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手袋

手袋の洗濯は自宅でできる?適切な頻度や正しい手入れ方法を解説

投稿者:ライター 森本泰斗 (もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2023年1月25日

手袋は冬場の防寒対策をはじめ、さまざまな作業時にも役立つアイテムである。長時間身につけるものなので、清潔に保つためにも、正しく洗濯を行っていくのが大切だ。本記事では、手袋の洗濯に着目して、手袋の洗濯は自宅でできるのか、また適切な頻度や正しい手入れ方法について解説していこう。

  

1. 手袋は洗濯が必要?

洗濯機
はじめに、そもそも手袋は洗濯が必要なのかという点から解説する。手袋を洗濯する理由や、洗濯する頻度について知っておこう。

外側や内側は雑菌が繁殖している

手袋は一見汚れていないように見えても、実は外側や内側には雑菌が繁殖している可能性がある。手袋をつけたままお店のドアを開けたり、電車のつり革を持ったりする際は注意したい。人の手が多く触れる場所には雑菌が多く潜んでいるので、触れるたびに汚れてしまうのだ。また、手袋の内側の場合、手汗や手についた菌によって雑菌の繁殖を招くことがある。手袋を長く衛生的に使うためには、適度な洗濯が必要なのだ。

手袋を洗濯する適切な頻度

一般的な衣類とは異なり、手袋は毎日洗う必要はないが、月に1回の頻度で洗濯することをおすすめする。最低でもシーズン終了ごとには洗濯したほうがよいだろう。洗濯せずにシーズンをまたいで使うことは、衛生面でもおすすめできない。また、目立つ汚れがある場合は、洗濯頻度に関わらず、速やかに洗濯するようにしたい。

2. 手袋は自宅で洗濯できる?

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では、手袋は自宅で洗濯できるのだろうか。手袋は必ずクリーニングに出す必要はなく、洗濯表示をよく確認したうえで洗濯することは可能である。洗濯表示の確認方法や、洗濯表示がない場合の対処法について覚えておこう。

洗濯表示を確認する

洗濯表示は、手袋のタグや商品パッケージに記載されていることが多い。桶に水が溜まったような表示や、洗濯機のマークが表示されているなら、洗濯機を使って洗濯できる。ただし、桶の水に手を入れている表示や、「手洗イ」の表示がある場合は、洗濯機ではなく手洗いで洗濯する必要がある。手袋の洗濯を始める前に、まずは洗濯表示の意味をしっかり押さえておきたい。

洗濯表示がない場合は素材で判断する

洗濯表示がない場合は、手袋の素材で判断する必要がある。たとえばウールやアクリル、フェイクレザーの手袋であれば家庭で洗濯してもOK。しかし本革の手袋の場合は、自分で洗濯すると色落ちや型崩れの原因になるため、洗濯知識に自信がないなら、クリーニングに出すのがおすすめだ。

3. 手袋の正しい洗濯方法

手袋
本項では、アクリル・ウールと革・スエードに分けて、それぞれの素材の手袋の正しい洗濯方法を解説していこう。

アクリル・ウールの場合

アクリル・ウール素材の手袋の、洗濯の手順や干し方のポイントは以下の通りだ。

【洗濯の手順】
洗濯する前に、洗面器とおしゃれ着用洗剤、タオルを用意しておく。手袋の汚れが気になる場合は、はじめに直接洗剤をつけて5分ほど放置してなじませておくと、汚れ落ちがよくなるのでおすすめだ。洗面器にぬるま湯を張り、水量に合った分量の洗剤を入れる。手袋を洗面器に入れたら、手指の力を使ってつまみ洗い・押し洗いをしていこう。洗濯が終わったら洗面器の水を入れ替え、すすぎの工程に入る。洗剤が残らないようによくすすいだら、洗濯は完了だ。酸素系漂白剤や柔軟剤を併用してもよいが、酸素系漂白剤はスマホ対応手袋とは相性が悪いので注意しよう。

【洗濯後の干し方】
洗濯が終わったらタオルに手袋を乗せ、挟み込んで水分を取ろう。ある程度水分を取り除いたら、干す前に手袋を一度手にはめて形を整えてほしい。あとは平干しで乾燥させればOKだ。干すときは、市販の平干しネットを使うと便利だろう。水分の重さで型崩れが起きやすいので、洗濯バサミで挟んで干すのはNGだ。

革・スエードの場合

革・スエード素材の手袋の、洗濯の手順や干し方のポイントは以下の通りだ。

【洗濯の手順】
革・スエード素材の場合は、素材の破損や劣化を避けるため、基本的に水で丸洗いはしない。洗剤をつけて絞ったタオルで全体を拭き、すすぎの代わりとして、キレイな水で絞ったタオルで洗剤を拭き取れば完了だ。防水加工が施された革であれば、ぬるま湯で押し洗いをしてもよい。

【洗濯後の干し方】
手袋が濡れた状態では干さず、乾いたタオルで水気をしっかり拭き取ってほしい。直射日光にあて続けると、素材の傷みやひび割れにつながるので、日陰で平干しするのが正しい干し方だ。

4. 洗濯後の手袋の保管方法

手袋
せっかくキレイに手袋を洗濯できても、保管方法が悪いと次のシーズンで使えなくなっていることもある。このようなことを避けるためにも、正しい手袋の保管方法を覚えておこう。
まず、洗濯してから収納する際、ブラッシングで細かいホコリまで落としておき、美しい状態にしておくのがポイントだ。また、水分が残った状態で収納するのはNGなので、洗濯後の乾燥に加え、収納前に陰干しもしておくことを忘れずに。天然繊維の手袋は虫食いなどを避けるため、収納時に防虫剤を併用するのもおすすめだ。また、革の手袋の場合、収納前に専用のオイルやクリームを塗っておけば、素材の劣化を防げるので実践してみよう。

結論

手袋は必ずクリーニングに出す必要はなく、正しい方法を守れば自宅でも洗濯できることを解説した。手袋は防寒対策など実用性に加え、高いファッション性でも人気のアイテムなので、多く揃えている方もいるだろう。本記事を参考に正しく洗濯をしながら、お気に入りの手袋を長く衛生的に使ってもらいたい。
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  • 更新日:

    2023年1月25日

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