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ワイシャツ

黄ばみの落とし方!ワイシャツやプラスチック容器をキレイにする方法

投稿者:ライター 麻生実希 (あそうみき)

鉛筆アイコン 2022年11月16日

クローゼットからお気に入りの白シャツやTシャツを出したところ、目に入ってきた黄ばみ。洗濯をしたうえで仕舞っていたはずなのに、「なぜだろう」と落胆した経験はないだろうか。今回は、黄ばみの原因をお伝えするとともに、付いてしまった黄ばみの落とし方を解説していく。服以外に、プラスチック製品に関してもお伝えするので、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. ワイシャツなどの黄ばみの落とし方

洗剤
洗濯しているはずなのに、脇や襟に現れる服の黄ばみ。白シャツやTシャツ、ワイシャツなどに付いた黄ばみはどのように落とせばよいのだろうか。ここでは、家庭での黄ばみの落とし方について紹介していこう。

用意する洗剤

家庭で服の黄ばみを落とすには、以下の洗剤を用意しよう。
  • 台所用洗剤
  • 酸素系漂白剤
  • 洗濯洗剤
台所用洗剤は、研磨剤の入っていないタイプを選んでほしい。また、漂白剤の選び方にも注意が必要だ。ウールやシルク、金属繊維の黄ばみを落とす際は、粉末タイプではなく液体タイプを使おう。

黄ばみの落とし方

黄ばみの落とし方は、黄ばみ具合によって異なる。まずはワイシャツの襟汚れや袖汚れなど、一部の黄ばみの落とし方についてお伝えしよう。
先ほど紹介した洗剤を用意し、まずは水を大さじ2と台所用洗剤大さじ2(濃縮タイプなら大さじ1)、粉末の酸素系漂白剤大さじ半分を混ぜて泡が立つまで軽くかき混ぜる。その液を歯ブラシなどに付け、黄ばみ箇所をこすろう。黄ばみの度合いにもよるが約1分置き、頑固な黄ばみなら、時間を延ばしてみてほしい。あとは、洗濯洗剤で通常通りの洗濯を行えば完了だ。
Tシャツなどの全体的な黄ばみの落とし方も紹介しよう。部分的な黄ばみの落とし方で作成した液体を2Lのお湯で溶かしてほしい。お湯の温度は40℃ほどがよい。この液に黄ばんだ服を浸け込んでみよう。目安は10分~30分だ。浸け終わったら、浸け置きの液が付いたまま洗濯機でいつも通りに洗濯しよう。

落ちない黄ばみはクリーニングへ

紹介した黄ばみの落とし方では思うような結果が得られなかった場合は、クリーニング店へ持ち込み、プロの手を借りるのが賢明だ。クリーニング店へ依頼する際は、ドライクリーニングと水洗いの両コースを頼むようにしよう。

2. ワイシャツなどの服が黄ばむ原因と予防方法

シャツの黄ばみ
白シャツなどに付いた黄ばみの落とし方について解説したが、そもそもなぜ黄ばみは発生するのだろうか。ここからは、服が黄ばむ原因と予防方法についてお伝えしていこう。

皮脂汚れなどが原因

ワイシャツなどの白シャツやTシャツが黄ばんでしまうのは、皮脂汚れなどが原因だ。黄ばみの落とし方の項目で解説したように、とくに脇の汚れや襟汚れは目立ちやすく、部分的な黄ばみ落としが必要となる。脇や首周りは皮脂の分泌が多い箇所であるため、とくに汚れやすいのだ。
人体から排出される皮脂や老廃物には、たんぱく質が含まれている。洗濯したとしても、繊維の奥に入り込んだたんぱく質は取り除ききれない。残ったたんぱく質は時間の経過とともに酸化し、結果として黄ばみとなってしまうのだ。

黄ばみの予防方法

【早めの洗濯を心がける】
黄ばみを防ぐには、一度着た服はできるだけ早く洗濯をすることだ。見た限りでは汚れていないように見えても、実は皮脂や汗の汚れがしみついている。時間の経過とともに黄ばみの度合いはしつこくなるため、可能ならばシャツなどの服は着用した当日に洗濯をするのが望ましい。

【弱アルカリ性洗剤で洗う】
洗剤は弱アルカリ性タイプを使うとよいだろう。汗や皮脂の汚れの成分は酸性であるため、対となるアルカリ性の洗剤を使うと汚れが落ちやすくなるのだ。洗剤の成分は、ラベルを見ると判別できる。
また、蛍光増白剤入りの洗剤は避けるのが無難だ。色柄物のなかでもとくに淡い色合いの服や麻、レーヨンなどの素材のものは、色合いに変化が起きてしまう恐れがあるため注意しよう。

【ベビーパウダーを塗る】
意外に思うかもしれないが、服が黄ばむのを防ぐにはベビーパウダーも有効だ。ベビーパウダーには皮脂を吸着する性質がある。身体のなかでも汗をかきやすい箇所にふりかけておけば、肌をさらさらの状態にしてくれる。皮脂の抑制効果により、汚れが服へ移るのも軽減されるだろう。
ちなみにベビーパウダーの成分が服の繊維にダメージを与える恐れもあるので、服へ直接ふりかけるのは避けよう。

【日光や多湿を避けて保管する】
白シャツやTシャツなどの服の黄ばみを防ぐには、保管方法も重要なポイントだ。タンスやクローゼットなどは、家によっては湿気がこもりやすい。湿気などの水分は、服にしみついたたんぱく質の酸化を促す原因にもなるため、保管場所の湿気は服にとって大敵なのだ。とくに衣替えなどで長期間着ない場合は、洗濯やクリーニングを丁寧に行い、充分に乾かしてから収納しよう。さらに、除湿剤などを用いると湿気の対策になるはずだ。
また、直射日光の当てすぎは黄ばみの原因にもなる。大切な白シャツなどは、直射日光が当たらない場所に裏返して干すなどの対策を取ろう。

【黄ばみそうな部分は予洗いをする】
黄ばみが予想されるシャツの襟や袖口、脇などは、黄ばみの落とし方の要領で洗濯する前に手で予洗いをしておけば、より汚れ落ちがよくなる。洗剤をぬるま湯で薄めて手でもむ、歯ブラシでこするなどをしてから洗濯機に入れよう。
洗剤を手で直接触れると手荒れする恐れもあるので、手洗いする際はゴム手袋をはめるのがおすすめだ。

3. 【番外編】プラスチックの黄ばみの落とし方は?

プラスチック
ここまで、ワイシャツやTシャツなどの服に現れる黄ばみについて解説してきた。黄ばみは服に限らず、ほかの身近なものにも発生してしまう。ここからは、プラスチック製品に発生した黄ばみの落とし方について解説していこう。

食べ物などが原因の黄ばみを落とす方法

食品を入れて使用するプラスチック製の容器などが黄ばむ原因には、食べ物の付着が挙げられる。食べ物汚れが原因で発生した黄ばみを落とすには、メラミンスポンジの使用がおすすめだ。研磨力があるため、プラスチック製品の表面に付いている汚れを見事に削り取ってくれるだろう。
黄ばみを落とす際のポイントは、メラミンスポンジに水をしっかりと含ませること。水分が多いと汚れ落ちがよいだけでなく、プラスチック製品の表面に傷が付きにくいからだ。とはいえ、こすりすぎると傷が付いてしまう。力加減に注意しながら行おう。
メラミンスポンジと水での黄ばみの落とし方では思うように黄ばみが落ちなかった場合は、重曹を使ってみる方法もある。メラミンスポンジに重曹をかけて黄ばみ箇所をこするだけでOKだ。ただし重曹を使う際も、こすりすぎてプラスチック製品を傷付けないように注意しよう。

暗所黄変が原因の黄ばみを落とす方法

プラスチック製品は、長期間にわたり暗い場所で保管をしているだけで、黄ばみが発生することもある。これは、プラスチックに含まれる酸化防止剤などの添加物が化学変化することで起こる現象で、「暗所黄変」という。暗所黄変が原因で発生した黄ばみを落とすには、過酸化水素と漂白活性剤を含んだ漂白剤の力が必要となる。
たとえば、スマホケースなどのプラスチック製品の黄ばみに悩んでいる方には有効な落とし方だ。ウエットティッシュなどである程度の汚れを落としたら、水に漂白剤を混ぜて浸け置きをしよう。それを日光が当たる場所に置いておくのがポイントだ。浸け置き期間は1日から、長くて5日ほどかかる場合もある。様子を見ながら進めよう。

経年劣化による黄ばみや変色は落とせない

経年劣化が原因で起こった黄ばみや変色は、残念ながら落とせない。前述した暗所黄変による黄ばみの落とし方のように、漂白剤に浸けると多少は落ちるかもしれないが、買い替えるほうがスムーズだろう。

結論

服の黄ばみを防ぐには、着用後は迅速に洗濯するなど早めの対処が重要だ。シャツの襟や脇など黄ばみが発生しそうな箇所は、事前に手洗いをするなどの予防法もある。それでも黄ばみが発生してしまった場合は、洗剤や漂白剤を使った落とし方を試してみよう。今回紹介した黄ばみの落とし方では難しい場合は、クリーニング店などプロに任せるという手もある。大切な服を長く着用できるように、ひと手間をかけて対策していこう。
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  • 更新日:

    2022年11月16日

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