目次
1. ドライヤーにほこりが溜まる原因

ドライヤーは、定期的に掃除しないとほこりが溜まりやすいアイテムだ。その理由はドライヤーの仕組みにある。ドライヤーは、後ろにある吸い込み口から空気を取り入れ、内部のヒーターで温めて温風に変える仕組みになっている。そのため空気を吸い込むときに、中にほこりも一緒に取り込んでしまうのだ。
ドライヤーにほこりが溜まると、内部でほこりが焦げるおそれがある。それによってパチッと火花が散ったり、温風が異常に熱くなったり、焦げ臭いニオイがしたりすることもあるので注意が必要だ。ひどい場合は発火の危険性もあるので、日頃からほこりが溜まらないように注意しよう。
2. ドライヤーの掃除方法

ここからは、ドライヤーの正しい掃除方法を、本体・吹き出し口・吸い込み口の部位に分けて紹介する。用意するものは布・固形石鹸・綿棒・ティッシュまたは歯ブラシだ。
なお、以下では基本的な掃除方法を解説するが、ドライヤーの形状によってはお手入れの仕方が異なる場合もある。詳しくは取扱説明書を確認してほしい。
ドライヤー本体の掃除方法
本体を掃除する際はドライヤーの電源を切り、プラグもコンセントから抜いておこう。まずは水に固形石鹸を溶かし、その液に布をつけて固く絞る。あとはドライヤーの表面を拭き掃除して汚れを落とせばOKだ。
吹き出し口の掃除方法
吹き出し口を掃除するには、ドライヤーのプラグをコンセントに差し込み、冷風(COLD)モードで稼働させてほしい。吹き出し口の網目に詰まったほこりを綿棒でかき出し、風で飛ばそう。このとき、吹き出し口は覗き込まないように注意してほしい。
吸い込み口の掃除方法
吸い込み口を掃除する場合はドライヤーの電源を切り、プラグもコンセントから抜こう。空気の吸い込み口はドライヤーの後ろにある。まずは吸い込み口の表面に付着したほこりを、ティッシュまたは歯ブラシで取ろう。あとは内部に溜まったほこりを掃除機で吸い取って完了だ。
3. ドライヤーの適切な掃除頻度は?

ドライヤーを掃除する頻度は、月に1回以上が望ましい。家族全員でドライヤーを共有している場合は、使用頻度が多い分ほこりも溜まりやすいので、こまめにチェックしよう。とくに吸い込み口にはほこりや髪の毛が溜まりやすいので、しっかり掃除してほしい。
4. 掃除後のドライヤーの正しい保管方法

一日の使用時間にもよるが、ドライヤーの寿命は4年ほどといわれている。しかし使い方次第ではさらに長持ちさせることも可能だ。ここでは掃除後のドライヤーの正しい保管方法を紹介する。こまめな掃除に加え、適切に保管することで少しでも長く使えるようにしたい。
コードの付け根にゆとりを持たせる
保管の際は、ドライヤーにコードを巻き付けている人もいるだろう。しかしコードは強く引っ張ると断線しやすく、とくにコードの付け根は折れやすいため注意が必要だ。そのため、保管時はコードの付け根にゆとりを持たせよう。付け根から10cmほどは曲げずにまっすぐ伸ばし、残りのコードはゴムなどで束ねるとよい。また、ドライヤーホルダーにかけて保管するのも適している。
湿度の高い場所に保管しない
ドライヤーは湿度の高い場所に保管しないほうがよい。湿度が高い場所に長時間置くと、内部のモーターが劣化しやすくなるためだ。風通しがよく湿度が低い場所や、よく換気した場所で保管しよう。
モーターを冷やしてから電源を切る
温風を出してモーターが熱くなったまま電源を切ると、モーターが高温の状態で長く続くことになり負担がかかりやすい。そのためドライヤーの寿命を伸ばすには、最後に冷風を出してモーターを冷やしてから電源を切るのがおすすめだ。
結論
ドライヤー掃除の必要性は、意外と知らなかった人も多いかもしれない。ほこりが溜まるとドライヤーの熱によって焦げるおそれもあるので、月1回を目安にしっかり掃除しよう。ドライヤーは毎日使う家電なので、忘れずにメンテナンスして長持ちさせてほしい。