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ストーブ

電気ストーブの電気代は高い?他の暖房器具のほうが安いのか比較!

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2022年11月20日

寒い外から帰ってきたとき、すぐに暖を取れるのが電気ストーブだ。電気ストーブはどこにでも置けて、安価なものが多い。しかし、気になるのが電気代だ。昨今の電気代の大幅な値上げで、電気ストーブの電気代は家計をひっ迫しつつある。そこで今回は、電気ストーブの種類別電気代や節電方法などを紹介しよう。

  

1. 電気ストーブの電気代はどれくらい?

電気代
電気ストーブにはいろいろな種類があり、電気代も違う。まずは、それぞれの電気ストーブの電気代はどれくらいなのかを見ていこう。なお、電気代は27円/kWhとして計算している。

カーボンヒーターの電気代

カーボンヒーターは発熱体が炭素繊維で、遠赤外線の電気ストーブだ。電源を入れてから、すぐに暖まるという特徴がある。また、温風で温めるのではないため乾燥しにくい。
カーボンヒーターの電気代は、450W~900W使用で1時間12.1円~24.3円となる。

ハロゲンヒーターの電気代

ハロゲンヒーターは発熱体がハロゲンランプで、遠赤外線の電気ストーブだ。スイッチを入れるとすぐに暖かくなる。足元を暖めるのには使い勝手のよい電気ストーブだ。
ハロゲンヒーターの電気代は、330W~1000W使用で1時間8.9円~27円となる。

セラミックヒーターの電気代

セラミックヒーターは発熱体がセラミックで、対流式の電気ストーブだ。部屋の空気が対流することによって、部屋全体が暖まる。暖まるまでに時間がかかるのが難点だったが、最近では速暖性に優れているセラミックファンヒーターが主流となっている。
セラミックヒーターの電気代は、640W~1170W使用で1時間17.28円~31.59円となる。

パネルヒーターの電気代

パネルヒーターは、パネル内部の電熱線が発熱体となっている電気ストーブだ。輻射熱と自然対流を利用して部屋を暖める。速暖性に優れており、安全性の高い暖房器具だ。
パネルヒーターの電気代は、1200W使用で1時間32.4円となる。

オイルヒーターの電気代

オイルヒーターは、内部に密閉されたオイルを温めてフィンで放熱する電気ストーブだ。空気を汚さず、また安全性にも優れている。
オイルヒーターの電気代は、500W~1200W使用で1時間13.5円~32.4円となる。

2. 電気ストーブの電気代を他の暖房器具と比較

エアコン
暖房器具は、電気ストーブだけではない。電気ストーブ以外の暖房器具の電気代をチェックしてみよう。

エアコンの電気代

エアコンは、温風を循環させて暖める暖房器具だ。暖まるまでに時間はかかるが、部屋全体を暖めることができる。最近では省エネ機種が各メーカーから出ており、電気代もかなり抑えられている。
エアコンの電気代は、6畳用を約480Wとした場合、1時間で約13円となる。

こたつの電気代

日本の冬の風物詩といえばこたつだ。部屋全体を暖めることはできないが、布団で覆われており、熱が逃げにくい省エネ構造になっている。また、速暖性もある。
こたつの電気代は、4人仕様で180Wとした場合、1時間4.9円となる。

石油ファンヒーターの電気代

灯油を燃焼させて温風を部屋全体に行き渡らせるのが、石油ファンヒーターだ。電気代は、燃焼時で50W程度。1時間使用しても1.4円と格安だ。しかし、電気代以外にも灯油代がかかる。原油が高騰している昨今、石油ファンヒーターは、かなり家計をひっ迫させるかもしれない。

ホットカーペットの電気代

カーペットの中に通っている電熱線によって暖める暖房器具だ。ほんわりと足元を暖めてくれる。速暖性はないが、やさしい温もりが特徴だ。他の暖房器具よりもかなり電気代は安くすむ。
カーペットの電気代は、3畳用約244W~424Wで1時間あたり約6.6~11.4円となる。

3. 電気ストーブの電気代を節約するコツ

時計
電気ストーブは速暖性もあり便利だが、電気代が気になるのも事実だ。最後に、電気ストーブの電気代を節約するコツを紹介しよう。

場所や目的に合った使い方をする

電気ストーブにはいろいろな種類がある。そして特徴も異なるため、適材適所がある。種類に適した使い方をしないと、暖まりにくいうえに、電気代もかかってしまうことになる。

電力会社を変える

電気ストーブの電気代を節約するためには、電力会社を切り替えるという選択肢もある。電気会社を変えるだけで電気ストーブの電気代だけでなく、電気料金全体が下がることになる。

長時間使用しない

エアコンやこたつなどの暖房器具に比べると、電気ストーブの電気代は決して安くはない。長時間使い続けると、電気代がアップするだけだ。
そこで、電気ストーブと他の暖房器具を組み合わせるという方法を試してみよう。たとえば、エアコン稼働後、室内の温度が安定するまで電気ストーブで暖を取り、室内が暖かくなったら電気ストーブを切るという使い方だ。

結論

電気ストーブは、さまざまな種類があり電気代も異なる。電気ストーブ以外の暖房器具の電気代と比較すると、決して安くはない。目的に合った使い方や長時間の使用を避けることで電気代を抑えよう。また、電力会社を変えることで、全体の電気代を抑えられる可能性もあるので検討してみてほしい。
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  • 更新日:

    2022年11月20日

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