- 食器用中性洗剤
- 洗面器
- 洗面器に40℃程度のぬるま湯を入れる。
- 洗剤の浸透をよくするため、汗染み部分をぬるま湯で湿らせる。
- 汗染み部分に直接食器用中性洗剤を塗り、揉み洗いする。
- 洗剤を洗い流し、洗濯機で通常通り洗う。
- 酸素系漂白剤
- 洗剤
- 洗面器
- 洗面器に40℃~50℃のぬるま湯を入れる。
- 汗染みに洗剤を直接つける。
- 酸素系漂白剤を入れてよくかき混ぜる。
- 10~20分つけ置きする。
- 洗濯機で通常通りに洗う。
1. 汗染みの原因とは?
そもそも汗染みは、なぜできてしまうのだろうか。汗染みの原因がわかれば適切な落とし方や対策ができる。
汗や皮脂による汚れ
皮脂は脂溶性の汚れだ。水に溶けにくい性質があり、洗濯しただけの落とし方では、汚れが残ってしまう場合がある。少しならそれほど目立たない皮脂汚れも、蓄積されると黄ばみとなり目立つようになる。
【エクリン汗腺とアポクリン汗腺がある】
なぜ汗や皮脂が汗染みの原因となるのだろうか。汗には「エクリン汗腺」と「アポクリン汗腺」の2種類がある。エクリン汗腺は身体全体に分布しており、99%が水分で構成されている、無味無臭が特徴の汗だ。一方、アポクリン汗腺は脇部分に多く分布しており、タンパク質、脂質、アンモニアといったさまざまな成分が含まれている。さらに粘性があり、色素も含むという特徴の汗だ。
汗染みの原因は、主にアポクリン汗腺からの汗になる。汗に含まれる成分が酸化することによって、汗染みから黄ばみへと変化していくのだ。
汗染みは時間が経つと「黄ばみ」に変わる
Yシャツなどの襟や脇が黄ばむ原因は、毛穴から出る皮脂だ。皮脂汚れは油汚れなのでホコリやチリが付きやすくなり、黄ばみだけでなく、黒ずみも目立ち始める。とくに襟部分は、洗濯などの通常の落とし方ではなかなか落ちない。首回りは肌と繊維が擦れ合うため、汚れが繊維の奥まで入り込んでしまうためだ。汚れが蓄積されると、時間が経つことで汗染みは黄ばみや黒ずみに変化していく。
2. 汗染みの落とし方
汗染みの原因は、汗と皮脂だ。皮脂汚れは油なので、落とし方として油の分解に強いアイテムを使おう。
食器用中性洗剤を使って落とす方法
【用意するもの】
【落とし方の手順】
クレンジングオイルで落とせる場合もある
食器用中性洗剤の代わりに、メイクなどを落とすときのクレンジングオイルを使う落とし方もある。落とし方は、食器用中性洗剤と同じだ。ぬるま湯を使って汗染みの部分にクレンジングオイルを塗り込み、揉み洗いしよう。
3. 頑固な汗染みの落とし方
食器用中性洗剤やクレンジングオイルを使っても汗染みがキレイに取れない場合には、酸素系漂白剤でつけ置き洗いをする落とし方を試してみてほしい。
酸素系漂白剤でつけ置きする方法
【用意するもの】
【落とし方の手順】
4. 汗染みを防ぐには?日頃からできる簡単な対策を紹介
汗染みは、落とし方も大切だが、何よりも作らないことが一番だ。日頃からできる汗染み対策を紹介しよう。
手軽にできるおすすめの汗染み対策
汗染みができやすい脇の対策として、脇汗シートを活用しよう。脇汗シートには、服に貼るタイプ、肌に貼るタイプ、洗って何度でも使えるタイプなどがある。また、汗染みができそうな場所にスプレーするだけで、汗をはじいてくれる汗染み防止スプレーも便利だ。
制汗剤も汗をかきやすい夏に重宝するアイテムだ。スプレータイプやロールオンタイプがあるので好みに合わせて選ぼう。そのほか、ベビーパウダーも汗染み対策となる。汗が気になる部分にベビーパウダーをはたいておけば、パウダーが汗や皮脂を吸収してくれるので衣類へ付くのを防げる。そしてこれらの対策と同時に、汗をかいた衣類はできるだけ早く洗濯することが大切だ。
結論
汗染みの原因は、汗と皮脂だ。汗染みは、時間が経つと黄ばみや黒ずみに変化し落ちにくくなるため、できるだけ早く洗濯しよう。軽い汗染みの落とし方は、食器用中性洗剤やクレンジングオイルを使う。ガンコな汗染みの場合は、酸素系漂白剤でつけ置き洗いをしよう。汗染みは、脇汗シートや制汗剤、汗染み防止スプレー、ベビーパウダーなどのアイテムを使うと予防できるので活用してほしい。