目次
1. 網戸が汚れる原因とは?

網戸が汚れる原因は内側と外側で異なる。内側ならホコリやペットの毛、タバコのヤニなどだ。キッチンの網戸だと、調理の際に発生した油が付着することがある。
網戸の外側が汚れる主な原因は、土埃やホコリ、排気ガス、花粉、小さな虫などだ。地域によっては、PM2.5や黄砂、工場からの煙が付着することがある。結露によってカビが生えるケースもあるので注意が必要だ。
網戸が汚れていると、窓ガラスやカーテンに汚れが付着しやすい。室内に汚れが入り込むこともあり、健康に悪影響を及ぼす恐れがある。簡単な掃除を定期的にして、清潔に保ってほしい。
網戸掃除の適切な頻度
半年に1回の頻度を目安に、念入りな網戸掃除をするのがおすすめだ。頑固な汚れになると簡単には落ちないので、定期的に掃除をしてほしい。1ヶ月に1回の頻度で簡単な掃除をすれば、キレイな状態を保てるだろう。
台風や花粉の時期は網戸が汚れやすい。花粉シーズンの後の5月や、台風シーズンの後の10月に掃除をしよう。網戸が乾燥すると汚れが落ちにくいので、風のない曇りの日を選んで掃除するのがポイントだ。
2. 網戸掃除を簡単にする方法

網戸の掃除を簡単にする3つの方法を紹介しよう。どれも網戸を外さずにできる簡単なやり方なので、ぜひ試してみてほしい。
新聞紙と掃除機を使う
まずは網戸の外側に広げた新聞紙を貼り付ける。養生テープやガムテープを使って、塞ぐように貼るのがポイントだ。それから、網戸の内側から掃除機をかけ、汚れやホコリを吸い取ろう。
あとは新聞紙を内側に貼り付けて外側からも吸い取れば、簡単な掃除は終わりだ。サッシや溝に溜まった汚れも掃除機で吸い取っておこう。網戸が破れないように、「弱」に設定してから掃除をしてほしい。
ストッキングと靴下を使う
ストッキングのつま先を切り、その中に丸めた靴下を詰め込もう。持ちやすい大きさに調整したら口を縛る。網戸の内側に新聞紙を貼って外側から網戸を拭けば、ストッキングに発生した静電気でホコリを簡単に吸着できる。
網戸の外側が拭き終わったら、新聞紙を外側に貼って内側を拭く。上から下の順番で拭いていくのがポイントだ。掃除で落ちた床のホコリは掃除機でキレイに吸い取ろう。
洗車用ブラシを使う
洗車ブラシは毛が柔らかい大きめのタイプを使用する。100均のブラシでもOKだ。マスクをして窓を閉めたら、洗車ブラシで外側の汚れをはらうように落とす。サッシや溝に溜まった汚れも一緒にかき出しておこう。
あとは水拭きで網戸を拭いて、仕上げとして乾拭きをすればOKだ。網戸掃除の際に汚れが付着するので、窓にも水拭きと乾拭きをしよう。
なお、簡単な掃除で汚れが落ちない場合は、水拭きの際に中性洗剤を使用する。スポンジに含ませて拭いてもOKだ。中性洗剤が残らないように、最後は水でしっかりと洗い流してから乾拭きをしてほしい。
3. 掃除後の網戸をキレイに保つコツ

網戸の掃除が終わったあとは、キレイに保つための対策をするのがおすすめだ。2つの効果的な方法を紹介しよう。
結露防止スプレーを吹きかける
結露防止スプレーには、網戸の表面をコーティングする効果がある。ホコリや汚れが付きにくくなるため、キレイな状態を長く保てるだろう。さらに、結露を防止できるのでカビ対策にもなる。
網戸にしっかり付着するように、裏側から乾いた布で押さえながら吹きかけるのがポイントだ。スプレーした後は軽く拭くと成分がいきわたる。ただし、網目が詰まる原因になるので、ワックス入り結露防止スプレーの使用はNGだ。
掃除するときに網戸も掃除機がけする
部屋に掃除機をかけるときに、網戸も一緒に軽く掃除しておこう。付着した直後のホコリや汚れなら、簡単な掃除でもすぐに落とせる。網戸から床の順番で掃除機をかければ、ホコリで部屋が汚れる心配がない。
また、掃除機の代わりにフロアワイパーを使う方法もおすすめだ。ウェットタイプのシートを付けて、さまざまな方向から拭いていく。掃除機やフロアワイパーを使用する際は、力の入れすぎに注意しよう。
結論
1ヶ月に1回の頻度で簡単な掃除をすれば、網戸を清潔に保てる。落ちにくい汚れにならないように、こまめにキレイにすることが大事だ。新聞紙や掃除機を使った方法や、洗車用ブラシを使う方法など、簡単な3つのやり方をチェックしておこう。結露防止スプレーを使ったり、掃除の際に網戸も掃除機がけをしたりすれば掃除の手間を減らせるので、あわせて実践してほしい。