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排水口の部品

キッチンの「排水口のヘドロ」はコレで一発除去!除菌もできる効果的な【必殺掃除術】とは

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年10月 7日

キッチンの掃除で一番嫌われるのが排水口の掃除だ。ヘドロのようなヌメリは、手で触るのも気持ちが悪いため、見てみぬふりをしてしまう方も多いのではないだろうか。しかし、キッチンの排水口のヘドロは、悪臭や害虫、雑菌の原因となる。ここでは、キッチンの排水口のヘドロの原因、溶かす方法、予防策などを紹介しよう。

  

1. キッチンの排水口にヘドロがつく原因

キッチンの排水口
キッチンにヘドロ状の汚れが付着するのは、なぜだろう。このヘドロ状の汚れは放置しておいてもいいのだろうか。

主な原因は食べ物のカスや洗剤のカス

キッチンの排水口にたまるヘドロの原因は、排水口に入り込んでしまった食べカスや洗剤カスだ。食べカスのなかでも、とくにヘドロになりやすいのが油である。油は排水口の内側にこびりつきやすく、またほかの汚れを取り込んでしまうため、ヘドロになりやすいのだ。

ヘドロを放置する危険性

排水口のヘドロ状態の汚れを掃除するのは、見ただけで嫌になってしまうものだ。しかし、ヘドロを放置すると、見た目だけでなくさまざまな危険性が出てくる。たとえば、悪臭が発生すれば、腐敗臭や下水臭がキッチン全体に蔓延することになる。
また、排水口のヘドロは、雑菌にとっては格好のエサ場だ。同じようにヘドロをエサとするチョウバエなどの虫が大量に繁殖する恐れもある。さらにヘドロで排水管が詰まって、水漏れを起こす危険性もあるのだ。このように、ヘドロを放置しておけば、さまざまなトラブルを呼ぶことになる。

2. キッチンの排水口のヘドロを溶かす方法

パイプクリーナー
キッチンの排水口のヘドロを溶かすのには、いくつかの方法がある。ヘドロ状態を見極めながら、溶かす方法を選択しよう。

塩素系漂白剤を使う

キッチンの排水口のヘドロ汚れを溶かすには、塩素系漂白剤を使うのが最も手軽な方法だ。漂白だけでなく、除菌も同時に行える。ただし、塩素系漂白剤を使うときには、必ず窓を開けるようにしよう。また、塩素系漂白剤は刺激が強いので、ゴム手袋を付けることをおすすめする。
まずは排水口のカバー、ゴミ受け、排水トラップなど、できる限りの部品を取り外していこう。ヘドロに対してキッチン泡ハイターをスプレーし、30分ほど放置する。そのあと、タワシやスポンジを使って擦り洗いしながら洗剤を洗い流せば完了だ。

液体パイプクリーナーを使う

液体パイプクリーナーに含まれる次亜塩素酸塩は、濃度が高く、汚れに密着しやすいのでヘドロ汚れを溶かすのに効果的だ。まずは排水口のパーツをすべて外し、排水管口が見えるようにしよう。次に排水管口にパイプクリーナーを規定量投入する。1時間ほど放置したら外したパーツを元に戻し、水と一緒にヘドロを流そう。

粉タイプの洗剤を使う

排水口用の粉タイプの洗剤は、発泡作用でヘドロを溶かす効果が期待できる。排水口のヘドロ部分に粉を振りかけ、そこに水を加えると、発泡してヘドロを浮き上がらせ、掃除を簡単にしてくれるのだ。

過炭酸ナトリウムを使う

環境のことを考えると、ナチュラル洗剤の過炭酸ナトリウムを使うことをおすすめする。過炭酸ナトリウムは酸素系漂白剤で、塩素系漂白剤よりも刺激が少ない。まずは大さじ2杯程度の過炭酸ナトリウムを排水口の周辺に盛ろう。45~50℃のお湯コップ2杯をゆっくりと流し、排水口、排水管全体に行き渡らせてヘドロを溶かしていく。1時間ほど放置したら、再度お湯を流し込んで溶かしたヘドロを洗い流そう。

3. キッチンの排水口のヘドロを溶かす以外の掃除方法

重曹
キッチンの掃除は、ヘドロを溶かすだけではない。ヘドロの原因となる油や食材カスなどもきれいに掃除しよう。

重曹とお酢を使う

ナチュラルクリーニングの代表格である重曹とお酢を使った掃除方法だ。重曹とお酢を2:1の割合で組み合わせて使う。排水口全体に重曹を振りかけたら、その上にお酢をかけていこう。すると発泡作用が起こり、汚れを浮き立たせてくれる。30分ほど放置したら、お湯で洗い流せばOKだ。

雑巾やタオルを使う

排水口がヘドロなどでつまり気味の場合に使える方法だ。まずは排水口のパーツをすべて外し、排水口を要らなくなったタオルや雑巾でふさごう。次にシンクにお湯を半分程度ため、タオルを一気に引き抜く。お湯の勢いでヘドロが押し流され、つまりかけていた排水口の通りもよくなるはずだ。

ペットボトルを使う

ペットボトルを使って排水管内の水圧を上げ、たまっているヘドロ汚れを取る方法だ。まずは排水口のパーツをすべて外し、排水管の入り口に隙間なくペットボトルの口を差し込もう。次にペットボトルを押しつぶして、中の空気を送り込む。一度ペットボトルを引き抜き、空気を入れたら、再び排水管の入り口にセットして空気を送り込もう。この作業を何度か行うと、中に詰まったヘドロを流すことができる。

4. キッチンの排水口のヘドロを予防するには?

三角コーナー
キッチンの排水口はヘドロができやすい場所だ。普段からちょっとしたことに注意すれば、ヘドロを予防することができる。

三角コーナーやゴミ受けをキレイにする

キッチンにある三角コーナーやゴミ受けに生ゴミをため込んでいないだろうか。生ゴミは、悪臭や雑菌の原因となる。少し油断していただけで、ヌメリが出てそれが排水口のヘドロの原因ともなる。三角コーナーやゴミ受けに入っている食べカスなどは、夜寝る前に後始末しておこう。水切り穴が付いたゴミ袋があれば、そのままゴミとして捨てることができて便利だ。

ゴミ受けにアルミホイルや炭を入れる

ゴミ受けにアルミホイルを軽く丸めたものを置いておくと、金属イオンによる殺菌・抗菌効果が期待できる。また、炭にも抗菌効果があるので、小さめの炭をゴミ受けの底に敷けばヌメリ、臭い防止になる。

シンクや排水口にお湯をかける

シンク内や排水口には、汚れが付きやすい。とくに油汚れは水では取れにくいので、お湯をかけて汚れを流すといいだろう。熱湯では排水管が劣化して傷んでしまうので、50~60℃程度のお湯を流すようにしよう。

結論

キッチンの排水口のヘドロ汚れを溶かすには、塩素系漂白剤、液体パイプクリーナー、過炭酸ナトリウムを使うといい。ヘドロがひどくなってしまう前に、重曹・お酢、タオル、ペットボトルを使って、ヘドロを取り除くようにしよう。また、普段からゴミ受けにゴミを放置せず、アルミボールや炭などを使って予防することが大切だ。
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  • 更新日:

    2022年10月 7日

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