目次
- 1. 排水口の汚れや詰まりの原因
- 2. 排水口の掃除には重曹とクエン酸がおすすめ
- 3. 重曹とクエン酸で排水口を掃除する方法
- 4. 重曹とクエン酸を使って排水口掃除する際の注意点
- 5. 重曹とクエン酸以外を使った排水口の掃除方法
- 排水管が見えるようにキッチンの排水口のフタやカップを外す
- 排水管の中やそれぞれのパーツに重曹を隙間なくかける
- 重曹が汚れにしみ込むように、15分ほど放置する
- 重曹の倍量ほどのクエン酸を熱めのお湯に溶かし、排水管の中やパーツにかける
- 泡が発生してきたら少し放置して、シャワーで流す
- 排水口にたまった髪の毛などのゴミを取り除いて、パーツを外す
- 排水口とそれぞれのパーツに重曹とクエン酸を3:1の割合で作った粉末をかける
- 水をかける
- 泡が出てきたら30分ほど放置する
- シャワーで洗い流す
1. 排水口の汚れや詰まりの原因

重曹を使って排水口をキレイにする前に、汚れの原因を知る必要がある。ここでは、キッチンとお風呂の場所別に汚れる原因を解説していこう。
キッチンの排水口の場合
キッチンの排水口が汚れる主な原因は、生ゴミや料理に使った油、食材から出た脂などだ。生ゴミを排水口に残したままでいると、雑菌が繁殖して臭いの元になる。さらに、食材から出た脂は冷えると固まる性質があるため、シンクへ流れると排水口にへばりつくのだ。へばりついた脂を放っておくと悪臭やヌメリが発生する恐れがある。悪臭やヌメリは重曹・クエン酸の作用で解消することができるのだ。
お風呂の排水口の場合
お風呂の排水口が汚れる主な原因は、石鹸カスや髪の毛、洗い流した皮脂、カビなどだ。石鹸カスや髪の毛は、排水口を詰まらせる原因にもなり、洗い流した皮脂は、排水口のドロドロとした汚れを発生させる恐れがある。排水口の詰まりや汚れも重曹・クエン酸で解消することができる。
2. 排水口の掃除には重曹とクエン酸がおすすめ

排水口の掃除には重曹とクエン酸がおすすめだ。以下ではその理由を紹介しよう。
重曹でヌメリを落とせる
弱アルカリ性である重曹は、酸性の汚れを落とすのに適している。キッチンやお風呂の排水口で発生するヌメリは酸性のため、重曹を使うとヌメリを解消することができるのだ。
クエン酸で水垢や石鹸カスを落とせる
酸性であるクエン酸は、アルカリ性の汚れを落とす作用がある。キッチンでは排水口に残っている洗剤のカスや水垢、お風呂では石鹸カスに効果的だ。
3. 重曹とクエン酸で排水口を掃除する方法

ここでは、重曹とクエン酸を使った、排水口の掃除方法を見ていこう。
キッチンの排水口の掃除方法
お風呂の排水口の掃除方法
4. 重曹とクエン酸を使って排水口掃除する際の注意点

重曹とクエン酸を使って排水口を掃除する際の注意点を解説していこう。
塩素系洗剤とは混ぜない
重曹とクエン酸は、人体に影響なく安全に使用できる。しかし、塩素系洗剤と混ぜてしまうと人体に有害なガスを発生する恐れがあるのだ。重曹・クエン酸と塩素系洗剤を同じ日に使いたい場合は、しっかりと時間を分けて成分が混ざらないように注意しよう。
間違った使い方をしない
重曹やクエン酸は排水口の掃除に有効だが、間違った使い方をすると効果が得られないだけでなく、状態が悪化する恐れがある。たとえば、詰まりを直そうと大量の重曹を排水口に流し込むとかえって詰まってしまう可能性があるのだ。また、しっかりと汚れを落とそうとして長時間洗剤を放置しておくと、汚れが固まってさらに詰まりやすくなる場合もある。
自分でできない場合は業者に依頼する
自分で対処できない詰まりや汚れは深刻になっている場合が多く、そのまま放置すると水漏れなどの被害が及ぶ可能性もある。その場合は、早めに専門の業者へ相談し掃除してもらうのがおすすめだ。
5. 重曹とクエン酸以外を使った排水口の掃除方法

これまで重曹とクエン酸を使った排水口掃除について紹介してきたが、重曹とクエン酸が用意できない場合もあるだろう。そこで以下では、重曹とクエン酸以外を使った排水口の掃除方法を紹介する。
お湯を使った掃除方法
排水口の掃除には、重曹やクエン酸以外にお湯を使用した方法もある。排水管は塩化ビニルという素材を使っていることも多く、耐熱温度は60度前後だ。そのため、50度くらいのお湯を用意しよう。用意したお湯を一気に排水口に流すことで、蓄積されていた油汚れなどが柔らかくなり、キレイにすることができるのだ。
パイプクリーナーを使った掃除方法
排水口の汚れや詰まりにはパイプクリーナーもおすすめだ。パイプクリーナーを掃除したい排水口に流し込み、時間を置いてから水を流す。汚れに対して強力な方法だが、その分取り扱いに注意する必要がある。塩素系漂白剤が入っているパイプクリーナ-は、酸性の洗剤と混ぜると有毒なガスを発生させるからだ。使用する前には、取扱説明書を必ず確認することが大切である。
過炭酸ナトリウムを使った掃除方法
酸素系漂白剤の主成分である過炭酸ナトリウムは、漂白剤や台所用の洗剤に入っている成分だ。過炭酸ナトリウムを100gほど排水口にかけ、50度くらいのお湯を注いで時間を置くと、汚れが浮いて流しやすくなる。
結論
重曹とクエン酸を使用すれば、排水口をキレイに掃除できることがわかった。重曹とクエン酸を使用する際は、塩素系の洗剤と混ぜたり必要以上の量を使用したりしないように注意しよう。排水口の汚れや詰まりでお困りの方は、ぜひこの記事を参考に排水口掃除をしてみてはいかがだろうか。