目次
- 電気ケトルに満杯の水を入れる
- クエン酸大さじ1杯を入れて軽く混ぜ、沸騰させる
- そのまま2時間放置する
- 中を数回すすいだら完了
- 500mlのぬるま湯に、重曹大さじ1杯を入れてよくかき混ぜる
- ふきんに重曹水を含ませて、電気ケトルの外側をふく
- 電気ケトルの台座、コードも一緒にふく
1. 電気ケトルが汚れる原因とは?

水を沸かすだけの電気ケトルの汚れの原因は何だろう。電気ケトルの中を見てみよう。うっすらと白いものが付着していないだろうか。これは、水道水に含まれているカルシウムなどのミネラル成分が固まった「水垢」と呼ばれる汚れだ。最初は目立たないものの、時間がたつとまるで石がこびりついたようになっていく。
また、電気ケトルの外側も汚れやすい。外側の主な汚れの原因は、手垢やホコリだ。台所に置いておくと、調理の際に飛んだ油汚れも気になってくるだろう。油が接着剤の役割をして、ホコリがつきやすくなる。
電気ケトルの適切な掃除頻度
水垢は、時間がたてばたつほどガンコになって取りにくくなる。電気ケトルの掃除は月に1回が理想的だ。定期的に掃除をすれば、毎日の手入れも簡単になる。
2. 電気ケトルの簡単な掃除方法

電気ケトルの中で固まった水垢は、こすっても簡単に取れるものではない。そこで水垢や油汚れが簡単に落とせる掃除方法を紹介しよう。
内側はクエン酸で掃除する
電気ケトル内の水垢はアルカリ性の汚れだ。反対の性質をもつ酸性のクエン酸で中和して汚れを取っていこう。クエン酸は、柑橘類に含まれている天然由来成分だ。ナチュラルクリーニングとも呼ばれ、安心して使える。
【掃除方法】
電子ケトルの中をのぞいてみて、まだ水垢が残っているようであれば、もう一度掃除してみよう。
【お酢でも代用可能】
クエン酸が手元にない場合は、お酢でも簡単に掃除できる。電気ケトルにお酢をコップ1杯入れたら、水を満杯にしてお湯を沸かす。2時間ほど放置してからすすげば掃除は完了だ。お酢で掃除をする場合、クエン酸と違ってお酢独特のツンとくる臭いが残ることがある。お酢の臭いが気になるようであれば、念入りにすすぐようにしよう。
外側は重曹で掃除する
電気ケトルの中をキレイに掃除をしたら、今度は外側も掃除をしよう。外側の掃除を簡単に済ませるには重曹を使う。重曹も食品として使われる成分のため、安心して使える。
電気ケトルの外側の汚れは、主に手垢だ。手垢は酸性汚れなので、弱アルカリ性である重曹で簡単に落とせる。
【掃除方法】
3. 掃除後の電気ケトルを清潔に保つコツ
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電気ケトルの掃除を簡単にするためにも、普段からやっておきたいことがある。
お湯を入れっぱなしにしない
残ったお湯は入れっぱなしにせず、捨てるようにしよう。そのままにしておくと、水垢がつきやすくなる。また、水道水は塩素で除菌されているが、一度沸騰した水は塩素が飛んでしまっているので、雑菌が繁殖しやすくなっている。衛生面からも残ったお湯はその都度捨てるようにしよう。
水道水以外のものを入れない
電気ケトルの使用は、水道水に限定しておく。牛乳やお茶といった飲み物を電気ケトルに入れて温めると、焦げついたり、色がついたりする。
たとえば、牛乳にはたんぱく質が多く含まれているが、沸騰したときに薄い膜が張り、目詰まりの原因になる。茶葉も同じで、蒸気経路に詰まってしまうと故障の原因となる。
こまめに簡単に掃除する
電気ケトルの掃除を簡単にするためには、普段からのこまめなお手入れが大切だ。毎日使い終わってお湯を捨てたら、柔らかい布で全体をふく。内側やフィルターも水ですすいで、乾いたふきんで水気を取っておく。水垢が目立ってきたら、クエン酸で簡単に取り除こう。
結論
電気ケトルの内部の汚れは水垢が原因だ。クエン酸やお酢で水垢は簡単に掃除できる。外側の手垢汚れは重曹水を使ってふくだけで汚れが取れる。電気ケトルを清潔に保つためには、お湯を入れっぱなしにしない、水道水以外のものは入れないことが大切だ。そして、こまめに掃除をしよう。