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服

服の黄ばみは何が原因?とり方や黄ばみを防ぐための方法も紹介!

投稿者:ライター 上野祥子 (うえのしょうこ)

鉛筆アイコン 2022年12月18日

洗濯してしまっておいた服が黄ばんでいる、という経験がある方もいるのではないだろうか。本記事では服の黄ばみに着目し、その原因や予防方法を解説していく。黄ばんでしまった服の白さをとり戻す方法なども紹介するため、お悩みの方はぜひ参考にしてほしい。

  

1. 服の黄ばみの原因

服の黄ばみ
服はなぜ黄ばんでしまうのか?まずは、服が黄ばむ原因やメカニズムを理解することから始めよう。それらを把握すれば、黄ばみの予防や対策も講じやすくなる。

服に残った皮脂などの汚れが主な原因

服の黄ばみが首元や袖口、脇の下に発生するのは、「汗・皮脂」といったたんぱく質の汚れが原因である。汗を多くかく場所、肌と服が直接触れ合う場所はとくに汚れやすい。人間は、実に多くの汗をかいている。1日着用した服は思っている以上に汗を吸収しており、皮脂汚れもたくさん付着しているのだ。
衣替えのときに服の黄ばみが発覚するのは、これらの汚れが残っていることに原因がある。たんぱく質の汚れをしっかり落としてから収納しないと、残留した汚れに起因する黄ばみが発生してしまうのだ。

汚れが黄ばみに変化するメカニズム

それでは、汗や皮脂による汚れがなぜ黄ばみになるのか、そのメカニズムを見ていこう。服の黄ばみは、服に付着している汚れと酸素による「酸化」という化学反応によるものだ。酸化により、汚れている部分が時間の経過とともに黄色く変色してしまう。そのため、1回着用しただけで汚れが確認できない服でも、時間が経つと黄ばむという現象が起こるのだ。キレイに洗濯したつもりでも、服の繊維の奥深くに汚れが残っているケースもあり、酸化が進んで黄ばんでしまうこともある。

2. 服の黄ばみを防ぐには?

洗濯機
服の黄ばみの原因である汗や皮脂は、生理現象であるため止めることはできない。では、どうやって服の黄ばみを防げばよいのだろうか。ここからは、服に黄ばみを発生させないための予防方法と対策を紹介する。

短時間でも着用した服は速やかに洗濯する

服の黄ばみに対して最も簡単で確実な予防方法は、服をこまめに洗濯することだ。たとえ短時間でも、着用した服はなるべく早く洗濯するのが好ましい。着用した服を放置する時間が長ければ長いほど汚れが定着し、普段の洗濯では落ちにくくなってしまう。汚れがひどい場合は、もみ洗いやつけ置き洗いをしてしっかり落とすようにしよう。

洗濯のりやベビーパウダーなどでコーティングをする

服の黄ばみは、汗などで汚れやすい部分を洗濯のりやベビーパウダーを使ってコーティングすることで防げる。洗濯のりといえば、衣服のシワを伸ばしてパリッとした仕上がりにさせるアイテムだ。しかし本来の用途以外にも、服の繊維をコーティングして汚れを付きにくくさせる効果もある。また、コーティングされた服に付着した汚れが、洗濯時にのりと一緒に落ちやすくなるメリットもある。なお洗濯のりは、乾いた服に使用できるスプレータイプが便利だろう。首元や袖口、脇の下など、汚れやすい場所にだけ部分的に使用することも可能だ。柔らかい生地やふんわりした衣類には合わないため注意が必要である。
ベビーパウダーを使う場合は、襟元や袖のほか、肌につけておくとよいだろう。襟汚れが気になる首元などに塗布すれば、ベビーパウダーによる薄い被膜効果で汗・皮脂汚れが服に付着するのを避けられる。原材料にコーンスターチを含むものを選べば、余分な皮脂を吸着する作用が期待できるため、汚れを防ぐ効果がより一層増すだろう。

きちんと乾かすことや湿気対策も重要

洗濯やコーティングで黄ばみを予防した服も、十分に乾燥させないまま収納すると黄ばみやすくなってしまう。黄ばみのメカニズムである「酸化」は、水分や湿気により促されるという性質があるのだ。普段の洗濯物もそうだが、しまっておく時間が長くなる衣替えの際には、洗濯やクリーニング後の衣服を十分に乾燥させてから収納するようにしよう。また、除湿剤を置くなどして、湿気対策も忘れずにしておいてほしい。

3. 黄ばんだ服の白さをとり戻す方法は?

手洗い洗濯
服の黄ばみに対する予防方法や対策があることはわかったが、黄ばんでしまった服の白さをとり戻すにはどうすればよいのだろうか。ここでは、首元や脇の下に生じた黄ばみをとる方法を2点お伝えする。

漂白剤を使ってつけ置きをする

服の黄ばみをとりたい場合は、酸素系漂白剤を使用してつけ置き洗いをしてみてほしい。今回おすすめするのは、色柄物の漂白にも使える粉末の酸素系漂白剤だ。これは過炭酸ナトリウムと呼ばれるもので、液体のものよりも漂白除菌効果が期待できる。また、効果をより実感するためには3つのポイントを守ることが大切だ。
1つ目は、40~50℃のお湯を使用すること。酸素系漂白剤は、使用するお湯が高温だと漂白時間が短くなり、低温だと漂白効果が発揮されないという特徴がある。2つ目のポイントは保温。漂白効果を一定に保つため、湯温を40~50℃にキープしてほしい。バケツや洗面器を覆うふたやタオルを用意しておこう。
3つ目は、つけ置き時間を30~60分に留めること。合成繊維の衣服は汚れを吸着する性質があるため、長時間つけ置きすると落とした汚れを吸着してしまう。酸素系漂白剤の漂白効果は1~2時間ほどでなくなるため、それ以上つけ置きしても意味がないといえる。

クリーニングに出す

服の黄ばみの原因は汚れによるものだ。汗や皮脂、食べこぼしの汚れが原因で生じる黄ばみを防ぐには、これらの汚れをしっかりと落とすことが重要である。洗濯やつけ置き洗いを試みても落とせない黄ばみは、プロに任せるのが得策だろう。過度な洗濯や漂白は衣服へのダメージが大きい。どうしても落とせない黄ばみや長期間しまっておく服は、クリーニングに出して徹底的に汚れを落としてもらおう。

4. 服の黄ばみの主な原因は皮脂!こまめな洗濯を心がけよう

洗濯物
服の黄ばみの原因は、主に汗や皮脂、油汚れだ。一度着用した服はキレイに見えても速やかに洗濯し、汚れの定着を阻止して黄ばみを防止しよう。普段からこまめに洗濯することを心がけていれば、余程ひどい汚れでない限りは落とすことができるはずだ。

結論

服の黄ばみに関する原因とメカニズムを明らかにし、予防対策と洗濯方法を紹介した。服の黄ばみは汗や皮脂といった汚れが原因だ。黄ばみを発生させないためには、こまめな洗濯でしっかりと汚れを落としてからしまうのがポイント。しつこい汚れにはクリーニングを検討してみよう。
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  • 更新日:

    2022年12月18日

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