目次
1. 衣類にしわができる原因とは?

衣服にしわができる主な原因は洗濯だ。洗濯機の中で洗濯物が絡まり合ったり、脱水で遠心力がかかったりすることでしわができる。その他には衣類をたたんだときや、着用したときにしわがつくケースも多い。
しわになりやすい素材
コットン(綿)やリネン(麻)など、植物由来の素材がしわになりやすい。化学繊維ならレーヨンやキュプラがあげられる。このような素材は反発性が弱く、洗濯したりたたんだりするとしわがつく。
一方でしわがつきにくい素材には、ポリエステルやナイロンなどの化学繊維があげられる。化学繊維以外ならウールがしわになりにくい。素材の特徴を確認してから、アイロンなしでのしわの取り方を試そう。
2. 【裏技】アイロンなしでのしわの取り方

アイロンなしでもしわは簡単に伸ばせる。簡単な取り方の裏技を5つ紹介するので、ぜひチェックしてほしい。
アイロンを使わないしわの取り方
【霧吹きを使う】
霧吹きで衣服をぬらしてしわを取る裏技だ。しわが気になる部分に水を吹きかけたあと、軽くたたいて伸ばす。あとは乾燥させればOKだ。ただし、乾燥には時間がかかるので、急いでいるときは他の取り方を試そう。
【ホットタオルを使う】
ホットタオルの熱を使った裏技なら、アイロンなしでしわが取れる。ぬらしたタオルを電子レンジで加熱すれば準備はOKだ。あとはしわが気になる部分にホットタオルを当てる。お湯は蒸発するのが早いため、霧吹きを使った裏技より乾きやすい。
【ヘアアイロンを使う】
ヘアアイロンの熱を使ったしわの取り方だ。ヘアアイロンは温度が高く、頑固なしわにも効果が期待できる。細かいしわを取りたいときにもおすすめだ。ヘアアイロンで衣服のしわを挟んで伸ばそう。ただし、ヘアアイロンは高温になるので、衣服の素材によっては焦げたり傷んだりする恐れがある。
【ドライヤーを使う】
霧吹きで衣服をぬらしてドライヤーで乾かせば、アイロンなしでしわ取りができる。軽くしわを伸ばしながら温風を当てるのが、裏技のポイントだ。霧吹きだけの方法と違って素早く乾き、さらに最後の仕上げに冷風を当てればしわがよりにくい。
【しわ取りスプレーを使う】
専用のしわ取りスプレーを使ったしわの取り方だ。まんべんなく吹きかけてハンガーに吊るし、乾くのを待てばアイロンなしでもしわが伸ばせる。
アイロンなしでも短時間で手軽にしわが取れるので、上手に活用してほしい。コンパクトなタイプを選び、出張や旅行先に持っていくのも便利だ。
3. 衣類にしわができにくくする裏技

衣服のしわは日頃からの対策で軽減が可能だ。4つの簡単な裏技を紹介するので、アイロンなしでできるしわの取り方とあわせてチェックしておこう。
脱水時間を短くする
脱水のときに衣服に強い遠心力がかかるとしわができる。しわがつきやすい素材を洗濯機で洗うときは、脱水時間を短く設定するとよい。
洗濯ネットに入れる
洗濯ネットを使って、しわの原因になる衣服同士の絡まりを防ごう。ただし、洗濯ネットが大きいと中で衣服が動くのでしわができやすく、小さいと洗剤がいきわたらないので汚れが落ちにくい。適切なサイズの洗濯ネットを使い、ひとつにつき1枚の衣服を入れるのが基本だ。
柔軟剤を入れる
衣服を柔らかく仕上げる柔軟剤には、しわを防ぐ効果がある。洗濯するときに入れるだけなので手軽だ。しわ防止成分を配合した柔軟剤なら、より高い効果を期待できるだろう。
形を整えてから干す
洗濯が終わったらすぐに干すことが重要だ。1枚ずつ取り出して大きくふるとシワが伸びる。広げてかごに重ねるように置いていくと、衣類同士の重みでしわが取れやすい。あとはたたんだ状態で軽くたたき、形を整えてから干せばOKだ。
結論
裏技を活用すれば、アイロンなしでもしわは伸ばせる。霧吹きやホットタオル、ドライヤーなど、簡単に試せるしわの取り方を覚えておこう。衣服にしわができにくくなる裏技も紹介したので、あわせてチェックしてほしい。