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電気料金

高騰する電気代もなんのその!たったコレだけで電気代が大幅に安くなる!?知って得する『究極の節約術』とは

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年10月20日

電気代の値上がりが深刻になってきた昨今、請求書を見て驚く方も多いのではないだろうか。わが家の電気代はほかの家庭よりも高いのか、それとも安いのか、電気代の平均はどれくらいなのか知っておきたいところだ。そこで今回は、電気代の平均と電気代を節約する方法、家電の使い方を紹介しよう。

  

1. 電気代の決め方とは?

電卓
電気代の平均を知る前に、どうやって電気代が決められるのか理解する必要がある。

電気代の計算方法

電気代は、単に使った電気の量だけではない。以下の3つの合算が電気代となる。
  • 基本料金
  • 電力量料金
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金
基本料金は、契約で金額が決まっている。契約アンペアが大きいほど基本料金は高くなる。電力量料金は「電力量料金の単価」×「使用電力量」だ。これにさらに「燃料費調整費」が加わる。燃料調整費とは、発電の原料である石油、石炭の価格の上下で差し引かれたり、加算されたりするものだ。再生可能エネルギー発電促進賦課金は、再生エネルギーを電力会社が買い取るための金額だが、これも消費者が負担するものとして定められている。

電気代の上昇傾向が進んでいる

昨年の今頃よりも、ずいぶんと電気代が上がっていると感じている方も多いのではないだろうか。実際、10年ほどの間に徐々に電気代は上がっている。2016年の電力完全自由化によって、さまざまな事業主が参入し、その競争により電力量が不足して市場小売り価格が高騰したためだ。電気代は常に変動しているため、節約しようと新しいプランに変えても、節約どころか家計にダメージを与えてしまうことも少なくない。

2. 電気代の平均はどれくらい?

グラフ
電気使用量は、当然世帯人数によって違ってくる。また、季節、月、地域などによっても電気代の平均は変わってくる。

世帯人数別の電気代の平均

一般的に世帯人数が多ければ電気使用量も増え、電気代も高くなる。2021年の総務省統計局家計調査(※1)による、世帯人数別の電気代の平均を比較してみよう。
1人世帯:5,482円
2人世帯:9,183円
3人世帯 :10,655円
4人世帯 :11,376円
5人世帯:12,423円
6人世帯以上:14,852円

季節別の電気代の平均

暑い夏、寒い冬はそれぞれエアコンなどがフル活動するため、消費電力が増える。以下の統計(※2)は2021年の2人以上世帯の平均電気代を四半期に分けたものだ。とくに冬の電気代が突出していることがわかる。
1~3月:12,642円
4~6月:9,609円
7~9月:9,419円
10~12月:9,597円

月別の電気代の平均

季節だけでなく、月別でも電気代の平均は違ってくる。2021年の12ヶ月の統計(※2)を見ると、1~4月までの電気代が高い。エアコンをはじめ、複数の暖房器具に多くの電力が費やされていることがわかる。夏のエアコンは、冬に比べると意外にもそれほど高くはない。
1月:11,875円
2月:12,854円
3月:13,197円
4月:10,696円
5月:9,644円
6月:8,488円
7月:8,091円
8月:9,774円
9月:10,393円
10月:9,835円
11月:9,103円
12月:9,854円

地域別の電気代の平均

日本列島は南北に長いので、地域によって寒暖の差が大きい。暖房・冷房に使う電気代の平均も地域によって変わってくる。2021年の地域別電気代平均(※3)を比較してみよう。温かい地域では、冬の暖房で電気をあまり使わないので、電気代も平均して低くなっている。ここで注目したいのが、関東や関西方面の平均電気代が安いことだ。都会では1世帯当たりの住居面積が狭いため、暖房費もそれほどかからないと考えられる。逆に北陸は世帯人数が多く家が広いため、暖房費もかかるといえるだろう。
北海道地方:9,503円
東北地方:9,420円
関東地方:7,794円
北陸地方:10,587円
東海地方:9,080円
近畿地方:8,300円
中国地方:9,512円
四国地方:10,466円
九州地方:8,772円
沖縄地方:8,760円

電力別の電気代の平均

電力の自由化で、さまざまなプランが提供されている。電力タイプ別で電気代の平均を戸建てと集合住宅で比較してみよう。(※4)
・オール電化の場合
戸建て:10,170円
集合住宅:9,874円
・電気と都市ガスの場合
戸建て:12,686円
集合住宅:10,882円
・電気とLPガスの場合
戸建て:13,777円
集合住宅:12,276円

3. 電気代を平均以下に節約する方法

電気代
電気代が平均よりも高いと感じたら、節電を考えるべきだろう。どのような方法で効率的に節電できるだろうか。

省エネ性能の高い家電にする

家電の中でも消費電力が高いのが、照明、冷蔵庫、エアコン、テレビだ。10年以上使っていたら、省エネ性能の高い家電に買い替えることで、電気代が思った以上に節約できる。初期費用はかかるものの、照明器具をLEDに交換するだけで約85%も節約できるうえ、長持ちする。

電気の契約プランを変更する

電気の契約プランをライフスタイルに合わせて見直そう。仕事で日中誰もいないことが多い家庭なら、夜間の電気代が割引になるプランに変更すれば、電気代を節約することができる。

在宅時間を短くする

在宅時間が長ければ、それだけ照明などの電気器具を使うことも多くなる。コロナ禍で在宅勤務が増え、同時に電気代もいつもの平均よりもかなり上がったと実感した方も多いのではないだろうか。電気代を平均以下にするためには、在宅時間を短くするのもひとつの方法だ。

断熱性能を上げる

電気代が最もかかるのが、冬の暖房や夏のエアコンだ。冷暖房に必要な消費電力を節約できれば、トータルで電気代を減らすことができる。そのためには、部屋の断熱性能を上げることだ。たとえば、冬なら窓ガラスに断熱シートを貼る、夏ならすだれやグリーンカーテンを作るなどの工夫をしよう。

4. 電気代を平均以下に抑える家電の使い方

エアコン
電気代を平均以下に抑えるためには、家電の使い方にも注意が必要だ。

エアコンの節約術

エアコンは設定温度まで温度を上げたり、下げたりするのに最も消費電力を使う。そのため、ほかの家電のようにこまめに電源のONとOFFをするとかえって電気代がかかってしまうのだ。30分~1時間程度の外出であれば、スイッチを切らない方が節約になる。

冷蔵庫の節約術

冷蔵庫は、庫内を冷やすのに最も消費電力を使う。そのため、できるだけ内部の温度を上げない工夫が必要だ。なるべく開閉を少なくし、冷気が行き渡りやすいように詰め込み過ぎないようにしよう。

照明の節約術

照明は、使っていないときにはこまめに電源を切ることが節電につながる。

テレビの節約術

テレビの節約術は、待機電力をカットすることだ。家族全員が家を留守にするときには、リモコンではなく主電源ごとOFFにするといい。

結論

電気代の平均は、世帯人数別、季節別、月別、地域別、電力別で違ってくる。電気代を平均以下に節約するためには、省エネ性能の高い家電に買い替える、契約プランの変更、断熱性能を上げるなどの方法が考えられる。また家電の使い方にも工夫が必要だ。電気代が上がる一方の昨今、電気代を見直し、節約できるものはできるだけ節約しよう。
(参考文献)
※1出典:総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」
e-Stat「家計調査家計収支編単身世帯2021年・時系列-支出(実数,実質増減率)-2014年~2021年」
e-Stat「家計調査家計収支編二人以上の世帯2021年・世帯人員・世帯主の年齢階級別」
※2出典:総務省統計局「家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯)・1. 品目分類:支出金額・名目増減率・実質増減率(月・年)」
※3出典:e-Stat「家計調査家計収支編総世帯2021年・都市階級・地方・都道府県庁所在市別」
※4出典:「わが家の電気・ガス料金しらべ 報告書(5月分)」 2017年7月 日本生活共同組合連合会
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  • 更新日:

    2022年10月20日

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