1. みかんの皮が掃除に使える理由とは?
みかんの皮には、掃除に活用できるクエン酸やペクチン、リモネンなどの成分が含まれている。クエン酸は重曹と並ぶナチュラルクリーニングアイテムの代表格で、水垢などのアルカリ性の汚れ落としに効果的だ。ペクチンはみかんの筋や皮の白い部分に多く含まれている成分で、コーティング作用やツヤ出し効果がある。リモネンは油汚れを分解して落とす効果がある。
みかんの皮を掃除に使うと、頑固な油汚れや手垢などを落としやすくなる。天然由来の成分が汚れを落とすため、みかんの皮を使えば小さい子どもがいる家庭やペットがいる家庭でも安心して掃除できる。
2. みかんの皮をそのまま使った掃除方法
ここからはみかんの皮をそのまま使った掃除方法を紹介する。
電子レンジの掃除に活用
電子レンジには加熱した際に飛び散った汚れがついている。このような汚れをみかんの皮で掃除できる。まず、電子レンジ内の汚れを濡れ布巾で軽く拭いておく。そしてみかんの皮を3~5枚電子レンジの中に入れ、500Wで2分ほど加熱する。加熱するとみかんの皮から出た水蒸気がレンジ内に充満する。そのため、汚れが落としやすくなるのだ。最後に濡れ布巾でレンジ内を拭いたら完了だ。
シンクの掃除に活用
シンクについた水垢や油汚れもみかんの皮で掃除できる。みかんの皮の白い部分で汚れが気になる場所を拭き掃除する。コーティング効果もあるため、キレイな状態が持続するのも嬉しいポイントだ。
ガスコンロの掃除に活用
ガスコンロの油汚れには、みかんの皮の外側を使って掃除する。みかんの皮をふたつ折りにし、果汁を出しながら掃除すると、滑りがよくなり汚れも落ちやすい。最後に乾いたキッチンペーパーなどで拭きあげれば完了だ。まだ乾ききっていないベタベタした油汚れの掃除には、みかんの皮で十分対処できる。
油性ペン跡の掃除に活用
子どもがテーブルに油性ペンで落書きをしてしまった、ということもあるだろう。そのようなときにもみかんの皮が活躍する。みかんの皮の外側で油性ペンがついた場所をこすると、汚れが落ちる。表面がでこぼこしている場所の汚れは落ちない場合もあるかもしれないが、平らな机についた油性ペンには効果的だ。
お風呂の鏡の掃除に活用
お風呂の鏡の掃除にも、みかんの皮が使える。みかんの皮に含まれるクエン酸が汚れを浮かして、キレイにしてくれるのだ。
3. みかんの皮スプレーを使った掃除方法
みかんの皮スプレーを使った掃除方法もある。ここからはみかんの皮スプレーの作り方や活用法を紹介する。
みかんの皮スプレーの作り方
まず、水400mlを鍋に入れ火にかけ沸騰させる。沸騰したらみかんの皮を4~5枚入れて20分煮込む。煮込んだら皮を取り出し、みかんの成分がしみ込んだお湯を冷ます。冷めたら、スプレーボトルなどに入れ替えて完成だ。
みかんの皮スプレーの活用法
【床のワックスがけに活用】
完成したみかんの皮スプレーはフローリングのワックスがけに使用できる。みかんの皮スプレーをかけながら床掃除するだけで、汚れが落ちピカピカになる。
【革製品のつや出しに活用】
革のソファーやバッグなどをみかんの皮スプレーで拭き掃除すると、汚れを落としツヤ出しができる。革製品に使う場合は、目立たない場所で試し拭きをしてから使おう。
【窓の掃除に活用】
窓の手垢や油汚れが気になる場所に吹きかけ、乾いた雑巾などで拭きとるだけでキレイになる。
4. みかんの皮スプレーは日持ちしない
作ったみかんの皮スプレーには、防腐剤などの添加物が入っていないため、あまり日持ちしない。常温保存で1週間、冷蔵保存で2週間を目安に使い切るとよいだろう。添加物が含まれていないということは、小さい子どもやペットがいても安心して使えるということである。そのため安全なみかんの皮スプレーでの掃除はおすすめだ。ただし、果物アレルギーなどを持つ子どもがいる場合は注意が必要だ。
結論
みかんの皮は掃除に活躍する。天然由来成分で掃除できるため、安心して使えるのが魅力的だ。また、さまざまなものの掃除に使えるみかんの皮スプレーは自宅で簡単に作れる。保存期間に注意して使おう。食べ終わったみかんの皮は捨てずに、掃除に有効活用しよう。