1. カーテンの適切な洗濯頻度は?
カーテンの洗濯頻度は種類によって異なる。ドレープカーテンなら年に1回程度を目安に洗おう。レースカーテンは汚れが目立ちやすいので、年に2~3回程度洗うのが理想だ。カーテンにはホコリや手垢のほか、外から入り込む花粉・黄砂・排気ガスなどの汚れもつきやすい。窓まわりが結露しやすい場合は、カーテンにカビができる場合もある。また、生活臭・ペット臭・たばこ臭なども付着しやすいので、定期的に洗うよう心がけたい。
洗う前に洗濯表示を確認する
カーテンの洗い方で重要なポイントは、洗濯表示を確認することだ。カーテンには洗濯表示のタグがついている。洗濯桶のマークの中に数字が書かれている場合は、洗濯機で洗える。この数字は液温の上限を表し、マークの下に線が引いている場合は弱水流で洗うという意味だ。一方、洗濯桶に手を入れたマークがあるなら、洗濯機を使った洗い方は不可だが手洗いできる。
カーテンを洗濯できないのは、洗濯桶にバツがついたマークがある場合だ。自宅での洗濯は避け、クリーニング店に問い合わせてみよう。
2. 自宅でのカーテンの洗い方
ここからは、自宅でのカーテンの洗い方を見ていこう。洗濯機での洗い方をはじめ、手洗いでの洗い方も解説する。一緒に正しい干し方も押さえておいてほしい。
洗濯機の場合
【カーテンを外してフックを取る】
まずはカーテンをレールから外そう。このとき、カーテンについたフックも取っておく。うっかりつけたまま洗ってしまうと、フックが破損するおそれもあるので注意しよう。
【洗濯機に入れる】
カーテンをヒダに沿って折りたたみ、洗濯ネットに入れて洗濯機に入れる。洗剤は、おしゃれ着用などの中性洗剤を投入してほしい。洗濯表示に弱水流で洗うよう書かれていた場合は、「ドライ」や「手洗い」などのモードに設定して洗おう。仕上がりをキレイにする洗い方のコツは、脱水時間を短めにすることだ。脱水が長いとシワや傷みの原因になる場合がある。
手洗いの場合
カーテンは大きいので、手洗いする場合は浴槽を使った洗い方がおすすめだ。浴槽に水をためておしゃれ着用などの中性洗剤を溶かしたら、カーテンを浸けて押し洗いしよう。もむような洗い方ではシワがつきやすくなるので、やさしく押して汚れを取るのが適した洗い方だ。
洗濯後のカーテンの干し方
洗濯が終わったらカーテンをすぐに干そう。濡れた状態で洗濯機の中に放置していると、シワや型崩れにつながりやすい。ドレープカーテンは物干しにかけ、風通しのよい場所で乾かすとよい。レースカーテンは軽いので、そのままカーテンレールにかけて干してもOKだ。自重によりシワが伸びて、仕上がりがキレイになるだろう。
3. 洗濯後のカーテンをキレイに保つ方法
正しい洗い方や干し方を押さえたなら、洗濯後のカーテンをキレイに保つ方法もチェックしておきたい。カーテンにはホコリやカビがつきやすいので、以下の方法で汚れを予防して衛生的に使おう。
こまめにホコリを掃除する
カーテンには見えないほど小さいホコリがたまりやすいため、こまめに落とそう。掃除機やはたきで除去する方法もよいが、カーテンを開け閉めするだけでもホコリを落とせる。レースのカーテンを閉めっぱなしにしている人は、毎日開ける習慣をつけてホコリがつかないようにしてほしい。
防カビスプレーを使う
窓が結露しやすいなどでカビが心配なら、防カビスプレーを使うのがおすすめだ。カビが付着しにくくなるので、掃除の手間が大きく減るだろう。しかしカーテンによっては、防カビスプレーをかけるとシミができてしまう場合もある。まずは目立ちにくい裏や裾に吹きかけ、問題ないことを確認してから使おう。
結論
カーテンの洗い方はものによって異なるので、まずは洗濯表示をしっかりチェックしよう。洗濯機で洗えるなら洗濯ネットを活用して洗い、手洗いなら浴槽で押し洗いするとよい。カーテンがキレイになると部屋が明るくさわやかに感じられるので、定期的に洗って清潔さを保とう。