目次
- クエン酸水
- キッチンペーパー
- スポンジ
- ラップ
- キッチンペーパーをかぶせてクエン酸水を吹きかける
- ラップでキッチンペーパーをおおい30~40分ほど放置する
- ラップとキッチンペーパーを外したらスポンジで擦る
- クエン酸水が残らないように念入りに洗い流す
- 水気が残らないようにキッチンペーパーで拭き取る
1. キッチンの水垢の原因

キッチンの水垢をキレイに落とすための基礎知識を紹介する。水垢が発生する原因と、金属石鹸について解説しよう。
水道水のミネラル成分が主な原因
水垢は水道水に含まれるミネラル成分が固まったものだ。食材や食器を洗ったときに飛び散った水滴を放置していると、水分が蒸発してミネラルだけが残る。それがウロコ状の白い水垢になるわけだ。付着したばかりの水垢なら軽く擦るだけでも落ちるが、放置すると蓄積して落ちにくくなってしまう。
金属石鹸(石鹸カス)の場合もある
ミネラル成分と石鹸カスが結合すると金属石鹸になる。石鹸カスとは石鹸の油分成分で、主にお風呂場などで見られるものだ。キッチンで石鹸を使用している場合は注意しよう。水垢と石鹸カスが混ざった金属石鹸はとくに落としにくいので、頑固な汚れになる前に除去したい。
2. キッチンの水垢落としに適した洗剤

キッチンの水垢を効率よく除去したいなら、適した洗剤を選ぶことが重要だ。水垢と油汚れに有効な洗剤を紹介する。
アルカリ性の水垢なら「クエン酸」
水垢はアルカリ性の汚れなので、反対の性質である酸性で中和できる。酸性のクエン酸を使って除去しよう。安全性が高い成分であり、食べ物を扱うキッチンでも使いやすい。
油汚れなども落とすなら「重曹」
油汚れは酸性なので、アルカリ性の重曹が効果的だ。クエン酸で除去できない汚れに使ってみてほしい。なお、セスキ炭酸ソーダは重曹よりやや濃度が高いアルカリ性で、頑固な油汚れにも効果を発揮する。
3. キッチンの水垢の掃除方法

キッチンの水垢掃除に必要なものと落とし方を解説しよう。頑固な水垢や、クエン酸で落ちない汚れの掃除方法とあわせてまとめたので実践してみてほしい。
用意するもの
水200mlにクエン酸小さじ1を加えればクエン酸水になる。スプレーボトルに入れて混ぜ、水垢にシュッと吹きかけよう。
水垢の落とし方
たっぷりのクエン酸水を吹きかけるのが水垢掃除のポイントだ。蛇口の水垢を落とす際には、キッチンペーパーとラップの上から輪ゴムをかけて固定するとよい。
頑固な水垢にはメラミンスポンジが効果的
クエン酸水で落ちない頑固な汚れは、メラミンスポンジで擦って落とすとよい。水を含ませて擦ることで、蓄積した水垢を削り取れるだろう。ただし、表面にツヤ加工がされたステンレスやホーローのシンクは表面に傷がつく恐れがあるため、メラミンスポンジの使用はNGだ。
クエン酸で落ちない汚れには重曹を使ってみよう
クエン酸で落ちない場合、水垢に酸性の油汚れが混じっている可能性がある。アルカリ性の重曹を使用して、落ちるかどうかチェックしてみよう。
大理石のキッチンはクエン酸も重曹も使用不可
表面が傷ついてザラザラになるので、大理石のキッチンではアルカリ性や酸性の洗剤は使えない。同じ理由でクエン酸や重曹もNGだ。台所用中性洗剤を塗布した柔らかいスポンジで擦り、最後に乾拭きしてほしい。
4. キッチンの水垢を少しでも減らすには?

キッチンの水垢は日頃からの予防で軽減できる。効果的な3つの方法を紹介しよう。
水気を拭き取る
キッチンに水気が残ると水垢の原因になるので、小まめに拭き取ってほしい。吸水性の高い台拭きを用意しておき、食材や食器を洗ったあとにサッと拭き取るのがおすすめだ。
こまめに掃除する
水垢は発生したすぐ後なら簡単に落とせる。蓄積して頑固な水垢になる前に除去しよう。小まめにキッチンを掃除して、水垢のないキレイな状態を保ってほしい。
柑橘類の皮なども役立つ
柑橘系の皮は、クエン酸やペクチン、リモネンなどの成分を含んでいる。汚れを落としたりツヤを出したりする効果があるので、キッチンの掃除に活用しよう。水垢や汚れが気になる部分を擦るだけでOKだ。
結論
キッチンの水垢はアルカリ性なので、酸性のクエン酸が有効だ。キッチンペーパーに含ませて湿布することで、ピカピカになる。それでも落ちない頑固な水垢にはメラミンスポンジを活用しよう。水垢にベタベタとした油汚れが混じっている場合は、重曹を使用するとよい。また、キッチンの水垢はちょっとした方法で軽減できる。水気を拭き取る、こまめに掃除するなどの習慣で、掃除の手間を軽くしよう。