目次
1. お風呂の排水口のにおいやつまりの原因

お風呂の排水口のにおいやつまりには、お風呂独特の原因がある。
お風呂の排水口のにおいの原因
お風呂の排水口のにおいの原因は髪の毛、石鹸カス、皮脂汚れだ。これらのゴミが溜まることで、臭いにおいが発生する。絡み合って塊になったゴミをそのまま放置しておくと雑菌が繁殖する。雑菌による腐敗臭が発生すると、お風呂の排水口からの臭いにおいは増々強くなっていくのだ。
お風呂の排水口のつまりの原因
お風呂の排水口のつまりの原因は、ヌメリの蓄積だ。雑菌の繁殖の結果がヌメリだが、ヌメリはほかの汚れも引き寄せ、雪だるま式に大きくなってつまりの原因となる。また、固形物が流れて排水口をつまらせることも多い。カミソリの替刃、輪ゴムなど、うっかり排水口に流してしまうことで、汚れがせき止められてつまりの原因となる。
ただし浴室内のつまりを解消してもつまりが改善されない場合には、排水桝がつまってしまっている可能性がある。排水桝は、排水をまとめて下水に流すための設備で、屋外に設置されている。排水桝のつまりの解消は素人では難しいので、専門の業者に依頼することになる。
2. お風呂の排水口の掃除方法

お風呂の排水口の掃除は、汚れに合わせて洗剤などを選ぶと効率的だ。
洗い場の排水口の掃除方法
ヘドロやカビには塩素系漂白剤を使う
お風呂の排水口のにおいがひどいときには、ヘドロやカビが原因かもしれない。ヘドロやカビの掃除には、塩素系漂白剤を使おう。まずは排水口のパーツをできるだけ外し、大きなゴミを取り除く。次に外したパーツを塩素系漂白剤に浸して、20分程度放置してから洗い流せば完了だ。
石鹸カスや皮脂汚れには重曹とクエン酸を使う
排水口に石鹸カスや皮脂汚れがこびりついていたら、重曹とクエン酸を使って掃除しよう。アルカリ性汚れの石鹸カスにはクエン酸、酸性汚れの皮脂汚れには重曹を使うと効果的だ。ほとんどの場合、石鹸カスと皮脂汚れは混ざり合っているので、クエン酸と重曹を同時に使うことで、両方の汚れを落とすことができる。
浴槽の排水口の掃除方法
浴槽の排水口は、そのまま洗い場の排水口につながっている。洗い場の排水口と同じように、髪の毛や皮脂汚れなどでつまる可能性がある。うまく浴槽のお湯が排出できない場合には、ラバーカップでつまりを解消しよう。
排水トラップの掃除方法
排水トラップは、排水口のふたの下に設置されている。下水の臭いにおいや逆流を防ぐため、水を貯めておくシステムだ。排水トラップの水はけが悪くなると、水が逆流してにおいの原因となるのでしっかりと掃除しておこう。排水口のパーツを取り外してから、排水トラップ内部の汚れをスポンジや歯ブラシで掃除すればOKだ。髪の毛などがつまっていたら、ピンセットなどで取り除こう。
排水管の掃除方法
排水管はなかなか手が届きにくい場所だ。そこで、パイプクリーナーを使って掃除をするといいだろう。パイプクリーナーは、適量を排水口に注ぐだけだ。商品ラベルの取り扱い説明書をよく読んで、放置時間などをチェックしてから使うようにしよう。
3. お風呂の排水口を清潔に保つコツ

せっかく掃除をした排水口だ。できるだけ清潔に保っておきたい。
こまめに掃除する
お風呂は体の汚れを落とす場所だ。お風呂を使うたびに、どうしてもお風呂の排水口は汚れる。しかし、この汚れを溜め込むから嫌なにおいやつまりの原因となるのだ。お風呂から出るたびに排水口のゴミ捨てを習慣にし、週に1回程度掃除をするだけで排水口を清潔に保つことができるだろう。
アルミホイルを丸めて入れる
アルミホイルは、水に触れると金属イオンを発生させる。雑菌は金属イオンを嫌うため、ヌメリ防止に効果が期待できるだろう。アルミホイルが水に接触する部分を多くするため、ふんわりと丸めて排水口に置くだけだ。汚れが目立ってきたら、新しいものと交換しよう。
ヘアキャッチャーにネットを付ける
洗い場に取り付けられているヘアキャッチャーは、あまり目が細かいとはいえない。髪の毛や小さなゴミが通り抜けてしまう可能性がある。そこで、ヘアキャッチャーに目の細かいネットを付けるといいだろう。100均でも手軽に購入することができる。こまめに交換して、お風呂の排水口を清潔に保ってほしい。
結論
お風呂の排水口の臭いにおいやつまりの原因は、髪の毛、皮脂汚れ、石鹸カス、固形物だ。洗い場の排水口のヘドロやカビ掃除には、塩素系漂白剤を使おう。石鹸カスや皮脂汚れにはクエン酸と重曹を同時に使うと効果的だ。排水口の衛生を保つためには、こまめな掃除が大切だ。また、アルミホイル、ネットといったアイテムも積極的に活用しよう。