目次
1. 柔軟剤の効果とは?

柔軟剤には「洗濯物の乾燥が早くなる」「洗濯ジワを軽減する」といった効果がある。また、繊維の表面をなめらかにして摩擦を軽減できるので、静電気が発生しにくくなる。静電気による花粉の付着を防ぐこともできるなど、柔軟剤にはさまざまな嬉しい効果があるのだ。
柔軟剤を使用したほうがよい衣類
柔らかく仕上げたい場合や、タオル・下着・子どもの衣類などへの使用が適している。防臭効果があるので、食べ物やタバコのにおいが気になるシーンで着用する衣類にもおすすめだ。
速乾を促す効果があるので、洗濯物を部屋干しするときにも適している。ただし、使い方を間違えると十分な効果を発揮できない。効果アップのための基礎知識をチェックしておこう。
また、柔軟剤を使用すると吸水性が悪くなるので注意が必要だ。新品のタオルへの使用は避けたほうがよい。敏感肌の方や赤ちゃんの衣類に使用すると、肌トラブルの原因になる恐れがあるため、肌に優しい無添加の柔軟剤を使用するなどの対策が必要だ。
2. 柔軟剤の効果をアップさせる方法

柔軟剤の効果をアップするために、正しい使い方を確認しておきたい。柔軟剤を入れるタイミングや、効果をアップさせる洗濯のコツをまとめた。
柔軟剤を入れるタイミング
【全自動洗濯機の場合】
全自動洗濯機では、洗濯を始める前に柔軟剤投入口に入れる。最後のすすぎのときに自動で投入される仕組みだ。洗剤投入口と間違えないように注意しよう。
【ドラム式洗濯機の場合】
全自動洗濯機と同じように、洗濯前に柔軟剤投入口に入れればOKだ。ドラム式洗濯機の場合、引き出しタイプの柔軟剤投入口がボタンの近くにあるケースが多い。
【二槽式洗濯機の場合】
二槽式洗濯機では最後のすすぎのときに柔軟剤を投入する。すすぎの水がキレイになったタイミングで入れるのがポイントだ。
【手洗いの場合】
手洗いでは最後のすすぎのときに柔軟剤を入れよう。洗剤が残ると柔軟剤の効果が薄くなるので、水がキレイになってから投入してほしい。
効果をアップさせる洗濯方法
【用量をきちんと守る 】
パッケージで容量を確認してから使用するのが、効果アップのポイントだ。少なすぎると効果が薄くなり、多すぎると香りが強くなりすぎる。
また、吸水性が弱くなったり繊維が傷ついたりするので、柔軟剤を毎回使用するのは避けよう。3回に1回の頻度で使用するのがおすすめだ。
【すすぎは2回する】
すすぎが1回では、汚れを落としきれていない可能性がある。柔軟剤の香りと洗濯物のにおいが混ざる恐れがあるので、すすぎは2回に設定したほうがよい。
【脱水は1回にする「脱水は回数ではない」】
脱水の回数が多かったり時間が長かったりすると、成分が過剰に排出されるので注意が必要だ。シワにもなりやすいため、時間を短く設定するとよい。早く乾かしたい場合は、脱水後にタオルで挟んで水気を吸い取るとよいだろう。
【洗濯物を入れすぎない】
洗濯機に入れすぎると洗濯物が回らないため、汚れが落ちにくい。汚れや雑菌が残ってしまい、嫌なにおいと柔軟剤の香りが混ざる恐れがある。洗濯物に対して多めの水で洗うことが、柔軟剤の効果をアップさせるポイントだ。
3. 柔軟剤の香りを持続させるコツ

柔軟剤の香りを長く楽しみたいなら、持続させるためのコツをチェックしておこう。柔軟剤の効果をアップさせる方法とあわせて、実践してほしい。
部屋干しする
洗濯物を外干しすると、風や日差しがあたって香りが蒸発する。風が強い日や日差しが強い日は、部屋干しをするのがおすすめだ。外干しをする場合でも、なるべく時間を短くしてほしい。
柔軟剤スプレーを活用する
柔軟剤スプレーなら、衣服にシュッと吹きかけるだけで香りが楽しめるだろう。柔軟剤(15~25ml)と水(500ml)を、スプレーボトルに入れるだけで完成する。
ただし、場合によっては濃度が濃く肌荒れの原因になる、雑菌が繁殖しやすいなどのリスクがあるので注意が必要だ。柔軟剤スプレーの使いすぎや肌が弱い人は気を付けよう。
結論
柔軟剤の効果をアップさせるには、正しい使い方を確認しておきたい。柔軟効果や香りを高めるための方法を実践することが大事だ。容量をきちんと守る、すすぎは2回にするといった方法をぜひ試してみてほしい。部屋干しをするなど、香りを持続させるためのコツもチェックしておこう。