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石鹸

石鹸カスの掃除の仕方 | しつこい汚れの簡単な落とし方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年11月 6日

お風呂の床や壁についている白い汚れは、石鹸カスと呼ばれるものだ。石鹸カスは水で洗うだけではなかなか落ちず、放置すると頑固な汚れになりやすい。そこでこの記事では、しつこい石鹸カスの掃除方法を解説する。石鹸カスを予防する方法や注意点なども紹介するので、お風呂場を清潔に保つ参考にしてほしい。

  

1. 石鹸カスとは?

石鹸
石鹸カスとは、石鹸の溶け残りに水道水のミネラル分や皮脂が混ざってできる汚れを指す。石鹸カスには主に2つの種類があり、それぞれ落とし方が異なる。まずは石鹸カスの種類から見ていこう。

石鹸カスの汚れの種類

【金属石鹸】
「金属石鹸」と呼ばれるものは、お風呂の床や壁に付着している白っぽい汚れだ。石鹸の油脂成分と水道水に含まれるミネラルが合わさってできるもので、水に溶けないためなかなか落ちにくい。

【酸性石鹸】
「酸性石鹸」と呼ばれる種類は、石鹸カスのなかでも黒くてベタベタとした汚れを指す。石鹸の油脂成分と皮脂が混ざってできるもので、放置するとピンクカビの原因になるので注意が必要だ。

石鹸カスが落としにくい理由

とくに金属石鹸の汚れは、落としにくい汚れといわれている。その理由は、石鹸の油脂成分とミネラルの金属成分が反応してできた汚れだからだ。お風呂用の洗剤では金属成分を落としにくいうえ、お風呂場は毎日使う場所のため、新しい石鹸カスが次々と蓄積することで頑固な汚れとなりやすい。

【中和させることで簡単に落とせる】
落としにくいといわれる石鹸カスだが、実は中和させることで簡単に落とせる。金属石鹸の汚れはアルカリ性のため、逆の性質をもつ酸性の洗剤を使うと落としやすい。一方、酸性石鹸の汚れを落とすには、アルカリ性の洗剤で掃除するのが適している。それぞれ反対の性質をもつ洗剤で中和させ、汚れをスッキリ落とそう。

2. 石鹸カスの掃除の仕方

クエン酸
ここからは金属石鹸と酸性石鹸に分けて、石鹸カスの掃除の仕方を紹介する。それぞれ使う洗剤が異なるので、お風呂場の汚れの状態に適したものを用意してほしい。

金属石鹸カスにはクエン酸や酢を使う

金属石鹸カスの掃除には、酸性の性質をもつクエン酸や酢を使う。スプレーボトルに水と同量のクエン酸もしくは酢を入れて混ぜ、自作のスプレーを用意しておくと便利だ。汚れの上にスプレーをかけ、スポンジでこすって掃除しよう。
それでも落ちない頑固な石鹸カスは、クエン酸や酢を直接かけてしばらく置いてからこするとよい。またメラミンスポンジで研磨するのも1つの手だ。

酸性石鹸カスには洗剤や重曹を使う

酸性石鹸カスには、アルカリ性のお風呂場用洗剤や重曹を使おう。洗剤や重曹を汚れにかけ、スポンジでこすればOKだ。酸性石鹸カスは金属石鹸カスよりも落としやすいが、頑固な汚れはメラミンスポンジで掃除するとよい。

3. 石鹸カスを掃除する際の注意点

風呂掃除
石鹸カスを掃除する際は、以下のポイントに注意してほしい。洗剤の使い方を間違えるとお風呂場にダメージを与えたり、人体に影響を及ぼしたりするケースもあるので気をつけよう。

大理石がある場合は慎重に行う

お風呂の床や壁に大理石が使われている場合は、洗剤が使えないケースが多い。大理石は酸にもアルカリにも弱く、使うとツヤがなくなったり変色したりするおそれがある。大理石専用の洗剤を使うか、プロの業者に掃除を依頼するのがおすすめだ。

ステンレスには酢を残さない

お風呂場にステンレス製品がある場合、酢が付着したまま放置するとサビの原因になることがある。酢で掃除する場合は、ステンレスに残らないよう最後にしっかりすすごう。

重曹はアルミや銅には使わない

お風呂場にアルミや銅製品がある場合、重曹などアルカリ性の洗剤は使わないほうがよい。重曹はアルミや銅を黒く変色させてしまうためだ。アルミや銅には中性洗剤を使うとよいだろう。

酸性洗剤とアルカリ性洗剤を一緒に使わない

酸性洗剤とアルカリ性洗剤を同時に使うと、有毒なガスが発生する危険性がある。そのため両方を一緒に使うのは絶対に避けよう。両方使いたい場合は、まず片方の洗剤を使ってしっかり洗い流し、換気したあとにもう片方の洗剤を使ってほしい。

4. 掃除後に石鹸カスを予防するコツ

シャワー
石鹸カスは頑固なので、掃除の手間を省くためにもできれば予防したいものだ。ここでは掃除後に石鹸カスを予防するコツを紹介するので、日々の習慣として取り入れてみてほしい。

こまめに汚れを落とす

石鹸カスは放置すると落ちにくくなるので、日頃から軽い汚れをこまめに落とすのが望ましい。軽い汚れは洗剤をつけずにスポンジでこするだけで落ちるので、気がついたときに掃除する習慣をつけよう。

上がる前にお風呂場全体にお湯をかける

石鹸カスを予防するには、お風呂から上がる前にお風呂場全体にお湯をかけるとよい。床や壁に付着した石鹸の油脂や皮脂汚れを熱いお湯で流すことで、石鹸カスの発生を防げる。お湯の温度は45度ほどを目安にしよう。

換気して乾燥させる

お風呂場を換気してしっかり乾燥させることも大切だ。入浴後は換気扇を回したり、窓を開けたりして空気を循環させよう。換気は石鹸カスの予防になるだけでなく、カビの発生も防げる。

結論

石鹸カスは落ちにくい汚れのため、日頃からこまめに掃除することが重要だ。白っぽい石鹸カスにはクエン酸や酢、黒っぽくてベタベタした石鹸カスにはアルカリ性洗剤や重曹を使い、キレイに掃除しよう。お風呂上がりにお湯をかける、しっかり換気するなどの方法で予防する習慣もつけてほしい。
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  • 更新日:

    2022年11月 6日

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