目次
- 1. トイレ特有の悪臭を招く「尿石」とは
- 2. トイレの尿石を除去する方法|男性用小便器の場合
- 3. トイレの尿石を除去する方法|一般的な便器(大便器)の場合
- 4. トイレの尿石を掃除する際の注意点 トイレの尿石を少しでも防ぐためにできることとは?
- マイナスドライバー
- ゴム手袋
- トイレ用酸性洗剤
- 割り箸
- ドライバーで止水栓を時計回りに回して閉める
- 排水口の上にある目皿を取り外して排水路内の水を排出する
- 酸性洗剤の原液を尿石が浸かるまで入れる
- 4時間ほど放置したあと割り箸などで尿石をこすり取る+D30
- 酸性洗剤が残らないように水でキレイに洗い流す
- 止水栓を反時計回りに回して元の位置に戻す
- ゴム手袋
- トイレ用酸性洗剤
- トイレ用ブラシ
- トイレットペーパー
- 酸性洗剤を尿石に塗布して2~3分放置する
- トイレ用ブラシで尿石を擦り落とす
- 酸性洗剤が残らないように水でキレイにすすぐ
1. トイレ特有の悪臭を招く「尿石」とは

トイレに発生する尿石の基礎知識を解説する。原因やにおいについてチェックしておこう。
尿に含まれる成分などの複合汚れ
トイレに付着している黄色の汚れ(黄ばみ)が尿石だ。これはリン酸カルシウムやタンパク質などでできた複合汚れで、飛び散った尿が原因になる。便器のフチや便座裏に付着した尿は流されずに残るため、頑固な尿石になりやすい。
アンモニア臭の原因となる
尿石を放置すると蓄積されて落としにくくなる。さらに尿石ができるときにアンモニアが発生するため、悪臭の原因にもなる。アンモニア臭がする場合は尿石が付着している可能性が高いので、キレイに掃除することが大事だ。
2. トイレの尿石を除去する方法|男性用小便器の場合

男性用小便器は尿が飛び散りやすく、尿石も発生しやすい。必要な道具と取り方を確認して、しっかりと掃除しよう。
用意するもの
トイレの尿石はアルカリ性の汚れなので、サンポールなどのトイレ用酸性洗剤が有効だ。手に付着すると手荒れの原因になるため、ゴム手袋をつけてから作業してほしい。刺激臭があるので使用中は換気をしておこう。
掃除方法
目皿やセンサーなど樹脂や金属のパーツに、酸性洗剤がかからないように注意して掃除してほしい。センサーやコントローラーなどの機械部品は、サランラップでおおって保護しておこう。取り外した目皿は、トイレ用の中性洗剤とブラシで擦り洗いをすればOKだ。
3. トイレの尿石を除去する方法|一般的な便器(大便器)の場合

一般的なトイレに発生した尿石の掃除方法を解説しよう。頑固な尿石をスッキリ落とすためのコツを紹介する。
用意するもの
手荒れの原因になるのでゴム手袋をしてから作業しよう。トイレのフチなどの細かい部分の掃除には、古い歯ブラシを使うとよい。
掃除方法
4. トイレの尿石を掃除する際の注意点

トイレの尿石を掃除する前に、確認しておきたいポイントを解説する。3つの注意点をチェックしておこう。
取扱説明書やメーカーのホームページは必ず事前に確認すること
一部のメーカーでは、トイレ掃除に酸性洗剤の使用を推奨していない。取扱説明書やホームページで、正しい掃除方法を調べておこう。酸性洗剤が使用できない場合は、トイレ用の中性洗剤を使用してほしい。
酸性洗剤とアルカリ性(塩素系)洗剤は絶対に混ぜないこと
酸性洗剤とアルカリ性洗剤を混ぜると、毒ガスが発生する。塩素系漂白剤やカビ取り剤がアルカリ性洗剤にあたるので、酸性洗剤とは別々に使うことが大事だ。
便器の尿石を「削る」方法はおすすめしない
耐水性のサンドペーパーで尿石を削る方法もあるが、避けたほうがよい。便器は陶器でできているため、傷がついてしまう。なお、同じ理由で硬いスポンジやブラシも使用しないほうがよいだろう。
5. トイレの尿石を少しでも防ぐためにできることとは?

日頃からの対策でトイレの尿石はつきにくくなる。掃除の手間を減らすために実践したい予防法をまとめたので参考にしてほしい。
男性は座って用を足す
立って用を足すと尿が飛び散るので、便座裏や便座のフチに尿石ができやすい。男性も座って用を足して、尿の飛び散りをなるべく減らすとよいだろう。
こまめに掃除をする
頑固な尿石になる前に掃除することが重要だ。1週間に1回の頻度で簡単な掃除をすれば、尿石などの汚れが蓄積しにくい。トイレを汚れにくくする、トイレ用コーティング剤を活用するのもおすすめだ。
結論
トイレの尿石は蓄積すると落としにくくなる。アンモニア臭の原因にもなるので、正しい取り方で除去してほしい。尿石に効果的な酸性洗剤を活用してスッキリと落とそう。取扱説明書を確認する、洗剤は混ぜないなど、注意点も確認しておくと安心だ。尿石のつきにくくするための予防法も紹介したので、あわせて実践してほしい。