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熱湯

熱湯消毒とは?やり方から煮沸消毒との違いや注意点まで徹底解説!

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2022年11月 6日

瓶などの容器を手軽に消毒したいときには、熱湯消毒が向いている。この記事では熱湯消毒のやり方や注意点を解説し、あわせて煮沸消毒との温度・時間・効果などの違いも紹介する。熱湯消毒のやり方を覚え、容器を清潔に保つ参考にしてほしい。

  

1. 熱湯消毒とは?やり方も解説

瓶
容器には雑菌が付着していることがある。空き瓶に自家製のジャムやソースなどを保存する際は、事前に瓶を消毒しておこう。雑菌がついたままの瓶を使うと、食品の傷みが早くなったりカビが生えたりすることがある。また赤ちゃんは抵抗力が弱いため、哺乳瓶に雑菌がつかないよう気をつけたい。
手軽に消毒したい場合は、熱湯消毒がおすすめだ。ここでは熱湯消毒の基本情報とやり方を説明する。

熱湯をかけるだけでできる手軽な消毒方法のこと

熱湯消毒は、瓶に熱湯をかけるだけでできる。やり方が簡単なうえ、用意する道具が少ないため、どの家庭でも取り入れやすいのがメリットだ。たとえば赤ちゃんやペット用品を衛生的に保つ、食品を保存するなどの目的があり、強力な洗剤で殺菌したくないシーンにうってつけのやり方といえる。

熱湯消毒の具体的なやり方は?

熱湯消毒のやり方はごく簡単で、消毒したいものに沸騰したお湯をかけるだけだ。80度以上の熱湯を10秒以上しっかりかけよう。雑菌は熱に弱いので、熱湯をかけることで殺菌できる。ただし熱に弱い木製品や、耐熱でないガラスやプラスチックを熱湯消毒するのは避けたい。

2. 熱湯消毒と煮沸消毒の違い

熱湯
熱湯消毒と似たものに「煮沸消毒」がある。煮沸消毒とは、鍋で沸かしたお湯の中に消毒したいものを入れ、グツグツと煮て消毒するやり方だ。熱湯消毒と煮沸消毒には、主に時間や効果に違いがある。

温度や時間の違い

熱湯消毒と煮沸消毒の温度は同じくらいだが、消毒にかける時間が大きく異なる。熱湯消毒では、80度以上のお湯を10秒以上かける。一方の煮沸消毒は、80度以上のお湯で10分以上煮るやり方が基本だ。

効果の違い

消毒したいものを煮る煮沸消毒よりも、熱湯をかけるだけの熱湯消毒のほうが効果は低いと考えられる。また、熱湯消毒はそのやり方から、かけたお湯がすぐに流れていってしまうため、煮沸消毒と比べて効果が低い傾向にある。さらに熱湯が直接当たる部分と流れていくだけの部分があるため、場所によっても温度差が生じやすい。

3. 瓶などは熱湯消毒よりも煮沸消毒がおすすめ

煮沸消毒
より効果の高いやり方で全体をまんべんなく消毒したいなら、熱湯消毒より煮沸消毒のほうが向いている。煮沸消毒の具体的なやり方は以下の通りだ。

瓶の煮沸消毒のやり方

  • 瓶を食器用洗剤で洗っておく
  • 鍋底とガラス瓶がぶつかって割れないよう、鍋底に布巾を敷く※その上から洗った瓶を入れる
  • 瓶が浸るほどの水を注ぎ、火をつける
  • 沸騰したら弱火にして5分ほど煮沸する
  • 火を止め、トングなどで瓶を取り出す
  • 清潔な場所で自然乾燥させる

プラスチック容器の煮沸消毒のやり方

  • プラスチック容器を食器用洗剤で洗っておく
  • 鍋にお湯を沸かす※沸騰したら、洗ったプラスチック容器を入れる
  • 5分ほど様子を見ながら煮沸する※プラスチックは高熱が長時間加わると変形するおそれがあるので注意
  • 火を止め、トングなどで容器を取り出す
  • 清潔な場所で自然乾燥させる

タオルや布巾の煮沸消毒のやり方

  • タオルや布巾を食器用洗剤や専用洗剤で洗っておく
  • タオルや布巾が浸るほどの水を注ぎ、火をつける
  • 沸騰してから5分ほど煮沸する
  • 火を止め、トングなどでタオルや布巾を取り出す(もしくは鍋に水を入れて冷ます)
  • 風通しのよい場所で陰干しして乾燥させる

4. 熱湯消毒や煮沸消毒をする際の注意点

瓶
熱湯消毒や煮沸消毒をする際は、やり方を間違えると容器が変形するなどで失敗するおそれもある。熱湯で容器を消毒する際は以下のポイントに注意しよう。

耐熱温度は必ず確認する

容器によっては熱に弱いものもあるので、耐熱温度は必ず確認しよう。とくにプラスチック容器は、熱湯をかけたり煮たりすると変形する場合もある。ガラスにも耐熱性があるものとないものがあるので、事前に確かめておくことが大切だ。熱に弱い素材は、アルコールなどで消毒するのがよい。

汚れは事前に落としておく

容器の汚れは事前に落としておきたい。汚れが残っていると、熱湯消毒や煮沸消毒の効果が低下するおそれがある。消毒前に洗剤とスポンジでキレイに洗い、汚れを除いておこう。

十分乾燥させる

消毒後はしっかり乾燥させることも重要だ。乾燥が十分でないと、せっかく消毒しても容器内で再び雑菌が繁殖することもある。容器は風通しのよい清潔な場所に置き、完全に乾いてから使おう。

肉や魚のたんぱく質が固まるおそれもある

中には熱湯で消毒するのではなく、洗剤や漂白剤を使用したほうがよいケースもある。たとえば肉や魚を切ったまな板や、肉料理や魚料理を保存していた容器は、熱湯消毒や煮沸消毒に適していない。表面に残ったたんぱく質が熱湯によって固まり、落ちにくくなる場合があるためだ。

結論

瓶を手軽に消毒したいときは熱湯消毒が有効だが、効果を考えると煮沸消毒のほうが適している場合も多々ある。消毒したいものが鍋に入る場合は、基本的に煮沸消毒するとよいだろう。ただし熱湯消毒はお湯をかけるだけで手軽にできるので、時短で手間をかけずに消毒したい人は試してみてほしい。
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  • 更新日:

    2022年11月 6日

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