1. 洗面台が汚れる原因とは?
まず、洗面台が汚れる原因について詳しく紹介しよう。
洗面台の汚れは4種類
洗面台の汚れは主に4種類ある。洗面台はこれらの汚れが混ざりあうことで、黄ばみや黒ずみを生じるといわれている。
【水垢】
水道水には、マグネシウムやカルシウムなどのミネラルが含まれている。それらが乾いて蒸発する際に空気中の酸素や二酸化炭素と反応すると、白い塊になる。また、皮脂汚れと石鹸カスが水道水の金属成分と反応して、金属石鹸ができる。主にこれらの汚れが水垢とよばれる。
【皮脂汚れ】
洗面台は手で触るため、蛇口付近などに皮脂汚れがつきやすくなる。汚れが付着して間もないころは目に見えにくいが、適切な汚れの落とし方をしないまま過ごした場合、ホコリと混ざり頑固な汚れに変化する。そして茶色や黒ずみの汚れになるのだ。
【石鹸カス】
水垢と石鹸カスとが混ざると、黄ばみや黒ずみを生じる。石鹸に含まれる脂肪酸ナトリウムと水道水に含まれるカルシウムが反応すると、頑固な塊汚れに変化する。
【カビ】
湿気が多いところにカビは生えやすいため、洗面台や浴室などは特にカビが発生しやすくなる。適切なカビの落とし方をしなければ、カビが繁殖しやすくなってしまう。
2. 洗面台の汚れの簡単な落とし方
ここでは、洗面台の汚れの簡単な落とし方について解説しよう。
クエン酸を使う
クエン酸は酸性であるため、アルカリ性の水垢を中和することで汚れを簡単に落とすのに役立つ。簡単な落とし方は、クエン酸スプレーを使用する方法だ。
クエン酸スプレーは、クエン酸小さじ1杯と水200mLをよく混ぜて、スプレーボトルに入れるだけでよい。
簡単な汚れの落とし方は、クエン酸スプレーを汚れが気になる部分に吹きかけ、ラップで覆って2分から3分放置したあとに水拭きする方法だ。
メラミンスポンジを使う
メラミンスポンジを使う汚れの落とし方もある。しかし、メラミンスポンジは細かい網目で汚れを削りながら取り除く仕組みであるため、柔らかい素材の洗面台に傷をつけてしまう可能性がある。事前に洗面台の素材とメラミンスポンジの使用の可否を確認するようにしよう。
メラミンスポンジが使用できる場合は、まず掃除しやすい大きさに切り、水をたっぷりと含ませ、水滴が落ちない程度に軽く絞る。汚れが気になる部分にメラミンスポンジを当てて優しくこすり、汚れが浮いてきたあとに水拭きして仕上げるとよい。
3. 掃除後の洗面台をキレイに保つコツ
最後に掃除後の洗面台をキレイに保つコツを紹介しよう。
水滴を残さない
洗面台は水を使う場所であるため水滴が残りやすい。しかし、水滴が残ったままでは、水垢だけでなくぬめりやカビも発生しやすくなる。そのため、洗面台をキレイに保つためには、掃除だけでなく使用後も水滴を残さぬように拭きとることが大切だ。
除菌スプレーをする
洗面台の雑菌の繁殖やカビを予防するには、除菌スプレーを適宜使用するのもおすすめだ。除菌スプレーを使用することは掃除後の洗面台をキレイに保つだけでなく、感染症の予防にも役立つだろう。
結論
今回は、洗面台の汚れの種類をはじめ、それぞれの汚れに応じた簡単な落とし方、水垢や黒ずみの掃除方法について詳しく解説した。家族が多いほど洗面台も汚れやすくなるため、ぜひ当記事を参考に簡単な汚れの落とし方を実践し、洗面台を清潔に保ちながら快適に使用してほしい。