目次
- 整流板に取り付けられているストッパーを押しながら、ゆっくりと手前におろす。
- フィルターがついていれば、こちらも外す。
- 換気扇の開口部に取り付けられている輪っか状のベルマウスを取り外す。
- シロッコファンを外す。ネジ式やワンタッチ式があるので、取り扱い説明書をよく読んでから取り外そう。
- 留め具などを外してからフィルターを取り外す。
- ベルマウスを外す。このとき必ず換気扇が回っていないことを確認しよう。
- シロッコファンを外す。シロッコファンを固定している真ん中のネジを「ゆるむ」表示の方向に回して取り外す。
1. レンジフードの汚れの原因とは?

レンジフードの汚れの原因は「油汚れ」と「ホコリ」だ。このふたつの汚れが混ざり合い、時間が経つことによってガンコな汚れへと変化していく。
レンジフードの適切な掃除頻度
レンジフードの掃除は、どれくらいの頻度で行った方がいいのだろう。もちろん、毎日料理する方と、ときどきしか料理しない方では汚れ具合が異なる。レンジフードは、油を使った料理を頻繁に作る場合は1ヶ月に1回ほど、日常的にあまり作らない場合は2ヶ月に1回程度を目安に分解掃除することが理想とされている。フィルター周りは月に1回掃除するとよいが、余裕があれば料理をしたあとにその都度お手入れすることをおすすめする。
2. レンジフードの簡単な掃除方法

レンジフードを掃除するときには、表面だけでなく部品を取り外して中まで掃除をしたい。
部品を取り外す
ほとんどのレンジフードは「シロッコファン」仕様となっている。まずは、シロッコファンの取り外し方を紹介しよう。
【整流板がある場合】
【整流板がない場合】
シロッコファンの掃除方法
シロッコファンの簡単な掃除方法を紹介しよう。
【洗剤や重曹に浸け置きする】
シロッコファンは見た目が複雑だが、浸け置きをすると簡単に掃除をすることができる。シロッコファンを浸け置きできるくらいのバケツ、あるいは2枚重ねにしたビニール袋を用意する。そこに45~50℃くらいのお湯を溜めておく。
アルカリ性洗剤を使う場合には、まんべんなくシッコロファンにスプレーする。とくにファンの内側には油汚れが付きやすいので、たっぷりと洗剤をかけておこう。その後、用意しておいたお湯に15~30分ほど浸け置く。
重曹を使う場合には、お湯1Lに対して大さじ2~3杯を目安に混ぜ、シロッコファンを入れて30分ほど放置する。お湯の温度が下がってきたら、熱いお湯を足そう。
【浸け置き後に汚れを落とす】
浸け置きして油汚れが緩んできたら、スポンジや使い古しの歯ブラシを使って汚れを落としていこう。スポンジでは届かない奥の方は、歯ブラシを使えば簡単に汚れを取ることができる。
【よくすすいで乾かす】
汚れを落としたら、お湯でしっかりとすすぐ。そのあとで、クロスを使って水分を拭き取るか、自然乾燥させる。シロッコファンの乾燥が十分でないと、故障の原因となるので注意しよう。
フィルターの掃除方法
ファンの掃除が終わったら、フィルターも掃除しよう。フィルターは、汚れを押し出すようにして裏から掃除をする。洗剤をかけてブラシでこすり、汚れを落とす。洗い終わったら、十分乾燥させてからレンジフードに取り付ける。
レンジフード本体の掃除方法
【レンジフードの内側の掃除方法】
油汚れを落とすアルカリ性洗剤を使って掃除をする。洗剤を吹きかけたら、油汚れが分解されるまで5~10分待ってから拭き取ると簡単に汚れが取れる。
【レンジフードの外側の掃除方法】
レンジフードの外側の掃除は、アルカリ性洗剤をスプレーし、キッチンペーパーやラップでしばらくパックすると簡単に汚れが取れる。油汚れがひどい場合には、ラップの上からドライヤーで温めると汚れが落ちやすく、簡単に掃除ができる。
3. 掃除後のレンジフードをキレイに保つコツ

いくつかのアイテムを活用することで簡単にレンジフードをキレイに保つことができる。
外付けフィルターやコーティング剤を使う
外付けフィルターは、もともとついている金属製のフィルターの上に貼るだけでレンジフードの掃除を簡単にしてくれる。汚れたら捨てるだけなので、こまめに交換するだけだ。
また、レンジフードの掃除で厄介なのが油汚れだ。油が付着しても簡単に落とせるようにコーティングを施しておこう。掃除したあとのレンジフードにコーティング剤を吹き付けるだけだ。時間が経った油汚れも拭くだけでスルッと落ちる。
結論
レンジフードの汚れの原因は油とホコリだ。時間が経てば経つほどガンコな汚れとなってしまう。2ヶ月に1回くらいは掃除をしよう。分解が必要なシロッコファンは、洗剤や重曹に浸け置きしてから掃除をすると簡単に汚れが取れる。汚れをつきにくくするために、掃除し終わったレンジフードには外付けフィルターやコーティング剤を使ってキレイをキープしよう。