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シール剥がし

シール剥がしの代用品とは?ベタベタが残ったときの落とし方も解説

投稿者:ライター 刀根紗世 (とねさよ)

鉛筆アイコン 2022年11月17日

子どもがペタペタとガラスや壁に貼ってしまったシール。キレイに剥がそうとしたが、うまく剥がせなかった経験がある方も多いのではないだろうか。実は、シールは専用のシール剥がし剤がなくても、自宅にある日用品でキレイに剥がせるのだ。今回は、シール剥がしの代用品を紹介する。ベタベタが残ってしまった場合の落とし方も紹介するのでぜひチェックしてほしい。

  

1. シール剥がしが難しい理由とは?

シール
シール剥がしの代用品を紹介する前に、どうしてシール剥がしが難しいのか解説する。丁寧にシール剥がしをしてもベタベタの跡が残ってしまうのは、シールの裏面に粘着剤が塗ってあるからである。この粘着剤があるからシールは貼り付けられるのだ。しかしその分、剥がしたいときには落としにくくなってしまう。
また、シールの粘着剤は紫外線や乾燥の影響で時間が経つとさらにベタベタになり、一層落としにくくなる。長期間貼っていたシールは、その分ベタベタ感が増してさらに剝がれにくくなるだろう。シールの印刷部分は剥がせても、粘着剤の部分だけ残ってしまうことも多い。そのため、シールをキレイに剥がすには、この粘着剤をどう剥がすかが重要である。
この粘着剤は、シール剥がしのスプレーがなくても代用品で剥がせるのだ。家にある身近な物がシール剥がしの代用品として使えるので早速紹介していく。

2. シール剥がしが簡単になる代用品

ドライヤー
シール剥がしが簡単になる代用品を6つ紹介しよう。

ドライヤー

多くの家庭にあるドライヤーをシール剥がしの代用品とする。シールの粘着剤は熱を加えると粘着力が弱まる性質がある。この性質を利用して、ドライヤーで熱を加えてシールを剥がす方法だ。ドライヤーをシールに直接当てて、シールを温める。風量は一番弱くして、少しずつ温めながらゆっくりシールを剥がそう。
ただし、温めすぎには注意が必要である。温まりすぎると粘着剤が溶けて逆にベタベタになり、剥がしにくくなるためだ。手で触れられる程度までにするとよい。

お湯

シールは水分量が多くなるほど粘着力が低下する性質を利用して、お湯を使う方法もある。シールを剥がしたいものが水につけられる素材の場合は、シールを直接ぬるま湯に浸してふやかしてから剥がす。
水に濡らせないものは、霧吹きなどを使って部分的に水を吹きかけよう。シールがふやけてきたら、端からそっと剥がす。

除光液

除光液には有機溶剤という溶剤が含まれている。この有機溶剤の性質を使い、シールの粘着剤を溶かす方法だ。方法は、除光液を含ませたティッシュやコットンでシールを押さえ、10分ほどそのまま置いた後にゆっくりとシールを剥がすだけだ。

食器用中性洗剤

食器用中性洗剤に含まれる界面活性剤は、シールに水を浸透させる働きがある。それにより、シールの粘着力を低下させて剥がれやすくする方法だ。まず、食器用中性洗剤をシールに塗る。ラップをして10分ほどそのまま置き、ゆっくりシールを剥がそう。最後に洗剤を水拭きする。

セスキ炭酸ソーダ

ナチュラルな洗剤として人気のセスキ炭酸ソーダも、シール剥がしの代用品になる。アルカリ性のセスキ炭酸ソーダは、ベタベタした酸性の汚れを中和してくれるのだ。セスキ炭酸ソーダを水で100倍ほどに薄め、スプレーボトルに入れる。シール部分に吹きかけ、上からラップをかける。10分ほどそのまま置き、シールを剥がす。最後にセスキ炭酸ソーダを水拭きしよう。

ハンドクリーム

ハンドクリームに含まれる油分を利用し、シールの粘着材を弱めてシールを剥がす方法もある。ワセリンなどの油分の多いクリームを使用しよう。方法は、ハンドクリームをシール部分に塗る。シールが隠れるくらいたっぷり塗るとよい。10分ほどそのまま置いてから、シールをゆっくり剥がす。

アルコールスプレー

消毒用のアルコールスプレーも、キレイにシールを剥がしてくれる。剥がしたいシールにスプレーをして、10分ほどアルコールをしみ込ませる。粘着剤が落ちてベタベタしてきたら、ヘラなどを使ってシールを剥がそう。

3. シール剥がしの後にベタベタが残ったときの対処法

セロハンテープ
シール剥がしをしたときに、紙の部分だけ剥がれてベタベタする部分が残ってしまった経験がある方も多いだろう。ベタベタする粘着部分がうまく剥がせずに残ってしまったとき、シール剥がしの代用品を使った対処法を紹介する。シール剥がしが家になくても代用品で対応できるのだ。

セロハンテープで剥がす

セロハンテープを輪っかにし、粘着部分にペタペタとくっつけて剥がす。シールのベタベタがセロハンテープより強力な粘着力の場合は、うまく取れないこともある。

消しゴムでこする

消しゴムもシール剥がしの代用品になる、方法は、ベタベタの粘着部分の上を消しゴムでこすって落とす。消しゴムの摩擦熱により粘着力が薄れて、消しカスと一緒に取れるのだ。

重曹クリームを使う

重曹を使って重曹クリームを作って、ベタベタを取る方法もおすすめだ。重曹クリームの作り方は、重曹に界面活性剤の入った中性洗剤を少しと、数滴の水を入れて混ぜるだけだ。ベタベタの部分にクリームを厚めに塗った後は、 キッチンペーパーやいらない布などを指に巻きつけてゴシゴシこすり取る。シールのベタベタ部分が取れたら、最初は乾いたもので重曹クリームを拭き取り、その後にしっかり水拭きをしよう。

4. 代用品でシール剥がしする際の注意点

換気
紹介してきたように、シール剥がしの代用品となるものは身近にたくさんある。ただし、使用する際に注意しなければならないことがあるので解説する。

シールが貼ってある素材に注意する

シールが貼ってある素材によって、使ってはいけないシール剥がしの代用品もあるので注意が必要だ。どの方法でシール剥がしをするかは素材で見極めることが大切になる。
例えば、ドライヤーやお湯で剥がす方法は、熱に弱い素材には向かない。プラスチックなどに使うと、熱によって変形してしまう危険があるのだ。また、セスキ炭酸ソーダはアルミや白木、革などへの使用は適さない。そのほかのシール剥がしの代用品も、使える素材かどうか必ずチェックしてから使用しよう。

有機溶剤の扱いに注意する

シール剥がしの代用品には、有機溶剤が含まれているものがある。灯油、マニキュア、アルコール類などから感じる、独特のツンとしたにおいの正体だ。大量に吸い込んでしまうと、身体に悪影響があるので注意が必要である。必ず、部屋の換気をして作業しよう。マスクを使うのも対策の1つだ。また、有機溶剤は引火性が強いので、火のそばで扱うのは厳禁である。

結論

シール剥がしの代用品を紹介した。専用のシール剥がしがなくても、ドライヤーやアルコールスプレーなど、家にあるもので代用できることがわかった。シールがキレイに剥がせなそうなときは、ぜひ紹介した方法を試してみてほしい。
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  • 更新日:

    2022年11月17日

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