に排水トラップがなかったり、排水トラップ内に封水のための水が不足していたり、汚れていたりすることが考えられる。
下水の臭いの取り方
排水トラップがない場合は、専門の業者に依頼して設置してもらおう。排水トラップ内の水が不足している場合は、水を注ぐと気になる臭いが上がらなくなる。汚れている場合は、排水トラップ内に重曹と酢を注いで15分ほど放置し、汚れを浮かせた後に歯ブラシなどで汚れを取り除くとよい。
3. 洗濯機の臭いの原因 | 洗剤

洗剤が洗濯機の臭いの原因になることもある。
洗剤の臭いがする原因
洗濯機に洗剤の臭いがするのは、洗剤をきちんと計測せず必要量よりも多く使用しているためだ。
洗剤の臭いの取り方
洗剤の臭いを取るには、まず適量の洗剤を使用することを心がけ、すすぎの水量や回数を見直すとよいだろう。
4. 洗濯機の臭いの原因 | ゴム

洗濯機のゴムの臭いは何が原因なのだろうか。
ゴムの臭いの原因
洗濯機のゴムの臭いの原因は、窓パッキングなどのゴム部品や機械油にある。乾燥機能のある洗濯機では新品でゴムの臭いがする場合もあり、乾燥時の熱により臭いを感じることも多い。
ゴムの臭いの取り方
洗濯機のゴムの臭いは、洗濯機を使用し続けるだけで徐々になくなっていくといわれる。使用を継続してもゴムの臭いが軽減しない場合は、購入メーカーや店舗に点検や修理の依頼をすることを検討しよう。
5. 洗濯機の臭いの原因 | 焦げ

洗濯機に焦げた臭いがする原因を紹介しよう。
焦げた臭いがする原因
洗濯機に焦げた臭いがするときは、不具合が生じている可能性がある。また、脱水時に洗濯機の底にある回転翼(パルセーター)や外側部分にピンなどの小さな金属や衣類が挟まり、摩擦が生じていることがある。
焦げた臭いの取り方
焦げた臭いの取り方は、まず洗濯機の中を観察し、洗濯機の運転を妨げているものがないか確認することからはじめよう。何か挟まっている場合は、自分で取れるものは取り除くとよいが、自分で取るのが難しい場合は故障を防ぐためにも専門業者に依頼してほしい。また、洗濯機の中に何も異物がないのに焦げた臭いが続くときには、購入メーカーや店舗に点検や修理を依頼しよう。
6. 洗濯機の臭いを予防するコツ

上記のような対策を取っても、洗濯機の使い方によってはイヤな臭いが気になることがある。最後に洗濯機の臭いを予防するコツを紹介しよう。
洗濯機の中に洗濯物を放置しない
洗濯物を洗濯機に入れたままでは、雑菌がどんどん繁殖してしまう。そのため、洗濯物を入れたらすぐに洗い、洗濯が終わり次第すぐに取り出して乾燥させることが大切だ。
お風呂の残り湯ですすぎをしない
お風呂の残り湯を使用する場合は「洗い」のときに使用し、「すすぎ」のときは新しい水を使用しよう。お風呂の残り湯には目に見えない雑菌が含まれているため、すすぎに使用すると洗濯した洗濯物に雑菌が付着することになる。気になる臭いの原因になってしまうので注意しよう。
使用後は洗濯機の蓋を開けておく
洗濯機の蓋を閉めたままでは、内部の湿度が高まり、臭いの原因になる細菌が繁殖しやすい環境になる。そのため、使用後は洗濯機の蓋を開けておくようにしてほしい。
結論
今回は、洗濯機の臭いの原因をはじめ、原因ごとの臭いの取り方、洗濯機の臭いを予防するコツについても詳しく解説した。洗濯機の臭いが気になるときには、ぜひ当記事を参考に洗濯機の状況を確認したうえで適切な臭いの取り方を実践し、快適に洗濯機を使用してほしい。