目次
1. お風呂の床の汚れの原因とは?

お風呂の床汚れの原因が分かれば、掃除方法も簡単になる。
お風呂の床掃除の裏技の前に、汚れの原因を知っておこう。
主な汚れは3種類
お風呂の床が汚れる原因には「水あか」「かび」「皮脂」の3種類がある。
水あかは、主に水道水に含まれるミネラルだ。
カビは、お風呂の高温多湿の環境によって爆発的に繁殖する。
皮脂は石けんカスに含まれ、蓄積させることでカビの原因になる。
お風呂の床の汚れの原因によって、裏技を使い分けよう。
2. お風呂の床掃除に使える裏技

お風呂の床掃除には、いくつかの裏技がある。
裏技で簡単にお風呂の床掃除をしよう。
重曹とクエン酸を使って掃除する
ナチュラル洗剤である重曹やクエン酸を使ったお風呂の床掃除の裏技を紹介しよう。
お風呂の床の汚れをすぐに落とすのであれば、お風呂用洗剤でも十分だ。しかし、時間がたつにつれて落としにくくなる。
洗剤のなかには、混ぜて使うなど使用方法を間違えると危険なものもある。そこで、混ぜても安全な重曹とクエン酸を使った掃除方法を使ってみよう。どちらも100均でも購入できるので、試しに使ってみてもいいだろう。
床の汚れ別の掃除方法
お風呂の床汚れにもいろいろある。床汚れに合わせた掃除方法にも裏技があるので、紹介しよう。
【水あかの掃除方法】
お風呂の床掃除の裏技として、水あかなどのアルカリ性汚れにはクエン酸水が効果的だ。クエン酸水は、ぬるま湯200mlに対してクエン酸粉末小さじ1杯を混ぜる。スプレー容器に入れて、お風呂の床にクエン酸水をたっぷりとまこう。
ガンコなお風呂の床の水あか汚れの場合は、クエン酸液をかけたら、しばらくラップでパックをする。こうすることで、ガンコな水あかも緩んではがしやすくなる。
【皮脂や油脂の掃除方法】
お風呂の床掃除の裏技として、皮脂や油脂などの酸性汚れには、重曹スプレーが効果的だ。
重曹水は、ぬるま湯100mlに対して重曹の粉末を小さじ1杯混ぜる。スプレー容器に入れてよく振り、お風呂の床に重曹水をたっぷりとまく。スポンジやブラシで汚れを擦り落として、水で流せば完了だ。
ガンコな皮脂汚れで、重曹水では取れない場合には、重曹ペーストを使ってみよう。
重曹ペーストの作り方は、重曹と水を2:1の割合で混ぜ合わせるだけだ。
ゴミやホコリを取って、床を乾燥させておく。汚れがひどい場所に重曹ペーストを塗り、その上にキッチンペーパーを被せる。さらに、その上に重曹ペーストを塗って、ラップで覆う。半日ほどそのまま放置し、スポンジやブラシで汚れを擦り落として水で流せば完了だ。
【カビの掃除方法】
お風呂の床は、カビが生えやすい場所だ。そのままにしておくと、カビの根が張って取れにくくなってしまう。
お風呂の床掃除の裏技として、カビには「塩素系漂白剤」と「片栗粉」が効果的だ。
塩素系漂白剤と片栗粉を1:1の分量で混ぜてペースト状にする。床のカビの部分にペーストを塗り、5~10分程度放置しておく。あとはぬれたキッチンペーパーなどで拭き取り、水で洗い流す。なお、片栗粉は中性のため塩素系漂白剤と混ぜても問題ないが、クエン酸や市販の酸性スプレー洗剤などを混ぜると大変危険なので注意が必要だ。
3. 掃除後のお風呂の床をキレイに保つコツ

お風呂の床掃除をしたあとは、できるだけキレイをキープしておきたい。
こまめに掃除する
お風呂の床掃除はこまめにすると、あとが楽になる。お風呂から上がったタイミングで、お風呂用洗剤を吹きかけ、さっと掃除をするだけでキレイをキープできる。
お風呂を使った直後はとくに汚れており、また汚れは取りやすい状態となっている。
汚れがこびりつく前に、掃除をすることで、お風呂の床掃除の時間が短くて済む。
浴室を出る前に床を流す
お風呂から上がるときに、シャワーで床を洗い流す。こうすることによって、カビのエサとなる石けんカスや皮脂汚れを取り除けて、カビを発生しにくくできる。
換気をして湿気をためない
お風呂を使ったあとは、しっかり換気をしよう。窓を開けたり、換気扇を使ったりして、カビの好む環境を作らないことだ。空気の通りをよくするため、通気口が付いていない場合には、少しだけドアを開けると効率的に換気ができる。
結論
お風呂の床の汚れの原因は水あか、かび、皮脂の3種類だ。床掃除に使える裏技には、重曹やクエン酸がおすすめだ。カビには塩素系漂白剤と片栗粉を混ぜたペーストが便利だ。お風呂の床をキレイに保つためには、こまめな掃除と換気が大切だ。お風呂から上がるときに、サッとシャワーをかけるだけでも掃除時間が短縮できる。