目次
1. 玄関が汚れる原因とは?

玄関が汚れてしまう原因は何だろう。汚れの原因がわかれば、適切な掃除のやり方もわかる。
原因は靴や空気中の汚れ
玄関が汚れる原因は、靴に付着した汚れ、外からの汚れた空気だ。靴や空気によって「砂ボコリ」「土ボコリ」「排気ガス」「花粉」などが玄関に持ち込まれる。環境によっては、タイルにカビが生える可能性もある。
玄関掃除の適切な頻度
玄関掃除は、どれくらいの頻度で行うべきなのだろう。少なくとも1週間に1回程度は玄関の掃き掃除をするとよい。家族が多い、来客が多い、出入りが多いという場合には、簡単な掃き掃除を1日1回行うと汚れも溜まりにくくなる。デッキブラシなどを使った本格的な掃除は、1カ月に1回程度が望ましい。
2. 玄関の正しい掃除方法

玄関を掃除するときには、事前に確認すべき点と注意点などがある。
タイルの素材を確認する
玄関のタイルの素材確認をしておこう。タイルには「天然石」と「人工素材」の2種類がある。天然石は「大理石」「御影石」などが使われており、非常にデリケートだ。目に見えない細かな穴が開いているため、ブラシなどでゴシゴシ洗ってしまうと上面に傷を付けてしまう可能性がある。人工素材であれば、掃除に特別な制約はない。
いきなり水を使わない
こびりついた泥汚れを掃除するには、水で流してしまうのが最も簡単そうだ。しかし、いきなり水を使ってしまうと、玄関のタイルに泥がこびりついて取りにくくなってしまう。まずは、ホコリや泥などを取り除くことから始めよう。
玄関にあるものを移動する
掃除をしやすくするために、玄関にあるものを移動させよう。靴はもちろん、傘立てなども移動させる。
ほうきや掃除機で汚れやホコリを除去する
ほうきや掃除機で砂ボコリ、土ボコリ、小石などを取り除く。玄関タイルにこびりついている泥汚れは、強めに掃くことで取れるものもある。タイルの溝の汚れも丁寧に取り除こう。
デッキブラシでこする
ほうきや掃除機で取りきれなかった泥汚れなどは、デッキブラシを使って掃除しよう。少量の水を使うことで、ガンコな泥汚れが緩んで取りやすくなる。汚れが落ちたら、水がキレイになるまで玄関全体を洗い流す。
【頑固な汚れには重曹やメラミンスポンジを使う】
デッキブラシと水だけでは落ちない汚れがある場合は、メラミンスポンジを使ってみよう。メラミンスポンジに水分を含ませて軽くこすることで、ガンコな汚れを落とすことができる。
水分を拭き取って乾燥させる
玄関の掃除の仕上げは、水分を拭き取ることだ。濡れたままにしておくと、靴を戻したとき、水分で靴底の汚れが玄関タイルに付きやすくなってしまう。雑巾で軽く水分を拭き取ったら、玄関ドアをしばらく開けてしっかり乾燥させよう。
3. 玄関の床以外の掃除方法

玄関の床を掃除するときは、ついでに玄関全体の掃除もしてしまおう。
靴箱の掃除方法
靴箱は、化学モップを使うと楽に掃除することができる。玄関の掃除をする前に、靴箱から靴を全部出して、靴箱の中のホコリを化学モップで掃き出す。その後、靴の汚れを軽く落としてから戻す。
玄関ドアの掃除方法
玄関ドアを掃除するときには、化学モップとマイクロファイバークロスがあると便利だ。
まず、化学モップで玄関のホコリを取り除く。汚れがこびりついていたら、マイクロファイバークロスを水に浸し、固く絞って拭く。玄関ドアは内側よりも外側の方が汚れているため、掃除は内側から外側の順番で行おう。また、インターホンや表札の掃除もついでにしておこう。
4. 掃除後の玄関をキレイに保つコツ

せっかく掃除した玄関は、できるだけキレイな状態をキープしておきたい。
こまめに掃除しやすい状態にする
玄関をキレイに保つコツは、とにかくこまめに掃除することだ。掃除がしやすいように環境を整えよう。たとえば、玄関に物をいろいろ置いてあると、移動させるのが面倒になってしまう。玄関にはできるだけ物を置かず、ほうきをすぐに取り出せるようにすることだ。
靴の汚れを落としてから家に入る
玄関の汚れは、外部から持ち込まれることがほとんどだ。とくに靴に付着した汚れが多い。家に入る前に軽く靴の汚れを落とすだけで、玄関の汚れはずいぶんと軽減される。
玄関の外に泥除けマットを置く
玄関に入る前に汚れを落とす際、便利なのが泥除けマットだ。玄関の外に設置しておけば、靴に付いた汚れをある程度落とすことができる。雨降りの泥汚れや水分も吸収してくれるので、玄関に湿度が溜まらず、カビ防止にもなる。
結論
玄関が汚れるのは、靴や空気中の汚れが原因だ。できるだけ外から持ち込まないようにしよう。玄関を掃除するときには、いきなり水を使ってはいけない。まずは玄関にあるものを移動させ、ほうきで汚れを掃き出し、そしてデッキブラシで水洗いする。ついでに下駄箱や玄関ドアも掃除しよう。