2022年11月23日目次
- 1. 一人暮らしの食費の平均は？
- 2. 一人暮らしの食費を節約するコツ
- 3. 一人暮らしの食費を自炊で節約する方法
- 4. 一人暮らしの食費を外食で節約する方法
- 5. 食費節約のために自炊を長く続けるには？
1. 一人暮らしの食費の平均は？
まずは節約の目安とするためにも、一人暮らしの食費の平均額から見ていこう。一人暮らしの社会人・大学生がかけている食費の平均と、一人暮らしの理想的な食費を紹介する。
社会人の食費の平均
総務省が実施している「家計調査結果（2022年4～6月期）」（※1）によると、単身世帯で働いている方の食費は、1ヶ月あたり平均39,864円だ。このうち34歳以下は35,944円、35～59歳は42,669円となっている。
また、食費の平均は男女によっても差がある。単身世帯で働いている男性の食費は平均42,806円、女性は35,772円のようだ。
大学生の食費の平均
大学生の食費は「家計調査結果」で明らかにされていないので、34歳以下の単身世帯全体の平均である35,423円を目安にしたい。34歳以下の男性は37,799円、女性は32,149円が平均金額だ。
一人暮らしの理想的な食費
一人暮らしの食費は、収入の10～15％程度が理想とされている。たとえば手取り20万円の方の場合、食費は30,000円程度に収めたい。手取り30万円なら45,000円程度を目安にしよう。
2. 一人暮らしの食費を節約するコツ
上で紹介した食費の平均額や理想額をオーバーしていた場合は、工夫して節約するのがおすすめだ。以下では一人暮らしの食費を節約するコツを紹介するので、日頃から意識するとよい。
自炊する
一人暮らしの食費を節約するには、外食よりも自炊するのが適している。安い食材を購入して自分で調理することで、外食にかけるお金を抑えられる。料理が苦手な方でも、混ぜて炒めるだけの料理の素を使う、少なくともお米だけは炊くなどの方法で工夫してみよう。
食費にかける上限を決めておく
1ヶ月や1週間あたりにかける食費の上限を決めておくと、ムダ使いを防止できる。上限を超えないようやりくりすることで、日頃の買い物から節約を意識できるだろう。
3. 一人暮らしの食費を自炊で節約する方法
一人暮らしで食費を節約しようとするなら、やはり自炊が欠かせない。ここでは一人暮らしの方が自炊をして節約するための、具体的な方法を紹介する。
コスパの良い食材で料理する
安くてボリュームのある食材で料理すると、お腹も膨れて食費も抑えられる。コスパに優れた食材には、たとえばもやし・豆腐・キャベツ・じゃがいも・たまねぎなどがある。ほかにもパスタの麺や、鶏むね肉・豚こま肉などもコスパがよい。これらの食材でカレーやシチュー、お好み焼きなどボリュームのある料理を作ってみてはいかがだろうか。
買い物の頻度を減らす
買い物に行くと、買おうと思っていなかったスイーツやスナック菓子などをつい買ってしまう方も多いのではないだろうか。一人暮らしの余計な出費を減らすには、買い物の頻度を減らすのがおすすめだ。スーパーの特売日にまとめ買いするよう意識しよう。
作り置きしておく
一人暮らしの食費を節約するには作り置きすることも有効だ。1回の料理で量を多く作り、冷蔵もしくは冷凍で保存しておこう。作り置きがあれば毎回料理をするのが面倒なときや、仕事が遅くなって自炊する気力がないときなどにも、外食やコンビニでの買い物を避けられる。
冷凍庫や電子レンジを活用する
特売日にたくさん買った食材は冷凍保存しておき、必要なときに解凍しよう。冷凍する食材はジッパー付きのフリーザーバッグやラップに包み、冷凍庫に保存する。解凍する際は常温で置いておくか、電子レンジを活用するとよい。
4. 一人暮らしの食費を外食で節約する方法
一人暮らしの食費を節約するには自炊が一番だが、工夫次第では外食で節約することも可能だ。毎食の自炊は難しい場合や、たまの息抜きで外食したい場合は次の方法で節約しよう。
外食はランチタイムを利用する
外食する際はできればランチタイムを利用したい。多くの飲食店ではディナーよりランチのほうがリーズナブルだ。ドリンクやサラダがついたお得なランチセットを展開している店も多く、コスパよく外食できる。
割引やクーポンを活用する
外食での出費を抑えるには、お得な割引やクーポンを活用しよう。クーポンを使えば、特定の商品が割引になる、ドリンクがサービスされる、会計から10％引きになるなどのお得な割引を受けられる。外食の前にはクーポン配布サイトやクーポンアプリをチェックしておきたい。
5. 食費節約のために自炊を長く続けるには？
たまには外食で息抜きする
「食費節約のために毎食分絶対に自炊しよう」と思うと、頑張りすぎて疲れやストレスがたまってしまう場合もある。基本は自炊するようにしつつも、たまには外食で息抜きすることも大切だ。忙しいときや自炊にどうしても気乗りしないときは、無理しないことが長く続ける秘訣となる。
簡単な料理から始める
一人暮らしであまり料理をしたことがない方の場合、最初から手間のかかる料理に挑戦すると面倒に感じてしまい、モチベーションが維持できなくなりやすい。そのため最初は簡単な料理から始めるのがおすすめだ。「初心者向け」「簡単」などと書かれたレシピなら、手間や失敗が少ないだろう。
結論
節約するためにはまず現在の食費を計算してみよう。一人暮らしの食費の平均額と比べ、大幅にオーバーしている場合は支出を見直すとよい。普段から自炊する、使える食費の上限を決める、節約につなげてほしい。
（参考文献）
※1出典：総務省統計局「家計調査結果（2022年4～6月期）」
オリひとを楽しむための注意事項はこちらこの記事をシェアする
