このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
キッチンの排水口

キッチンの排水口のつまりは「布とお湯」で一発解消できる!?意外すぎる解消方法と厄介なつまりの原因とは

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年10月13日

キッチンの排水口は、水回りの中でもとくにつまりやすい場所だ。そしてキッチンの排水口がつまると、悪臭や雑菌、害虫の原因となる。ここでは、キッチンの詰まる原因や場所、自分でつまりを解消する方法などを紹介する。キッチンの排水口のつまりを解消して、調理のモチベーションもアップさせよう。

  

1. キッチンの排水口のつまりの原因

油
キッチンの排水口のつまりの原因は、いろいろある。原因に合わせた対策が必要だ。

油汚れ

キッチンの排水口つまりの原因で最もやっかいなのが油汚れだ。料理で使う油は、冷えると固まる性質がある。揚げ物の油を排水口に流すことはないだろうが、フライパンに残った少量の油などはついつい排水口に流してしまうときもあるだろう。少量でも毎日繰り返していると、排水口に徐々にたまってつまりの原因となってしまうのだ。

洗剤や石鹸のカス

食器を洗うときに使う洗剤も、石けんカスとなってつまりの原因となる。流しきれなかった洗剤が、徐々に排水口にたまっていってしまうのだ。

食材のカスやヌメリ

排水口には、ゴミ受けが付いている。比較的大きなゴミならキャッチできるが、細かな食材のカスまでは取りきれない。ゴミ受けをすり抜けたカスがほかの汚れと混ざると、つまりの原因となるのだ。また、カスをそのままにしておくと、雑菌が繁殖してヌメリが発生する。ヌメリはつまりの原因だけでなく、悪臭の原因となるため注意が必要だ。

固形物

キッチンで使っているものや、食品に付いているものをつい排水口に落としてしまうことがある。たとえば小さなスポンジ、キャップなどだ。小さな固形物でもそこにさまざまな汚れが付着していくと、排水管が狭くなってつまりの原因となる。

排水桝や下水道の問題

キッチンの排水は、排水口から排水管を通って屋外の排水桝を通過し、下水道へと流れていく。排水桝や排水管に問題があると、排水が逆流してキッチンの排水口からあふれてしまうことがある。

2. キッチンの排水口でよくつまりが起きる場所

排水管
キッチンの排水口にはつまりやすい、とくにメンテナンスが必要な場所がある。

排水トラップ

排水トラップとは、下水からの臭いや害虫などが侵入しないようにするための設備だ。排水トラップは曲がりくねった構造のため、油汚れや食べカスがたまりやすい。

排水管

排水トラップに異常がない場合は、排水管が詰まっている可能性がある。排水口をすり抜けた油汚れ、小さなごみなどが排水管の内側に付着して、つまりの原因となるのだ。

3. キッチンの排水口のつまりを自分で解消する方法

キッチン
キッチンの排水口のつまりが起こったら、業者に依頼する前にまず自分で解消してみよう。

洗剤で溶かす

まず試したいのが、洗剤で汚れを溶かす方法だ。排水口周辺の汚れは確認しやすいが、排水管内は目に見えにくいので、洗剤で溶かす方法がおすすめだ。まずは、パイプクリーナーを使ってみよう。必ず取扱説明書を確認しながら作業してほしい。

重曹とクエン酸で溶かす

ナチュラルクリーニングの重曹とクエン酸を使った方法だ。まず排水口全体に重曹をふりかけたら、そこにクエン酸をかけていく。次にぬるま湯を少しずつかけて、発泡作用によって汚れを浮かび上がらせる。30分~1時間ほど放置し、お湯で汚れを流せば完了だ。

布とお湯を使う

不要になった布とお湯でキッチンの排水口のつまりを解消する方法だ。排水トラップをすべて外し、排水管に不要になった布を敷き詰めよう。シンクに7~8分目ほどお湯をためたら、一気に布を引き抜いて勢いよくお湯を流す。水圧によって、つまりの原因を取り除くことが可能だ。

ワイヤーブラシで掃除する

市販のワイヤーブラシで掃除をしてつまりを解消する方法だ。排水口のふたやトラップを外し、排水管にワイヤーブラシを挿入するだけだ。直接的につまりの原因を取り除くことができる。

ラバーカップで圧力をかける

ラバーカップを使って排水口のつまりを解消する方法だ。シンクに15cmほど水をためてからラバーカップを排水口に押し付け、一気に引き抜いて排水口のつまりを取り除く。トイレやお風呂の排水口のつまりにも使うことができるアイテムだ。

ペットボトルを使う

ワイヤーブラシやラバーカップなど専用の道具がない場合には、ペットボトルで代用してみよう。まずは排水口のゴミ受けカゴやトラップなどをすべて外そう。そこに空のペットボトルを差し込んでペットボトルを押しながら空気を送り込む。この作業を何度か繰り返すことで、排水管内部の水圧が上がるため、固形物が取れる可能性があるのだ。

4. キッチンの排水口のつまりを予防するには?

排水口の部品
キッチンの排水口のつまりは、予防することが第一だ。つまる前に予防方法を実行しよう。

ゴミ受けにネットを付ける

キッチンの排水口には、ゴミ受けがある。しかし、ある程度の大きさのゴミなら受けられても、細かなゴミは排水口に流れ出てしまうことが多い。そこで、細かいゴミを排水口に流さないため、ネットを付けることをおすすめする。使い捨てでコスパのよいネットも販売されているので、試してみてほしい。

油や食べ物カスを流さないようにする

できるだけ、油や食べカスを流さないようにすることもキッチンの排水口のつまりを予防する大切な習慣だ。フライパンを洗うときには、キッチンペーパーや要らない布で油分を拭き取るなどのひと手間で、排水口のつまりを予防できる。

定期的に掃除する

キッチンの排水口は、常に汚れにさらされている場所だ。気が付かないうちに汚れがたまっていることもある。そのため、定期的にキッチンの排水口のつまりを掃除するように心がけよう。つまりはこまめな掃除で予防することができる。

結論

キッチンの排水口のつまりは、油汚れ、石けんカス、食材カス、固形物などが原因となる。とくに排水トラップや排水管などがつまりやすいので注意が必要だ。排水口のつまりを自分で直すためには、洗剤、重曹・クエン酸、布、ワイヤーブラシ、ペットボトルなどが使える。また、油や食べかすを流さないようにしてつまりを予防し、定期的に掃除をしよう。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2022年10月13日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧