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排水口のぬめりの取り方 | ベタベタの掃除方法や予防法を解説

投稿者:ライター 森本泰斗 (もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2022年12月 2日

排水口のぬめりは、水まわりを代表するトラブルのひとつだ。ぬめりを放置しておくと臭いのもとになるほか、詰まりの原因にもなりやすいので、速やかに対処するのが理想的だ。本記事では、場所ごとの排水口のぬめりの取り方や、ぬめりを予防する方法について、詳しく解説していこう。

  

1. 排水口のぬめりの取り方 | キッチン

排水口
はじめに、キッチンの排水口のぬめりの取り方から紹介する。キッチンでは食べ物を扱うため、衛生面でもぬめりはしっかり対策しておきたい。

ぬめりの原因

キッチンの排水口のぬめりの主な原因は、脂分である。脂分が流れきらず、排水口や排水管に付着すると、洗剤や食材のカスを吸着してしまう。こうなると時間の経過とともに雑菌が繁殖して、ぬめりや臭いが発生するのである。

ぬめりの掃除方法

ぬめりの原因である油汚れや皮脂汚れは酸性の性質を持っており、落とすためにはアルカリ性で中和させる必要がある。ここで活躍するのが重曹だ。重曹はアルカリ性で、酸性と反応すると炭酸ガスが発生するため脂分を分解させる効果が期待できるのである。
まず、ある程度排水口まわりをきれいに洗う。排水管内部まできれいに掃除するためにも、トラップ構造を分解しておこう。続いて、分解した部品も含め、排水口と排水管の全体まで行き渡るように、重曹をふりかける。次に重曹の半分程度の量のお酢、またはクエン酸をふりかけ、泡立ちを確認したら30~60分程度つけ置きする。つけ置きの時間が短いと、脂分や臭いが残ってしまうので注意。分解した部品は古い歯ブラシなどでブラッシングを行い、排水口まわりはスポンジで軽くこすり、ぬめりをしっかり落とす。仕上げに40~50℃ほどのお湯で全体を洗い流したら、掃除は完了となる。

2. 排水口のぬめりの取り方 | お風呂

排水口
次に、お風呂の排水口のぬめりの取り方を紹介する。お風呂は毎日入るからこそ、掃除も怠ってはいけない。とくに雑菌が繁殖しやすい環境なので、ぬめり取りはこまめに行おう。

ぬめりの原因

お風呂の排水口のぬめりの主な原因は、残った皮脂や水垢によって繁殖した雑菌である。雑菌の量が増えるほどぬめりが発生しやすく、排水管に付着するとなかなか取れないうえ、臭いの原因にもなってしまう。お風呂の掃除を怠りがちの方は、注意したい。

ぬめりの掃除方法

お風呂の排水口のぬめりの掃除方法は、基本的にはキッチン同様、重曹とお酢、またはクエン酸を使う。工程も同じで、重曹を排水口全体にかけ、そこに半分程度のお酢やクエン酸を加えて泡立ちを確認したら、しばらく放置したあとにぬるま湯を流して完了だ。水垢汚れなどをしっかり落とすなら、ぬるま湯を流すときにブラッシングもしよう。

【取れない場合は塩素系漂白剤を使う】
汚れが頑固で、上記の方法ではぬめりを取りきれない場合は、塩素系漂白剤を使ってみよう。塩素系漂白剤を排水口まわりにまんべんなくかけ、5分程度放置してから水でしっかり洗い流せばよい。ただし、銅製の水切りカゴは変色の可能性があるので、あてはまる場合は塩素系漂白剤の使用は控えておこう。

3. 排水口のぬめりの取り方 | 洗面台

排水口
洗面台の排水口もまた、キッチンやお風呂同様に、ぬめりが発生しやすい場所である。洗面台はほかに比べて排水口の口径が小さいので、詰まりに発展する前に適切なぬめり対策をしておきたい。

ぬめりの原因

洗面台の排水口のぬめりの主な原因は、流れきらなかった洗顔料や歯磨き粉のほか、化粧品や整髪料などに含まれる油分も挙げられる。皮脂や油分は雑菌にとって栄養になるので、結果的に繁殖を促進してしまい、ぬめりが発生するのだ。

ぬめりの掃除方法

洗面台の排水口のぬめりの掃除方法も共通して、重曹とお酢、またはクエン酸を活用すれば効果的だ。重曹を排水口全体にかけ、そこに半分程度のお酢やクエン酸を加えて泡立ちを確認したら、ぬめりの程度によって5~30分程度放置する。時間がたったら、しっかり泡を流して完了だ。洗面台の排水管の形状に合わせ、細長いブラシも用意しておけば掃除に役立つだろう。また、髪の毛が原因でぬめりや詰まりが起こっている場合は、パイプクリーナーを使うようにしたい。

4. 排水口のぬめりを予防する方法

アルミホイル
最後に、排水口のぬめりを予防する方法も押さえておこう。身近な便利アイテムもあるので、ぬめり防止のためにもぜひ活用してもらいたい。

こまめに掃除する

排水口のぬめりを発生させないためには、こまめに掃除することが基本である。毎日は無理でも、なるべく週に1~2回程度は、定期的に掃除する習慣をつけておくのがベストだろう。それでもなかなか掃除の時間が取れない場合は、市販のぬめり防止剤を使うのも効果的だ。

アルミホイルを丸めて入れる

普段キッチンで使うアルミホイルは、実は排水口のぬめり対策にも効果的なのだ。アルミホイルを丸めて1~2個程度排水口に入れておくだけで、アルミホイルから出る金属イオンの働きにより、ぬめりが発生しにくくなる。ただし、アルミホイルの大きさは、排水口に流れ込まない程度に調節することを忘れずに。

結論

排水口のぬめり取りには、重曹やクエン酸などが効果的であることを知ってもらえただろう。水回りのさまざまな場所で活用できるので、掃除アイテムとしてそろえておくことをおすすめしたい。これまで排水口のぬめりに頭を悩ませていた方は、本記事の内容も参考に、適切なぬめり対策や予防を行ってもらいたい。
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  • 更新日:

    2022年12月 2日

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