2023年1月 5日目次
1. お風呂の鏡のウロコ汚れとは？
お風呂の鏡に発生するウロコ汚れは、知らないうちに発生しているケースが多い。ウロコ取りの裏技の前に、発生する原因をチェックしておこう。
お風呂の鏡にウロコ汚れの主な原因は水垢
お風呂の鏡に発生する白いウロコ汚れの正体は水垢だ。水道水の中に含まれるカルシウムやケイ素などのミネラルが、固まって発生する。付着した水が蒸発してミネラルだけが鏡に残り、白いウロコのような汚れになるわけだ。
水道水が原因なので完璧に防ぐのは難しい。濡れたり乾いたりを繰り返すことで、ウロコ汚れは蓄積される。お風呂掃除用の中性洗剤では落ちにくく、放置すればさらに頑固なウロコ汚れになるだろう。
ウロコ汚れが発生するとお風呂の鏡が見えにくくなる。また、シャンプーや石鹸が付着すれば、白い粉末状の石鹸カスになるので注意が必要だ。お風呂の鏡についたウロコ汚れや石鹸カスを取るために、ウロコ取りの裏技を確認しておこう。
2. お風呂の鏡のウロコ取りに使える裏技
お風呂の鏡のウロコ取りに有効な裏技を3つ紹介する。簡単に実践できる裏技なので、ぜひチェックしてほしい。
クエン酸を使う
アルカリ性の性質があるウロコ汚れには、酸性のクエン酸が有効だ。中和させることで汚れが落ちやすくなる。クエン酸のほかには、同じ酸性であるお酢やレモン汁を使用してもよい。
スプレーボトルに水（200ml）とクエン酸（小さじ1）を入れてよく混ぜる。お風呂の汚れに吹きかけてスポンジで擦るのが、ウロコ取りの裏技だ。お酢を使用するなら、水とお酢を1対1の割合で混ぜよう。
最後に水でキレイに流して水分を拭き取れば終わりだ。それでも落ちないウロコ汚れは、クエン酸スプレーを吹きかけたあと、キッチンペーパーとラップで10分ほどパックしてほしい。
新聞紙を使う
新聞紙のインクに含まれる油分が、お風呂の鏡についた油汚れやウロコ汚れを落とす。まずは鏡にたっぷりと水をかけて、クシャクシャに丸めた新聞紙で擦ってウロコ取りをしよう。
ウロコ汚れが落ちるまで拭いたら、乾いた新聞紙を使って乾拭きすればウロコ取りの裏技は完了だ。ただし、鏡のまわりに新聞紙のインクがつくことがあるので、注意しながら掃除してほしい。
重曹を使う
重曹はアルカリ性なのでウロコ汚れは中和できないが、研磨作用がある。頑固なウロコ汚れを削って、ウロコ取りをすることが可能だ。さらにお風呂の鏡についた皮脂汚れや石鹸カスの一部など、酸性の汚れに効果がある。
スプレーボトルに水（100ml）と重曹（小さじ1）を入れて、しっかりと混ぜよう。タオルに重曹スプレーを吹きかけたら、擦ってウロコ取りをする。あとは固く絞ったタオルで水拭きをして、重曹が残らないように拭き取ろう。
仕上げに乾拭きをして水滴を拭けば、ウロコ取りの裏技は完了だ。ただし、重曹には研磨作用があるため、強く擦りすぎるとお風呂の鏡を傷つける可能性がある。鏡の様子をチェックしながら、ウロコ落としをすることが大事だ。
3. お風呂の鏡のウロコ汚れを予防する方法
お風呂場の鏡のウロコ汚れを軽減する、2つの裏技を紹介する。ウロコ取りが終わったあとは、裏技を実践してキレイに保とう。
鏡に水滴を残さない
乾いたときにウロコ汚れになるので、水滴を残さないことが大事だ。家族がお風呂に入り終わったあとに、乾いたタオルでお風呂の鏡を丁寧に拭き取ろう。
水滴を効率よく切れる、市販のワイパーやスクイージーを使ってもよい。なお、シャンプーや石鹸、歯磨き粉の汚れも一緒に落とすことで、石鹸カスの付着やくもりの防止にもなる。
浴室を乾燥させる
浴室に湿気がこもりやすいと、お風呂の鏡にウロコ汚れやくもり汚れが定着しやすい。カビやぬめりの予防にもなるので、換気扇を使ってしっかりと乾燥させることが大事だ。
浴室暖房乾燥機がある場合は、「換気」よりも「乾燥」を使用する。乾燥は換気をしながら温風で水分を払うため、より早く乾かせるだろう。浴室を乾燥させる場合でも、お風呂の鏡の水滴も拭き取っておいたほうがよい。
結論
お風呂の鏡に発生するウロコ汚れの原因は、水道水に含まれるミネラルだ。通常の掃除だと落としにくいので、ウロコ取りの裏技を試してみてほしい。クエン酸や新聞紙、重曹を使って、頑固なウロコ汚れをスッキリと落とそう。また、お風呂の鏡のウロコ汚れは日頃からの対策で軽減できる。浴室に水滴を残さない、浴室を乾燥させるなどの予防方法をぜひ実践してほしい。
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