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畳

畳の正しい掃除方法とは?汚れの簡単な落とし方や注意点を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年2月28日

畳は主に天然素材のい草を使って作られており、デリケートなため掃除方法に気をつける必要がある。そこでこの記事では、畳の正しい掃除方法を紹介しよう。あわせて汚れ別の落とし方や、ついやってしまいがちな注意点も解説する。畳をキレイに保ち、いつでも気持ちよく過ごせるようにしてほしい。

  

1. 畳の正しい掃除方法 | 基本編

畳
畳には天然素材のい草が使われているので、傷めないよう注意しながら掃除することが大切だ。まずは畳の基本的な掃除方法から見ていこう。

畳掃除の基本ポイント

【畳の目に沿って掃除する】
畳を傷つけずに掃除するには、掃除機やほうきを畳の目に沿って動かすことがポイントだ。畳の目に逆らって掃くと、畳が傷ついたりゴミが目の隙間に挟まったりしやすいので気をつけよう。
【ゆっくりと時間をかける】
畳を掃除する際は、掃除機をゆっくりと丁寧に動かすのが正しい。そのほうが畳の隙間に入ったゴミをしっかり吸い込みやすく、ムラなく掃除しやすい。すばやくかけるとゴミを拾いきれない場合があるので注意しよう。同様にほうきを使う場合も、大雑把にサッと掃くのではなく小刻みに動かすのがポイントだ。目安として、1畳あたり45~60秒ほどの時間をかけるとよい。
【仕上げに乾拭きする】
掃除機やほうきで掃除しても、畳には皮脂汚れが残っている可能性がある。掃除の最後に雑巾で乾拭きしよう。畳は水分に弱いので、乾いた雑巾を使うのが正しい。

2. 畳の正しい掃除方法 | 汚れ別

クエン酸
普段の掃除は上で紹介した方法で十分だが、畳に汚れがついてしまった場合は次の方法でキレイにしたい。飲み物などの液体をこぼした場合や、カビ・ダニが発生したとき、日焼けしたときなど、状況別の正しい掃除方法を紹介する。

畳の汚れの落とし方

【液体をこぼしたとき 】
畳に液体をこぼした場合は、塩を使って掃除するとよい。塩に汚れと水分を吸収させることで、液体をこぼしてもシミになる可能性を減らせる。まずはこぼした液体を拭き取り、汚れの上に塩を振りかけよう。塩が湿ってきたら、畳の目に沿って歯ブラシなどでやさしくこする。あとは掃除機で残った塩を除去し、かたく絞った雑巾で畳を拭けば完了だ。
【カビが生えたとき 】
畳にカビが生えたときは消毒用エタノールで除菌しよう。カビの上に消毒用エタノールを吹きかけ、20~30分ほど放置したら乾いた雑巾で拭き取る。ポイントは最後にしっかり乾燥させることだ。湿気が残ったままではカビが悪化するおそれがあるので注意したい。
【ダニが発生したとき 】
ダニが発生した場合は、畳を外して天日干しするのがおすすめだ。ダニは乾燥に弱いので、しっかり乾かすことで退治できる。畳を外すのが難しい場合は、業者に依頼するとよいだろう。
【日焼けして変色したとき】
畳に紫外線が当たり、日焼けして変色した場合はクエン酸を使おう。クエン酸はぬるま湯で10倍に薄めておく。掃除機やほうきで畳を軽く掃除したら、クエン酸水に浸けてかたく絞った雑巾で変色した部分を拭こう。最後に乾拭きしたら完了だ。ただし、新しい畳の場合はクエン酸によって変色する恐れがあるため気を付けよう。

3. 畳の間違った掃除方法

コロコロ
畳はい草を使っていてデリケートなため、間違った掃除方法では畳を傷める可能性がある。ここからは畳の間違った掃除方法を3つ紹介するので、頭に入れておきたい。

畳を掃除する際の注意点

【ロボット掃除機を使わない 】
フローリング掃除に便利なロボット掃除機だが、畳には使わないほうがよい。畳は目に沿って掃除するのが正しいが、ロボット掃除機は目の流れに逆らって動いてしまうため、畳を傷める場合がある。
【コロコロを使わない 】
カーペットの掃除に使う粘着式クリーナーのコロコロも、畳には使わないでおこう。コロコロは粘着力が強く、畳からい草がほつれて飛び出しやすくなるためだ。
【アルカリ性の洗剤を使わない 】
畳にはアルカリ性の洗剤も使用を避けよう。アルカリ性の洗剤は漂白力が強く、畳を傷めたり変色させたりするおそれがある。カビ取り剤はほとんどがアルカリ性なので、カビが生えた場合でもカビ取り剤を使うのはNGだ。

4. 掃除後の畳の正しい手入れ方法

窓
畳を掃除したら、正しい手入れ方法で清潔さをキープしよう。畳を衛生的に使うポイントをまとめたので、長持ちさせるためにも日頃から意識するとよい。

定期的に天日干しする

畳のい草には吸湿作用があり、部屋の湿気を吸収しやすい。そのためジメジメした場所を好むカビやダニが繁殖しやすくなる。カビやダニは乾燥に弱いので、畳を定期的に天日干しして湿気をしっかり逃がそう。ただし、直射日光が長時間当たると変色のおそれがあるので、短時間にとどめるのが正しい。

畳の上に敷物を置かない

畳の上には、カーペットなどの敷物を置きっ放しにしないほうがよい。敷物があると畳にこもった湿気が逃げにくくなり、カビやダニの原因になる。敷物は置かず、畳を常に通気性のよい状態で保とう。敷物がほしいなら、通気性に優れたゴザを使うのがおすすめだ。

こまめに部屋を換気する

畳に湿気がこもらないようにするには、こまめに部屋を換気することが肝心だ。い草は呼吸するので、空気を入れ替えることで長持ちさせやすくなるだろう。

結論

畳を掃除する際は目に沿って掃き、仕上げに乾拭きするのが正しい。ロボット掃除機やコロコロは畳を傷める可能性があるので、使わないようにしよう。またカビ取り剤など、アルカリ性洗剤の使用もご法度だ。紹介した掃除方法で畳をキレイにしたら、正しい手入れ方法で清潔さをキープしてほしい。
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  • 更新日:

    2023年2月28日

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