目次
- 1. 加湿器のカバーや吹出口にはほこりがどんどん溜まる
- 2. 加湿器のほこりを掃除する方法
- 3. 加湿器に蓄積する汚れはほこりだけではない
- 4. 加湿器の簡単なお手入れ方法
- 5. 加湿器を収納している間のほこりを防ぐコツ
- ゴム手袋
- 大きめのバケツ
- 水またはぬるま湯
- クエン酸
- ブラシ(歯ブラシでも可)
- 重曹
- ゴム手袋を装着し、バケツに水またはぬるま湯2Lあたりクエン酸大さじ1を溶かす
- 加湿フィルターを軽く水洗いしたあと、30分から2時間つけ置く
- 加湿フィルターをつけている間に、トレイの水の溜まる部分をブラシで掃除する
- 給水タンクも同様に水洗いする
- 加湿フィルターのつけ置きが終わったら、流水でよくすすぎ水気をきる
- 給水タンクなどのカビ臭さが気になる場合は、重曹を使って掃除する
- 水1Lあたり重曹大さじ4を溶かしたら、30分つけ置きする
- つけ置き後は流水でよくすすぎ水気をしっかりきる
- フィルター、トレイ、給水タンクをセットし試運転する
1. 加湿器のカバーや吹出口にはほこりがどんどん溜まる

加湿器のカバー部分(吸い込み口)にはほこりがつきやすい。これは加湿器だけではなく加湿空気清浄機にも同じことがいえる。カバーに溜まったほこりを放置していると、ほこりくさいなどの悪影響が出てきてしまうので注意してほしい。
加湿器のほこりを放置するリスク
加湿器のカバーにほこりが溜まると吸い込みが悪くなり、加湿器本来の機能を発揮できなくなる。吸い込みが悪いと余分な電力を使ってしまううえに、加湿器本体が加熱し故障する恐れもあるのだ。
また、吹出口にほこりが溜まると、ほこりを空気中に拡散してしまうため、加湿器のほこりはこまめに取り除く必要がある。
2. 加湿器のほこりを掃除する方法

加湿器のカバーの掃除方法
【掃除機で吸い取る】
加湿器のカバーについたほこりは、掃除機で吸うと簡単に取り除ける。加湿器からカバーを取り外して、掃除機でほこりを吸い取ってほしい。また、フィルターにも掃除機をかけてキレイにしよう。
【水洗いをして乾かす】
ほこりに湿気が混ざり掃除機では取りにくい場合は、水洗いをおすすめする。カバーとフィルターを水洗いし、カビや雑菌が繁殖しないようにしっかりと乾かそう。
加湿器本体のほこりの掃除方法
加湿器本体の掃除には、水で濡らしてよく絞った柔らかい布を使用する。表面が傷つく原因となるため、硬い布でゴシゴシ拭くことはやめよう。汚れが気になる場合は中性洗剤を水に溶かし雑巾に含ませて拭くとよい。電源プラグは乾いた布で拭こう。
3. 加湿器に蓄積する汚れはほこりだけではない

加湿器には、ほこり以外にもどのような汚れがつくのだろうか。
水垢やぬめり、カビなども発生する
加湿器の水の通る部品(タンク・トレイ・気化フィルター)には水垢がつきやすい。キレイに見えても、見えない雑菌が付着している可能性があるため掃除が必要だ。
とくに気化フィルターは水垢や汚れが溜まりやすい。掃除をせずに加湿器を使用し続けると汚れが固まって取れにくくなったり、雑菌やカビが繁殖したりしてしまう。またそのまま放置すれば、悪臭の発生や加湿量の低下、送風音が大きくなるリスクがある。使用期間中は、2週間に1回程度は水洗いをするようにしてほしい。
4. 加湿器の簡単なお手入れ方法

ここからは、加湿器をキレイな状態で使用するために、ぬめりとりなど簡単なお手入れ方法をご紹介する。
用意する洗剤や掃除道具
加湿器のお手入れには下記のものを使用する。
加湿器のお手入れ方法
クエン酸水溶液の濃度は0.5~1%になるようにしよう。細かい部分の汚れが気になる場合には、ブラシなどでこすり、汚れを落とすとよいだろう。
頑固なぬめりとりにはつけ置きが有効
給水タンクなどのぬめりがなかなか落ちないときには、重曹水を使ったつけ置きをおすすめする。まずはバケツなどの大きな容器に、お湯(50℃前後)1Lにつき重曹大さじ4程度を溶かそう。そこへ水洗いしたパーツを1時間ほどつけ置きし、ぬるま湯で洗い流したら完了だ。1時間のつけ置きでもぬめりが落ちない場合には、つけ置き時間を延長しよう。また、白い頑固な汚れが落ちない場合は、濃度1%程度のクエン酸水に2時間程度つけ置きしてほしい。
5. 加湿器を収納している間のほこりを防ぐコツ

加湿器は季節家電であるため、時期が終わると収納しておくことになるだろう。その際には、しっかりほこり対策をしておく必要がある。
100均の収納カバーなどでほこりから守ろう
収納しておく際のほこり除けには、100均で販売されている家電用のカバーが便利だ。加湿器を覆うだけでほこりが付着するのを防いでくれる。加湿器は納戸や押し入れの奥に収納する方が多いだろうが、オシャレな柄のカバーを使うと目につく場所に収納しても悪目立ちしにくいためおすすめだ。
結論
加湿器のほこりや汚れを放置していると、雑菌やカビを空気中にまき散らしてしまいかねない。加湿器の掃除は手間に感じる方もいるだろうが、今回紹介した方法だと簡単に掃除できるので試してみてほしい。また、収納する際にもほこりが付着しないような工夫が必要だ。キレイな空気の中で生活するためにも、加湿器はこまめにお手入れしていこう。