目次
- 片栗粉
- カビ取り剤
- 割り箸
- 深めの皿
- ラップ
- 歯ブラシ
- まずは片栗粉とカビ取り剤を混ぜてペーストを作る。ある程度深い皿に、大さじ2杯の片栗粉と20~30mlのカビ取り剤を入れ、割り箸でペースト状になるまで混ぜよう。
- パッキンのカビの上にペーストを塗り、15~30分程度放置する。カビがひどい場合は、上からラップをかけて念入りにパックしたい。
- あとはパックを水で流し、残った汚れを歯ブラシでこすって落としたら完了だ。
1. 風呂のパッキンに生えた頑固なカビの落とし方

カビはジメジメして汚れた場所を好む。そのため、湿度が高く、皮脂や垢が落ちている風呂は格好の繁殖場所だ。とくにパッキンは水や汚れがたまった状態になりがちで、カビが生えやすい。
風呂のパッキンに発生した手ごわいカビは、片栗粉とカビ取り剤を使って落とすとよい。以下では用意する道具とカビ取り方法を紹介するので、ぜひチャレンジしてみよう。
カビ取り剤と片栗粉とパックで落とす
【用意するもの】
【カビ取りの手順】
パッキン用のカビ取り剤もある
片栗粉を使う方法以外には、パッキン専用のカビ取り剤を活用するのも適している。たとえば、SCジョンソンの「ゴムパッキン用カビキラー」をはじめ、ウエキの「カビトルデス PRO 防カビ剤配合」、鈴木油脂工業の「カビ取り一発」などがある。ジェル状のカビ取り剤でパッキンにしっかり密着するので、頑固なカビ対策に使ってみよう。
2. 風呂のパッキンに生えたカビが落ちない理由

風呂のパッキンにできたカビはなかなか落ちない。その理由は主に2つあるので、上で紹介したカビ取り方法でうまくいかなかった場合はチェックしてほしい。
カビが残ってしまう2つの要因
【カビ取り剤の密着時間が短すぎる】
カビ取り剤が汚れに密着する時間が長いと、カビは落ちやすくなる。カビ取り剤を使っても汚れが取れない場合は、カビ取り剤の密着時間が短すぎる可能性がある。泡状のカビ取り剤では垂れてしまって密着しにくいので、垂れにくいジェルタイプがおすすめだ。また、紹介したようにラップでパックする方法も、カビ取り剤をしっかり密着させやすい。
【カビ取り剤を塗布した面が濡れている】
濡れたパッキンにカビ取り剤をつけると成分が水で薄まり、効果が低下しやすい。カビ取り剤をつける際は、事前にパッキンを拭いて水分を取り除いておこう。
3. 風呂のパッキンのカビを落とす際の注意点

カビ取り剤の多くには塩素系の「次亜塩素酸ナトリウム」が使われており、使用方法を誤ると人体に危険が及ぶおそれがある。風呂のパッキンにできたカビを落とす際は、以下のポイントを守って掃除しよう。
ゴム手袋を着用し、換気しながら作業する
塩素系のカビ取り剤はツンとしたニオイがあり、皮膚への刺激が強い。そのため、塩素系のカビ取り剤を使う際は、ゴム手袋やマスクを着用するのが欠かせない。また、作業中は風呂場を十分に換気しよう。
アルカリ性洗剤(塩素系)と酸性のものは絶対に混ぜない
カビ取り剤が塩素系の場合、酸性の洗剤と混ぜてはいけない。塩素系と酸性のものを混ぜると有害なガスが発生し、最悪の場合死に至る場合もある。クエン酸・お酢・アルコールなど、酸性のものを併用するのは絶対に避け、両方使いたい場合はしっかり時間を空けてから使おう。
4. 風呂のパッキンにカビが生えるのを防ぐ方法

風呂のパッキンにできたカビは落としにくいので、できれば予防したいものだ。パッキンのカビは簡単な方法で防げるので、日頃から次の方法を取り入れるとよい。
お湯をかける・水気を切る・換気をすることで対策を
カビは熱湯が苦手なので、50℃以上のお湯をかけることで繁殖を予防できる。風呂上がりには、パッキンを含む風呂場全体に熱いシャワーをかけよう。
また、カビは湿度の高い環境で繁殖するので、パッキンの水気を取る、風呂を換気するなどの予防策も有効だ。風呂上がりには全体的にクロスやスクイージーなどを使って水気を切り、換気扇を回す習慣をつけよう。
結論
風呂のパッキンのカビを落とすポイントは、カビ取り剤をしっかり密着させることだ。カビ取り剤を片栗粉と混ぜることでペースト状になり、放置しても流れずにカビの上に留まりやすくなる。さらにラップをかけて入念にパックすれば、カビをキレイに落とせる。なお、塩素系のカビ取り剤を使う際は、紹介した注意点をきちんと守ろう。