目次
1. ホットプレートの焦げ付きの原因とは?

ホットプレートを使うたびに、焦げ落としに苦労する。ホットプレートが焦げ付いてしまうのはなぜだろう。
主な原因は劣化や油汚れ
ホットプレートはフッ素樹脂加工が施されているので、焦げ付きにくくなっている。しかし、フッ素樹脂加工は経年劣化によって徐々にはがれてしまう。
ホットプレートを使うときに、金属のヘラなどを使うと表面にキズが付き、焦げ付きが細かなキズの中に入りやすくなって焦げ付きやすくなってしまうのだ。
ホットプレートに目に見えない油汚れが残っていることも、原因だ。たとえフッ素樹脂加工が施されていても、油汚れがくっついていると焦げやすくなってしまう。油汚れをしっかりと落とすことで、フッ素樹脂加工が戻ってくる可能性がある。
2. ホットプレートの焦げ落としに使える裏技

ホットプレートは、焦げ付いたからといってゴシゴシ擦るとフッ素樹脂加工も一緒にはがしてしまうことになる。フッ素樹脂加工の効果を守りながら、簡単な焦げ落としの裏技を紹介しよう。
氷を入れて熱する
フッ素樹脂加工がところどころはがれてしまったホットプレートは、どうしても焦げ付いてしまう。簡単に焦げ落としをするのには、氷を使う裏技を試してみよう。使い終わったホットプレートは、そのまま高温にしておいて、そこにコップ1杯分くらいの氷を乗せて広げるだけの簡単な裏技だ。氷を乗せると水蒸気が勢いよく発生する。このとき、こびりついた焦げも一緒に浮き上がらせる。焦げが浮き上がってきたタイミングで、キッチンペーパーでやさしく拭き取れば焦げ落とし完了だ。
水を入れて沸騰させる
ガンコな油汚れには、ホットプレートにヒタヒタの水を入れ、そのまま沸騰させる焦げ落としの裏技もある。油汚れが緩んできたところで、キッチンペーパーなどで拭き取る。樹脂製のヘラを使って擦ると汚れが落ちやすくなる。金属製のヘラを使うと、キズが付いてしまうので注意しよう。氷も水もどこの家庭にもあり、タダでできる裏技だ。
重曹を使う
ホットプレートの焦げ落としの裏技として重曹も使える。重曹は、掃除用の重曹や食用の重曹がある。どちらも効果には変わりない。重曹は弱アルカリ性で、油汚れや焦げ落としに効果がある。口に入っても無害なので、ホットプレートの掃除には最適だ。油汚れがひどく、氷や水では汚れが落としきれない場合に使える裏技だ。
ホットプレートを高温設定したら、コップ1杯程度の水と重曹大さじ2杯を入れ、菜箸やヘラなどでよくかき混ぜる。重曹が泡立ったらスイッチを切り、冷めないうちにスポンジでやさしく焦げ落としをしていく。
3. ホットプレートの焦げ付きを防止するコツ

裏技を使ってもホットプレートの焦げ落としが面倒な場合には、焦げ付きを防止する裏技を紹介しよう。
クッキングシートを敷く
クッキングシートを使う裏技だ。ホットプレートに直接食材を乗せるのではなく、クッキングシートを乗せてから食材を焼く。クッキングシートは、ホットプレートの大きさに合わせてカットしておこう。途中でクッキングシートが破れてしまうこともあるので、何枚か予備をそろえておくと慌てずに済む。
フッ素を散布する
ホットプレートが焦げやすくなるのは、そもそもフッ素加工樹脂がはがれてしまったからだ。フッ素加工樹脂を塗れば、簡単に復活できる。フッ素加工樹脂はスプレータイプのものが使いやすい。風通しがよく、周りに火の気のない場所で作業を行おう。
乾いたホットプレートにフッ素をスプレーし、スポンジで全体に薄く伸ばす。フッ素加工樹脂を定着させるため、ドライヤーなどでよく乾かしてから洗えば完了だ。
結論
ホットプレートの焦げ落としでは、氷、水、重曹を使う裏技が便利だ。汚れを浮かせて楽に焦げ落とせる。焦げ付きを防止するためには、クッキングシートを敷いてから焼く。フッ素樹脂を塗って焦げ付きを抑える方法もある。ホットプレートの焦げ付きを気にせず、みんなで焼き肉などを楽しもう。