2023年2月27日目次
1. タオルがごわごわする原因とは？
タオルの生地にはパイルというループ状の糸がある。パイルが立った状態だとタオルはふわっとしているが、パイルが寝たり傷ついたりすると、タオルはごわごわになってしまう。ふわふわを復活させるために、パイルが寝てしまう原因をチェックしておこう。
パイルが寝てしまう原因
【合成洗剤や柔軟剤を使っている】
合成洗剤でタオルの油分を洗い流すことが、ごわごわになる原因の一つだ。また合成洗剤を入れすぎると成分がパイルに残ってしまうため、洗濯のたびに成分が蓄積することでさわり心地が悪くなっていく。
さらに、タオルの滑りをよくする柔軟剤は入れすぎるとパイルが抜ける原因になる。パイルが少なくなると、タオルのふわふわとした肌触りは損なわれてしまう。合成洗剤や柔軟剤を使用する際は、分量を正確に量ってほしい。
【洗濯方法が間違っている】
洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎると、水量が不足してタオルや洗濯物が動かない。すると洗濯物との摩擦によって、パイルが傷ついてしまう。なお、脱水の時間を初期設定より長くするのも、生地への負担の原因になる。
【干し方が間違っている】
洗濯後のタオルはパイルが寝た状態になる。そのまま乾燥させるとごわごわになるので注意しよう。パイルを立たせてから乾燥させることが、タオルをふわふわに復活させるポイントだ。
また、タオルを乾燥させすぎると、水分が蒸発して繊維が硬くなる。生地も傷みやすくなるので長時間天日干しにするのはNGだ。乾燥させる時間や干す場所、天気には注意しよう。
2. タオルをふわふわに復活させる裏技
タオルをふわふわに復活させる裏技をまとめた。3つの裏技のやり方を紹介するので、ぜひ試してみてほしい。
二つ折りにして振る
洗濯後のタオルを二つ折りにして振るとパイルが立つため、ふわふわに復活する。二つ折りにしたあと両端を持ち、上下に大きく振るのが裏技のポイントだ。まずは10回振り、さらに裏返してから10回振るとより高い効果を期待できる。
粉末洗剤と酢を使う
粉末タイプの粉せっけんを使ってタオルに油分を与えよう。洗濯機に入れる前のタオルに、500mlのお湯で溶かした粉せっけんをかける。あとはすすぎの際に穀物酢（水1Lにつき1ml）を加えればOKだ。お酢の代わりにクエン酸でも代用できる。
粉せっけんに酢を加えると脂肪酸という油分が発生して、タオルをふわふわに復活させられる。ただし、メーカーによっては、粉せっけんやお酢・クエン酸の使用を推奨していないため、裏技を試す前に公式サイトや説明書を確認しておこう。
乾燥機を使う
乾燥機を使えば、洗濯物を回転させながら全体に温風をあてて乾燥させられる。タオルのパイルに空気を取り込めるため、屋外で干すよりふんわりと仕上がるだろう。
ただし、乾燥機をかけすぎると生地を傷める可能性があるので注意が必要だ。薄っすらと湿った状態になるまで干してから、仕上げとして60度で10分ほど乾燥機にかければダメージを軽減できる。
3. タオルのふわふわを損なわない洗濯方法
タオルのふわふわを長持ちさせる洗濯方法を紹介する。ふわふわに復活させる裏技とあわせて、チェックしておこう。
タオルの正しい洗濯方法
【洗濯機に入れすぎない】
ほかの洗濯物との摩擦でパイルが傷つくので、洗濯機への詰め込みすぎはNGだ。洗濯物の量が洗濯槽の7～8割を超えたら、2回に分けて洗濯してほしい。
【洗濯ネットを使う】
洗濯ネットにタオルを入れて洗濯すれば、摩擦を軽減できる。衣服のボタンやファスナーにパイルが引っかかるのも防げるだろう。タオル1枚につき1枚の洗濯ネットを使うのがおすすめだ。
【水量を多くする】
水の量が少ないと洗濯物同士の摩擦が発生しやすい。水量を多めに設定して生地へのダメージを軽減しよう。タオルが洗濯機の中で泳ぐくらいが目安になる。
タオルの正しい干し方
タオルを干す前に上下に振って、パイルを立たせるのがポイントだ。それから直射日光のあたらない場所で陰干ししよう。長時間乾燥させるとゴワゴワになるので、早めに取り込むことが大事だ。
結論
裏技を実践すればタオルはふわふわに復活する。二つ折りにして振る、粉末洗剤とお湯を使うなど、効果的な方法をチェックしておこう。タオルのふわふわを損なわない洗濯方法も紹介したので、あわせてチェックしてほしい。ただし、ふわふわに復活する裏技でも、古いタオルだと元に戻らない可能性がある。
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