目次
- 耐熱皿や熱に強いタッパーにアルミホイルを敷く。
- 黒ずみ落としをしたいアクセサリーを中に入れる。
- 重曹を小さじ1杯入れる
- 熱湯を注ぐ
- 5分程度放置する
- ぬるま湯ですすいで完了
1. アクセサリーが黒ずむ原因とは?

シルバーやゴールドのアクセサリーが黒ずんでしまうのはなぜなのだろう。
素材別の黒ずみの原因
【シルバーアクセサリーが黒ずむ原因】
シルバーアクセサリーが黒ずんでしまう原因は、空気中や皮脂に含まれる「硫化水素」だ。シルバーを構成している成分と反応し、黒ずんだ膜で覆われてしまう。サビのような腐食ではないため、膜を落とせば元どおりの輝きを取り戻すことができる。
【ゴールドアクセサリーが黒ずむ原因】
ゴールドアクセサリーが黒ずむ原因も硫化水素だ。ただし、純度によって変色の度合いが違ってくる。純度100%の純金は変色することはない。しかし、純度75%のK18では、残り25%の別の金属が硫化反応を起こすため黒ずんでしまう。
2. アクセサリーの黒ずみ落としに使える裏技

アクセサリーが黒ずんでしまったとき、自分で黒ずみ落としができるのだろうか。黒ずみ落としに使える裏技を紹介しよう。
シルバーアクセサリーの場合
【アルミホイルと重曹を使う】
アクセサリーの黒ずみ落としの裏技として効果的なのが「アルミホイル」と「重曹」を使う方法だ。裏技のやり方は簡単だ。
なお、塩化による変色の場合は上記の方法では効果が期待できない。また、水や熱、薬品に弱い宝石が付いている・メッキ加工・いぶし銀のアクセサリーは、表面が剝がれたり輝きが損なわれたりするため注意しよう。
【炭酸水を使う】
アクセサリーの黒ずみ落としの裏技のなかでも、最も手軽な方法だ。重曹をわざわざ用意しなくても、炭酸水だけで黒ずみ落としができる。コップなどに入れた炭酸水に、黒ずみを落としたいアクセサリーをひと晩浸け置くだけだ。炭酸ガスの細かな泡が黒ずみ汚れを落としてくれる。
ただし、使う炭酸水は純粋なものを使う。ジュースの炭酸には、甘味料を始め、さまざまな不純物が含まれているのでNGだ。
【シルバークロスを使う】
シルバーのアクセサリーを磨く専用のシルバークロスを使うという裏技も、黒ずみ落としには有効だ。シルバークロスには研磨剤が含まれており、表面の黒ずみを削ることで、輝きを復活させることができる。
ただし、シルバークロスは研磨して黒ずみ落としをするものだ。頻繁に使うと徐々に本体が削られていく。繊細な飾りが施されたシルバーのアクセサリーには頻繁に使用しない方がいいだろう。
ゴールドアクセサリーの場合
ゴールドアクセサリーの黒ずみ落としの裏技では、中性洗剤を使う。流水で汚れをざっと洗い流したら、中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸け置くだけだ。汚れがひどい場所があれば、指の腹で軽くこすって落とす。ぬるま湯から出したら、柔らかな布で拭き、さらに流水で洗剤成分を洗い流す。仕上げに乾いた布で拭き上げれば完了だ。
【中性洗剤を使う際の注意点】
中性洗剤によるゴールドアクセサリーの黒ずみ落としの裏技では、注意しなくてはならない点もある。それは、ゴールドは非常に柔らかい金属だということだ。洗うときに強くこすらないようにしよう。
また、ゴールドアクセサリーに貴石などの石が飾られている場合がある。石の種類によっては中性洗剤で変色する可能性があるため、この裏技は使えない。
3. アクセサリーの黒ずみを防ぐコツ

ゴールドやシルバーのアクセサリーの黒ずみは、100%防ぐことはできない。しかし、保管方法や環境に注意すれば、黒ずみをできるだけ防ぐことは可能だ。
なるべく空気に触れないようにする
黒ずみの原因は、空気に触れることによる「硫化」だ。保管する際には、できるだけ空気に触れない工夫が必要になる。たとえば密閉性の高いジップロックやジュエリーボックスに保管するといいだろう。
お風呂や洗い物する際は外す
結婚指輪を常に身につけている方も多いだろう。水仕事のたびに外すのは面倒くさいと思うかもしれない。しかし、指輪の内側などに取り残された水道水は、水垢の原因になる。つけたままでお風呂に入ると、シャンプーやボディソープの泡が入り込んで、油性の汚れが付着することもある。洗い物やお風呂に入るときには、アクセサリーを外す習慣をつけよう。
こまめに汚れを拭き取る
アクセサリーの黒ずみ落としの裏技を使わなくて済むように、こまめにお手入れをしよう。使い終わってジュエリーボックスに入れる前に、柔らかな素材のクロスで表面の汚れをこまめに拭き取ることだ。シルバー、ゴールド専用のクロスを選ぼう。クロスの中には研磨剤が含まれているものもある。傷つけてしまう可能性があるので注意が必要だ。
結論
アクセサリーが黒ずむ原因は、皮脂や空気に含まれる硫化水素による硫化だ。アクセサリーの黒ずみ落としに使える裏技として、重曹とアルミホイル、炭酸水、中性洗剤などを使う方法がある。なるべく黒ずみを防ぐためには、空気に触れないようにすること、洗い物やお風呂では外すことなどを心がけてほしい。使うたびに、こまめに汚れを拭き取ることも大切だ。お気に入りのアクセサリーの輝きをいつまでも楽しもう。