このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
炊飯器

炊飯器の掃除方法とは?適切な頻度や正しい手入れの仕方を解説

投稿者:ライター 森本泰斗 (もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2022年12月 8日

日本人の主食であるお米を炊くのに欠かせない炊飯器。使用後の釜を洗剤で洗うのは日常的にしていても、ほかの部分の掃除ができているかと聞かれると、意外と怠りがちではないだろうか。そこで本記事では、炊飯器の掃除方法について詳しく解説する。適切な掃除の頻度や、正しい手入れの仕方などをしっかり覚えておこう。

  

1. 炊飯器は掃除が必要?

クエスチョンマーク
そもそも炊飯器は掃除が必要なのかという疑問だが、やはり定期的に掃除しないと、さまざまなデメリットが生じる可能性がある。炊飯器の掃除をしないとどうなるのか、また適切な掃除頻度についても知っておきたい。

掃除しないとカビや臭いの原因になる

炊飯器でお米を炊くと、お米のでんぷん質と蒸気が混ざり合い、上蓋や通気口に付着する。これを放置すると、でんぷん質をエサとして雑菌が繁殖してカビや臭いの原因になってしまうのだ。

炊飯器の適切な掃除頻度

炊飯器の適切な掃除頻度は、炊飯器のパーツごとに異なる。まず内蓋や内釜、つゆ受けは、使うたびに掃除しよう。お米が直接触れるような場所は、衛生面を考えてとくに清潔に保つことを心がけたい。炊飯器の外側や蒸気キャップも、なるべく使うたびに掃除したいパーツだ。なかなか時間が取れない場合は、週に1回を目安に掃除しよう。炊飯器の底のファンは、月に1回程度の頻度で掃除すればOK。とはいえ、掃除の頻度が低いパーツは忘れやすいので、なるべく日にちを決めて掃除する習慣をつけておこう。

2. 炊飯器の掃除方法

炊飯器
炊飯器の掃除方法について、各場所に分けて解説する。それぞれ共通して、とくに特別な掃除道具を用意する必要はないため、掃除に時間を要することもない。ここで正しい炊飯器の掃除方法を頭に入れておこう。

内蓋・内釜の掃除方法

内蓋・内釜の掃除には、やわらかいスポンジと洗剤、ふきんを使う。汚れが気になるからと漂白剤を用いたり、研磨作用のあるメラミンスポンジを使ったりするのは、内釜に施されたフッ素加工に悪影響を与えるため基本的にはNG。汚れが落ちにくい場合は、一度ぬるま湯につけてから洗えば落としやすくなる。洗い終わったらふきんで水気を拭き取り、掃除は完了。また、炊飯器の使用後すぐは熱くなっているので、やけどを避けるためにも、掃除は内蓋・内釜がよく冷めてからするようにしたい。

外釜・蒸気口・本体の掃除方法

外釜・蒸気口・本体の掃除には、ふきんと洗剤、綿棒を使う。外釜にはセンサーなどがあり、傷にはデリケートな場所である。スポンジでごしごしこすると故障の原因にもなるため、外釜の掃除はふきんを固くしぼり、さっと拭き上げればOKだ。蒸気口はすきまにホコリがたまりやすいので、綿棒を使えば掃除が簡単である。本体の汚れが気になる場合は、ふきんに軽く洗剤を染み込ませて拭いたあと、洗剤残りがないように固くしぼったふきんで拭き上げれば、掃除は完了となる。

ファンの掃除方法

ファンの掃除には、ふきんと綿棒、もしくは新品の歯ブラシを使う。まず、ふきんでファンの表面のホコリを取り除き、次に綿棒や新品の歯ブラシを使って、ファンのすきまのホコリを取り除けば掃除は完了。食べ物を扱う製品なので、使用済みの歯ブラシは使わないようにしたい。

3. 炊飯器を掃除しても臭いが取れないときは?

重曹
いくら丁寧に炊飯器を掃除しても、臭いが気になることもあるだろう。そんなときに有効な対策法も押さえておきたい。

重曹やクエン酸を使う

炊飯器の臭いを取るには、重曹やクエン酸がおすすめ。重曹には防臭効果があり、クエン酸には脱臭効果があるため、それぞれをうまく活用すれば気になる臭いを効果的に除去できる。使用方法は簡単なので、覚えておこう。
  • 重曹の場合:小さじ2分の1の量を炊飯器に入れ、1~2合目まで水を入れる
    クエン酸の場合:20gほど炊飯器に入れ、7~8分目まで水を入れる
  • 通常の炊飯ボタンを押し、終了したら冷めるまで放置する※ここで汚れを浮かせるので、すぐにお湯を捨てないように注意
  • 冷めきったらお湯を捨て、内蓋・内釜を洗って完了

使用前に説明書で確認する

炊飯器の種類によっては内釜に特殊なコーティングが施されているケースもあり、重曹やクエン酸が使えないこともある。間違って使うとコーティングを傷めてしまう可能性もあるので、重曹やクエン酸で掃除する場合は、使用前に説明書で確認することを忘れずに。

4. 掃除後の炊飯器を清潔に保つコツ

ご飯
最後に、掃除後の炊飯器を清潔に保つコツも確認しておこう。少しの心がけでも炊飯器は清潔に保てるので、正しい保管方法を意識しておきたい。

こまめに簡単に掃除する

炊飯器の掃除を楽にするためにも、日頃から簡単に掃除する習慣をつけておくことが重要だ。汚れを見つけたら速やかに拭き取り、使わないときはホコリ防止のためにカバーをかけておくなど、簡単な掃除や対策だけでも清潔に保つ効果が期待できるので、ぜひ実践してみよう。

炊飯器内にお米を放置しない

炊飯器内にお米を放置すると、湿気やでんぷん質の影響により雑菌が繁殖しやすく、カビや臭いの原因になりやすい。余ったお米は速やかに冷凍庫に移すなど工夫して、炊飯器内を常に乾燥した状態で保管することが、清潔に保つポイントである。

結論

炊飯器は毎日洗っているから大丈夫と思っていても、意識していなければ掃除を見落としがちなパーツがあることを知ってもらえただろう。おいしいお米を毎日食べるためにも、炊飯器の掃除は忘れずに行うことを心がけよう。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2022年12月 8日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧