目次
1. 冬に外干しした洗濯物が乾かない理由

冬の晴れた日に外干ししても、なかなか乾かないのはなぜだろうか。
気温が低い
冬に洗濯物が乾かないのは、気温が低いためだ。洗濯物が乾きやすい気温は、25℃以上というデータもある。
湿度が高い
洗濯物が乾かないのは、湿度も大きく影響している。湿度が40%以下であれば、気温が低くても乾きやすい。しかし、気温が高くても湿度が60%以上になると乾きが遅くなる。
2. 冬に洗濯物を外干しするときのコツ

洗濯物が乾かない原因は「気温」と「湿度」にある。このことを踏まえて、冬に洗濯物を外干しするときのコツを紹介しよう。
脱水を長めにする
洗濯物が乾かないのは、湿度が高いためだ。冬は空気が乾燥しているが、気温が低いため空気中に取り込むことができる水分量が少なくなっている。また、冬場は厚手の服やニット製品が多いため、水分を含みやすい。脱水時間を長めに調整するのが早く乾かすコツだ。
裏返してから干す
生地が重なっていると、洗濯物が乾かない原因となる。ポケットが付いているとその分厚みも出る。裏返して干すことで、重なっている部分にも風が通って早く乾かすことができる。
空気が通りやすいように干す
洗濯物を早く乾かすためには、風の力も利用しよう。洗濯物同士の間隔をできるだけあけて、風通しをよくする。洗濯物をハンガーに干すときには、アーチ型に干すと風の通りがよくなる。
3. 部屋干しの洗濯物が乾かないときの対処法

雨の日は、部屋干しをしてもなかなか乾かないことが多い。部屋干しでも早く乾かすコツを紹介しよう。
窓を開けて換気する
窓を開けて空気の流れを作ることで早く乾かすことができる。浴室などで洗濯物を干すときには、浴室全体を乾いた状態にしてから、窓を開けて換気をしながら干すと早く乾く。
窓側や和室に干さない
部屋干しするとき、日当たりのよい窓際に干せば早く乾くと考えがちだ。しかし、窓際・壁際は空気の通りが悪いため、湿気がたまりやすくなる。
また、畳のある和室に洗濯物を干すのもNGだ。畳が湿気を吸収してカビやダニが発生してしまう危険性がある。
乾燥グッズを活用する
部屋干しだと、どうしても洗濯物が乾かない。そのようなときには乾燥グッズを活用してみよう。ホームセンターや通販などでは、さまざまな工夫がされたハンガーや平干しネットなどがある。オシャレなアイテムも多いので、インテリアに合った乾燥グッズを選ぶのも楽しい。
4. 洗濯物が乾かないときに便利なアイテム

外干し、部屋干しで洗濯物が乾ききらない場合には、便利な家電アイテムを使おう。
除湿機やエアコン
洗濯物を早く乾かしたいときには「高い温度」「低い湿度」が必要だ。除湿機やエアコンなどの家電を使って乾きやすい環境にする。部屋干しする部屋を暖房で温め、除湿機で湿度を低くすると早く乾燥させることができる。
サーキュレーターや扇風機
洗濯物を乾かすためには、風通しがよいことも条件となる。そのためサーキュレーターや扇風機を使って風通しをよくする。洗濯物を壁際などに干している場合などにも効果を発揮する。
アイロン
洗濯物が乾かないときには、干す前にアイロンをかけるという方法もおすすめだ。
ワイシャツやズボンなどシワが伸ばせるので、乾いたらそのまま会社に着ていくこともできる。スチームアイロンでアイロンがけすれば、雑菌の繁殖も抑えられるので、生乾き臭も防ぐことができる。
結論
冬に洗濯物が乾かない理由は、気温が低く、湿度が高いためだ。外干しするときには、脱水を長めにして、空気が通りやすいように干そう。部屋干しするときには、窓を開けて換気し、さらに乾燥グッズを活用する。除湿機やエアコン、サーキュレーターなどの家電製品を使いこなすことで冬の洗濯物を乾かすことができる。