1. 魚グリルが汚れる原因
どうして魚グリルは汚れてしまうのだろうか。まずは、魚グリルが汚れる原因をみていこう。
油汚れ
魚グリルが汚れる原因のひとつに、油汚れがある。落ちてきた油汚れは網や受け皿にたまり、庫内にも付着しやすい。油が付いたままの魚グリルを掃除せずにしばらく放置していると、においの原因になってしまう。そのため、魚グリルを使ったら速やかな掃除が必要だ。
焦げ
また、焦げも汚れる原因のひとつだ。魚グリルで魚を焼くと、焦げた部分がこびり付いてしまったり、網に身や骨が残ったりする。焦げ付きを放置すると頑固な汚れになってしまうため、魚グリルの掃除は早めにすることが肝心だ。
2. 魚グリルの簡単な掃除方法
ここからは、魚グリルの簡単な掃除方法を紹介する。
網の掃除方法
魚グリルの網は魚の焦げが付きやすいため、重曹を使った掃除が効果的だ。手順は、まず網が浸かるくらいの桶か袋を用意する。その中に、40℃前後のぬるま湯1Lと重曹大さじ3を入れてよく混ぜ、網を30分から1時間浸けおく。汚れが浮いてきたら、スポンジやブラシなどでこすり洗いをするとキレイになる。
受け皿の掃除方法
魚グリルの受け皿は、焼いた魚の油がたまる場所なので、油汚れに効果的なセスキ炭酸ソーダを使って掃除しよう。手順は網と同様、桶か袋を用意してその中に50℃のお湯1Lとセスキ炭酸ソーダ大さじ1を入れよく溶かす。そして、受け皿を浸け込み30分から1時間おいておく。汚れが浮いてきたら、スポンジやブラシなどでこすり洗いすれば完了だ。
庫内の掃除方法
魚グリルの庫内は魚の油で結構汚れている。そのようなときには、スプレーボトルに水500mlとセスキ炭酸ソーダ5gを入れ混ぜあわせ、セスキ炭酸ソーダ水をつくるとよい。庫内にセスキ炭酸ソーダ水を吹きかけ、汚れている部分にキッチンペーパーを貼り付ける。30分から1時間放置して汚れが浮き出てきたら、スポンジやブラシでこすり落とし、仕上げに水拭きするとキレイになる。
3. 掃除後に魚グリルのにおいが気になるときの対処法
魚グリルをキレイに掃除しても、においが残ってしまうこともある。そこでここからは、魚グリル掃除後の気になるにおいを取る方法を紹介する。
庫内を空焼きする
魚グリル内のにおいが気になるときにまずやってみてほしいのが、空焼きだ。魚グリルの掃除が終わったら5分ほど空焼きする。これだけで庫内に残っていた魚のにおいが軽減される。また、空焼きをすると庫内に油が付きにくくなるのでおすすめだ。
お茶やコーヒーの出がらしで消臭する
空焚きだけでにおいが落ちなかった場合は、お茶やコーヒーの出がらしを使用する方法がある。水気をよくきったお茶やコーヒーの出がらしを魚グリルの受け皿に薄く並べ、5分ほど弱火で加熱するとにおいが取れる。
4. 掃除後の魚グリルを清潔に保つコツ
せっかく魚グリルを掃除したら清潔に保っておきたいものだ。ここからは、魚グリルを清潔に保つコツを紹介する。
受け皿に片栗粉と水を入れておく
魚グリルを使う前に、受け皿に片栗粉大さじ4と水300mlを入れておく。このようにして魚を焼くと、受け皿に落ちてきた油が片栗粉と混ざり、冷めるとゼリー状に固まる。受け皿からゼリー状になった片栗粉をはがして、洗剤とスポンジで洗うだけでキレイになるため、魚グリルの掃除が楽になるのでおすすめだ。
受け皿にグリルストーンを入れる
市販のグリルストーンを受け皿に入れる方法もある。グリルストーンは100均やホームセンターで手に入る。受け皿にグリルストーンを敷き詰めておくと、油とにおいを吸収してくれる。また、石の赤外線により魚がふっくら焼ける効果も期待できる。数回使用した後は、黒くなった石を取り除くだけなので手入れが簡単だ。
網の上にアルミホイルを敷く
魚グリルの網の上に、アルミホイルを敷くのもおすすめだ。アルミホイルを敷いて調理すると、網と受け皿の両方とも汚さずにすむため、魚グリルの掃除が楽になる。油の少ない魚だと、アルミホイルを敷いたままでも美味しく焼きあがるが、アルミホイルを使っていない状態と比べると、焼き具合が異なるため注意しよう。
焼く前に予熱する
魚を焼く前にグリルを強火で5分ほど予熱しておくと、網に魚がくっつきにくくなる。また、魚の皮がパリッと仕上がったり、魚の外側が早く焼けることで旨みを閉じ込めたりする効果もある。
結論
魚はグリルで焼いて食べたほうが美味しく感じるだろう。今まで魚グリルの掃除が億劫であまり使ってこなかった方も、今回紹介した掃除方法だと簡単に手入れができるため、積極的にグリルを使ってほしい。魚グリルを掃除した後は、清潔に保つ方法を実践し、キレイな状態をキープしよう。