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ニット

ニットが傷まない洗い方とは?正しい洗濯方法や干し方を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2023年1月31日

大事なニットは傷まない洗い方で洗濯したい。型崩れなどのトラブルを防ぐために、正しいやり方を確認しておこう。この記事では、洗濯機と手洗いに分けてニットの傷まない洗い方を紹介する。洗濯前の確認事項や、伸びない干し方とあわせてまとめた。

  

1. ニットを洗濯する前に確認すべきこと

洗濯タグ
ニットを洗濯する際に、確認しておきたいポイントをまとめた。傷まない洗い方とあわせてチェックしておこう。

洗濯表示を確認する

まずは洗濯表示(※1)の洗濯桶のマーク(洗濯処理記号)で、ニットの洗い方を確認する。洗濯桶に数字が入っていたり横線がついていたりするものは、洗濯機の使用が可能だ。手のマークがついている場合は手洗いをすることができる。バツ印がついていると水洗いができないので、クリーニングに依頼しよう。
洗濯桶のマークの数字は水温の上限を、下の棒線は洗濯処理の弱さを表す。棒線が多いほど弱い洗濯処理が必要だ。干し方やアイロン仕上げなども、洗濯表示で確認しておくと安心だ。
シルクやレーヨン、アセテート、キュプラやこれらの混紡素材のニットは、自宅だと洗濯ができない。ウールやカシミヤを使用した高価なアイテムの場合、洗濯が可能でもクリーニングに出すことを検討したほうがよい。

色落ちしないかを確認する

ニットは色落ちしやすいので、洗濯の前にチェックすることが重要だ。まずはおしゃれ着用の中性洗剤を目立たない部分に塗布する。それから白いタオルを押し当てて、色落ちしないか確認してほしい。
色がタオルに移った場合は、自分で洗濯するのは避けたほうがよいだろう。一方で薄く色落ちする程度なら、色ムラになる心配はあまりない。色移りを避けるために他の衣服と別々にすれば、洗濯しても問題ないだろう。

2. ニットが傷まない洗い方

ニット

洗濯機での洗い方

【洗濯ネットに入れる】
洗濯ネットに入れるのが傷まない洗い方のポイントだ。2つ折りにしたニットがぴったりと収まるサイズの洗濯ネットを、1着につき1枚用意しよう。
ニットは裏返しにしてから洗濯ネットに入れる。ボタンがある場合は留めてからたたむとよい。汚れが目立つ部分ができるだけ表に出るようにたたむのが、洗い方のコツだ。
【弱水流モードで洗う】
弱水流やドライなど優しく洗えるモードに設定すれば、ニットが傷まない。メーカーによって優しく洗うコースの名称が異なるため、わからない場合は説明書や公式サイトで確認しよう。
あとはおしゃれ着洗い用の中性洗剤を投入してから、ニットを洗濯機でまわす。やわらかく仕上げたいときは、柔軟剤を使用するのがおすすめだ。なお、ニットは基本的に乾燥機が使えない。

手洗いでの洗い方

【おしゃれ着用洗剤に浸す】
まずは洗濯桶に30度くらいのぬるま湯を入れて、おしゃれ用の中性洗剤を混ぜる。分量は洗剤のパッケージで確認してほしい。それからニットを裏返して洗濯水に浸す。汚れが目立つ部分を表側にしてたたむのが、傷まない洗い方のポイントだ。
【押し洗いする】
洗濯水にニットを浸したら、傷まないように優しく押し洗いをしよう。縮んだり傷んだりする原因になるので、強く擦るのはNGだ。汚れが酷い場合は10分ほどつけ置きをするとよい。
繰り返し押し洗いをしたあと洗濯水を捨てて、半分にたたんだニットを軽く押して絞る。キレイなぬるま湯に浸してから、洗剤が残らないように数回ほどすすげばOKだ。柔軟剤を使用する場合は、最後のすすぎのときに投入しよう。
【洗濯機や手で脱水する】
手洗いが終わったら軽く押して絞ってから脱水する。30秒~1分の短時間であれば、洗濯機で脱水してもニットは傷まない。洗濯ネットに入れて脱水するのが洗い方のポイントだ。
手で脱水するときは、ニットの形を整えたあとバスタオルに挟もう。水気を優しく吸い取れば脱水は完了だ。あとは傷まない干し方で乾燥させれば洗濯は終わる。

3. ニットが傷まない干し方

洗濯物
ニットは干すときに型崩れしやすい。洗い方とあわせて、傷まない干し方をチェックしておこう。

平干し用ネットを使う

伸びやすいニットは裏返しのまま平らに置いて、陰干しで乾燥させる。ハンガーにかけると跡がつくため、平干し用ネットを使用するのが基本だ。優しく形を整えてから干すとよい。
平干し用ネットがないなら、ピンチハンガーの上にニットを広げて乾かそう。お風呂のフタやソファーの背もたれにバスタオルを敷き、その上で乾燥させてもOKだ。

2本のハンガーを使う

ハンガーを使用する場合は、2本用意して重さを分散させてほしい。まずは通常通りにニットをハンガーにかけたら、もう1本に身頃を通す。袖も2本目のハンガーにかけておこう。あとは2本のハンガーを並べて陰干しをしてほしい。

結論

正しい洗い方で洗濯すればニットは傷まない。まずは洗濯表示を確認して、色落ちがしないかチェックしよう。洗濯機と手洗いに分けて紹介した洗い方をぜひ実践してほしい。型崩れや伸びを防ぐために、干し方のポイントとあわせて覚えておくことが重要だ。
(参考文献)
※1出典:消費者庁「洗濯表示(平成28年12月1日以降)」
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  • 更新日:

    2023年1月31日

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