このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
換気扇

キッチンの換気扇掃除|ファンの外し方や頑固な油汚れを落とすコツも

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2022年11月 4日

キッチンの換気扇には頑固な油汚れが溜まるため、掃除をするのは大変だ。放置すると換気効率が悪くなったり嫌なにおいの原因になったりするので、汚れを落とすコツをチェックしておきたい。この記事では、キッチンの換気扇(レンジフード)の掃除方法を解説する。掃除の頻度や注意点、汚れが落ちないときの対処法とあわせて紹介しよう。

  

1. キッチンの換気扇に溜まる汚れと掃除の頻度

換気扇掃除
まずはキッチンの換気扇を掃除する際に確認しておきたいポイントをまとめた。蓄積する汚れの種類と、掃除の頻度をチェックしておこう。

固着した油汚れなどが蓄積する

キッチンの換気扇には調理の際に使用した油が付着する。空気に含まれる油を吸い込み、換気扇やその部品に蓄積されるわけだ。油は冷えると固まり、時間がたつと頑固な汚れに変化する。ホコリやタバコのヤニと混ざればより厄介な汚れになるので、注意が必要だ。

半年に1回、少なくとも年1回の頻度で入念な掃除を

キッチンの換気扇の汚れを放置すると換気の効率が悪くなるので、半年に1回は入念な掃除をしよう。あまり料理をしないご家庭であっても、年に1回は徹底的にキレイにしてほしい。一方で調理の頻度が多いご家庭だと、キッチンの換気扇は汚れやすくなる。その場合は3ヶ月に1回ほど掃除するのが理想だろう。

2. キッチンの換気扇掃除に使う洗剤と道具

掃除道具
キッチンの換気扇掃除に必要な、洗剤と道具を紹介する。一覧でまとめたので事前に用意しておいてほしい。

用意するもの一覧

  • 新聞紙
  • ビニールシート
  • ゴム手袋
  • アルカリ性洗剤(スプレータイプ)
  • 45Lのゴミ袋(2枚)
  • ぬるま湯(40~50度)
  • スポンジ
  • 古い歯ブラシ
  • 雑巾
油汚れは酸性なので、アルカリ性洗剤を使って中和するとよい。弱アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダを使用してもよいだろう。アルカリ性洗剤が使えない場合は中性洗剤で代用できる。

3. キッチンの換気扇の掃除方法

換気扇掃除
キッチンの換気扇を掃除する方法をまとめた。準備とファンの外し方、掃除方法にわけて解説しよう。

掃除前の準備

まずはキッチン換気扇の電源を切り、周りを新聞紙やビニールシートで養生する。コンロの上に新聞紙を敷き、壁には養生テープでビニールシートを貼り付けよう。外したあとの部品を置くための新聞紙も、事前に敷いておくとよい。あとは安定した足場を用意しておくことが重要だ。

ファンの外し方

まずはキッチンの換気扇カバー(整流板)を外し、それからフィルターを取り外そう。ファン部分のカバー(ベルマウス)を手で押さえながら、ネジを回して外す。あとはファン本体を同じように押さえつつ、中央のネジを回して取り外せばOKだ。ただし、換気扇によって外し方は異なるので、事前に説明書で確認しておこう。

掃除方法

  • ビニール袋を2枚重ねてぬるま湯を入れる
  • アルカリ性洗剤を吹きかけたファンやベルマウスを15~30分ほどつけおきする
  • 整流板とフィルターにアルカリ性洗剤を吹きかけて5~10分ほど放置する
  • それぞれの部品をスポンジや古い歯ブラシで擦り洗いをする
  • アルカリ性洗剤が残らないようにキレイに洗い流す
  • 完全に乾燥したのを確認してからすべての部品を取り付ける
換気扇の外側など取り外せない部分は水拭きをする。落ちにくい汚れは、重曹やセスキ炭酸ソーダを溶かした水を含ませて拭き取るとよい。最後は重曹やセスキ炭酸ソーダが残らないように水拭きをしよう。

【変色および塗装剥がれのおそれがあるフィルターやファンの場合】
アルミ製や塗装の一部が剥がれている部品には、アルカリ性洗剤の使用はNGだ。掃除には洗浄力が穏やかな中性洗剤を使用する。つけおきする場合は、10Lのぬるま湯に対して中性洗剤が100mlの分量で混ぜよう。30~60分ほどつけおきすればOKだ。

4. キッチンの換気扇を掃除する際の注意点

換気扇
キッチンの換気扇を掃除する前に、知っておきたい注意点を紹介する。トラブルや事故を防ぐために、チェックしてほしい。

アルミとアルカリ洗剤の組み合わせはNG

アルミにアルカリ洗剤を使用すると変色するので、注意が必要だ。説明書でアルカリ性洗剤が使用できるかどうか、事前に確認しておこう。なお、アルカリ性の性質がある重曹やセスキ炭酸ソーダでも、同様のことがいえる。

換気扇の電源またはブレーカーを落とす

換気扇の電源が入っていると、掃除中に作動する危険があるだろう。電源プラグを抜くか、ブレーカーを落としてから作業することが重要だ。

ゴム手袋を着用する

換気扇には鋭利な部品が多く、さらにアルカリ性洗剤は肌荒れの原因になる。素手で掃除をするのはリスクがあるので、ゴム手袋を着用してから作業しよう。

高い位置にある場合は足元に気をつける

換気扇が高い位置にある場合、踏み台や脚立などの足場が必要だ。足元が不安定だと掃除中に転倒するおそれがあるので、十分に注意しよう。安心して作業ができる足場を用意してほしい。

5. キッチンの換気扇掃除をプロにお願いする手もある

換気扇掃除
キッチンの換気扇掃除には手間がかかる。分解などの作業もあり、掃除が難しい方もいるだろう。自分で掃除をするのが難しいなら、ハウスクリーニングに依頼するのも選択肢の一つだ。頑固な汚れや落ちない汚れまでピカピカになる。

結論

キッチンの換気扇には油汚れが付着する。放置すると落としにくくなるので、半年に1回の頻度でキレイにしたい。ファンの外し方や掃除方法をチェックして、定期的に掃除をすることが大事だ。アルカリ性洗剤を使ったつけおきなら、頑固な油汚れもスッキリと落ちるだろう。キッチンの換気扇を掃除する際の注意点も紹介したので、あわせて確認しておくことが大事だ。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2022年11月 4日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧