目次
1. 炭酸水が掃除に使える理由

炭酸水が掃除に使えるというのは本当なのだろうか。その理由を探ってみよう。
泡が汚れを浮かせるといわれている
炭酸水の特徴は、あのシュワシュワの泡だ。泡の力で汚れを浮かせることで、掃除の効果もアップする。また、二酸化炭素が溶け込んでいる炭酸水は、弱酸性という性質をもっている。酸性は、アルカリ性汚れを中和して落とすことができる。水垢、湯垢、尿石などが代表的なアルカリ性汚れだ。炭酸が抜けてしまっても弱酸性という性質は残っているので、捨てずに掃除に使える。もちろん、炭酸水は必ず無糖のものを選ぶことだ。
【洗剤ではないため子どもやペットがいても安心】
小さな子どもやペットがいる場合、できるだけ洗剤を使いたくないという家庭も多いだろう。とくにフローリングやおもちゃの汚れに洗剤を使うと、体内に入ってしまうかもしれない。炭酸水なら口に入っても問題なく、安心して掃除に使える。
【ただし洗剤のような劇的な効果は期待できない】
炭酸水は、発泡によって汚れを浮き上がらせてくれるのだ。しかし、洗剤のような劇的な効果は期待できない。あくまでも軽い汚れに対して効果があるということを覚えておこう。
2. 炭酸水を掃除に使う方法

炭酸水を掃除に使う場合、具体的にどのような場所で使えるのだろうか。
フローリングの掃除に
フローリングの掃除では、炭酸水をスプレーボトルに入れて、吹き付けて使う。炭酸水であれば、フローリングのワックスにダメージを与えることなく掃除ができる。炭酸水を吹き付けたあとは、しばらく置いてから雑巾で拭き取れば、汚れやホコリがスッキリ取れる。
キッチンのシンクの掃除に
食器や野菜などを洗うシンクは、あまり強力な洗剤を使いたくないという方もいるだろう。
食器を洗ったあと、最後に炭酸水を拭きかけて、掃除をするとよい。スポンジなどでこするだけで水垢が取れて、シンクはいつもピカピカだ。
窓の掃除
窓の掃除では、洗剤を使うと「水拭き」と「乾拭き」の必要があり、最低3回も拭き掃除をしなくてはならない。炭酸水なら、一度の拭き掃除で窓の掃除が終わる。乾きが早いので、乾拭きも必要ない。拭き跡が残りにくいのも助かる。
お風呂の鏡やトイレの水垢の掃除にも
炭酸水は、お風呂やトイレなどの水回りにも活躍してくれる。
お風呂の鏡や蛇口に付いた水垢は、炭酸水を吹きかけて拭き取るだけで、キレイに掃除ができる。トイレのタンクや便器も、気が付いたらサッと吹きかけて拭き取るだけだ。洗剤を使うと、どうしても大げさな掃除になって腰が引けてしまう。しかし、炭酸水を常備しておけば、ちょっと気になるところに吹きかけて拭き取るだけなので、こまめな掃除にピッタリだ。
3. 余った炭酸水をぜひ掃除に活用してみよう

暑い夏に、キンキンに冷えた炭酸水はぴったりだ。しかし、余ってしまうと炭酸が抜けて美味しくなくなってしまうこともある。そのようなとき、捨てずに掃除に活用してみよう。うれしいことに、炭酸が抜けてしまっても弱酸性という性質は保持したままだ。残してしまうのがもったいないからと、少量サイズを購入していた方も、お得な大サイズの炭酸水を気兼ねなく購入できるのではないだろうか。
結論
炭酸水には二酸化炭素が含まれ、弱酸性の性質がある。この性質と泡の力で、アルカリ性の汚れを浮かして掃除することができる。シンク、お風呂、トイレなどの水回りの掃除だけでなく、窓拭きにも便利だ。炭酸水は洗剤ではないため、ご家庭に小さな子どもやペットがいる場合でも安心して使える。