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排水口掃除

排水口内部の頑固なカビは『あの調味料』でゴッソリ落とせる!?洗剤要らずの効果的な掃除方法とは

投稿者:ライター 山岸綾乃 (やまぎしあやの)

鉛筆アイコン 2022年10月27日

気がつくといつの間にか発生している排水口のカビ。お風呂場やキッチンなどの水回りは、カビが生息しやすい場所であるためカビ対策が必要である。今回は、なぜ排水口にカビが発生するのか、各エリアの排水口の掃除方法やカビの予防法を解説する。

  

1. 排水口にカビが発生する原因とは?

排水口
カビにはいくつか種類があるが、お風呂やキッチンの排水口などの水回りで発生するカビは「黒カビ」と呼ばれる黒色のカビが多い。そして、黒カビが発生する原因には栄養、温度、湿度と3つの条件がある。キッチンの排水口では食品などのカス、お風呂の排水口では人の皮脂や水アカなどを放置するとカビの栄養となってしまう。また、ビニールやプラスチックも、カビにとっては栄養分だ。酸素のある場所はすべてカビの発生エリアとなり、人が生活できる温度帯ならばカビも生息・繁殖しやすい。そして、カビは湿度65~90%の場所を好む傾向にある。

2. 排水口に発生したカビの掃除方法

排水口掃除
お風呂・キッチン・洗面台と排水口にカビが発生しやすいエリア3ヵ所の掃除方法を解説していこう。エリアごとのポイントをしっかり押さえれば、短時間でキレイにできる。

お風呂の排水口の掃除方法

お風呂の排水口は髪の毛や皮脂、石鹸カスなどの汚れが原因でカビが発生しやすい場所だ。まず排水口に詰まっている髪の毛やゴミをゴム手袋やビニール手袋をして取り除こう。細かな隙間など、どうしても取り除けない部分はパイプクリーナーで溶かしてもよい。詰まりを取ったら、お風呂用中性洗剤を使って掃除をする。排水口のふたや受け皿など外せるものは外しておき、歯ブラシやお風呂掃除用ブラシでこすり洗いしよう。排水口内部も汚れがつきやすいため、同じくブラシを使ってこすり洗いする。こすり洗いが終わったら洗剤を水で洗い流して部品を元に戻し、お風呂の排水口掃除は完了だ。日々使うお風呂は髪の毛がたまりやすいため、流れた髪の毛だけでも毎日確認しよう。

キッチンの排水口の掃除方法

キッチンの排水口カビは悪臭にもつながり、衛生的にもよくない環境を作ってしまうため、放置しないようこまめに掃除しよう。スポンジや歯ブラシにキッチン用の中性洗剤をつけ、排水口のふたや網をこすり洗いする。表だけでなく、裏側の汚れも忘れずに確認しよう。バスケット部分は細かなゴミが挟まりヌメりやすくこすり洗いに時間がかかってしまうため、キッチンハイターを使うのがおすすめだ。キッチンは食品を扱う場所だ。食中毒を引き起こさないためにも、週に1回はキッチンの排水口の掃除をしよう。

洗面台の排水口の掃除方法

洗面台の排水口のカビや臭いは、髪の毛や水アカが原因だ。洗面台の掃除は、まず髪の毛やゴミを取り、洗剤はお風呂用のものを使いスポンジでこすり洗いしよう。排水栓のカビは、塩素系の漂白剤やカビキラーを使用する。塩素系の漂白剤を使用する場合は、酸性のものと混ざると有毒ガスを発生させるため、扱いには気をつけよう。また、洗面台を使用したとき、排水口から悪臭を感じたら、パイプクリーナーを使うとよい。洗面台の排水口は月1~2回を目安に掃除をしよう。

3. 洗剤以外を使った排水口のカビの掃除方法

重曹
排水口のカビは、洗剤以外のものを使って掃除することもできる。カビを撃退するのに効果的な身近にあるアイテムを3つ紹介しよう。

重曹とお酢を使う

掃除の万能アイテムとして重宝される重曹と温めたお酢を合わせて使うことで、カビを撃退できる。まず、排水口のカビが気になる部分に重曹を振りかけよう。重曹の量が少ないと、効果が弱くなってしまう可能性があるためたっぷり振りかけるのがポイントだ。次に、温めたお酢をまんべんなくかける。お酢は多くかけすぎると重曹の作用を弱くしてしまうため、重曹の半分の量でよい。泡が立ち始めたら25分ほど放置してカビをしっかりと浮かせ、40℃くらいのお湯で洗い流そう。

熱湯を使う

カビが発生する原因、湿気と栄養を除去する方法として熱湯を使うとよい。お風呂から出るときに50℃のお湯を排水口にかけることで、カビ予防にもつながる。熱に弱いカビは、40℃を超えると死滅するものもあるのだ。お風呂は水場のため湿気を100%取り除くことは難しいが、50℃のお湯を排水口にかけるのをお風呂上がりの習慣にするだけで、カビの原因を抑える効果が期待できる。ただし、50℃は人間にとっても危険な温度のため、やけどには気をつけよう。

4. 排水口のカビを予防するための対策

換気扇
排水口のカビの発生や掃除頻度を抑えるために、カビの防止対策も取り入れよう。カビの発生・繁殖を予防する方法を3つ紹介する。

丸めたアルミホイルを入れる

丸めたアルミホイルを排水口のバスケットに入れておくだけで、カビの抗菌作用が期待できる。アルミホイルは水に触れると金属イオンを発生させるのだが、金属イオンは殺菌効果を持っているため排水口内をキレイに保つ働きをしてくれるのだ。(※1)

こまめに換気や掃除をする

排水口のカビを発生・繁殖させないよう、こまめな換気や掃除を心がけよう。お風呂の乾燥機能を使用すれば、換気よりも浴室内がより早く乾燥させることができるため、カビの原因を作る水分を除去できる。

防カビ剤を使う

忙しく、お風呂掃除をする時間がなかなか作れないという方は、防カビ剤を使用するのがおすすめだ。排水口にセットしておくだけで、約2ヶ月間カビを防止してくれる。塩素剤を使用していないため、塩素系のアイテムが苦手な方も使用しやすい。

結論

排水口のカビは、人の髪の毛や皮脂、食品のカスなどを放置し、温度や湿度がカビにとって好条件になることで発生する。今回の記事では、排水口にカビが発生したときの掃除方法をお伝えした。こまめに掃除をすれば、カビの発生・繁殖を防ぐこともできる。日々の掃除と各エリアに合った方法で、清潔な排水口を保てるようにしよう。
(参考文献)
(※1)_pdf|科学技術振興機構|2ページ目
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  • 更新日:

    2022年10月27日

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