- 1. 引っ越しが決まったらやることチェックリスト
- 2. 引っ越しの1週間前までにやることチェックリスト
- 3. 引っ越しの前日までにやることチェックリスト
- 4. 引っ越し当日にやることチェックリスト
- 5. 引っ越し後にやることチェックリスト
1. 引っ越しが決まったらやることチェックリスト
まずは、引っ越しが決まったら最初にやることから見ていきたい。以下で挙げたやることは、できれば引っ越しの2ヶ月前から始めるのが理想だ。
旧居の退去日を決める
旧居の管理会社や大家に連絡するために、まずは退去日を決めよう。物件にもよるが、賃貸では1ヶ月または2ヶ月前までに退去の連絡を入れる必要がある。
引っ越し日を決める
引っ越し業者を確実に押さえるためにも、引っ越し日は早めに決めたほうがいい。早い時期に予約することで、引っ越し費用を安くできるというメリットもある。とくに繁忙期の2~4月に引っ越す場合は予約が取りにくくなるので、早めに申し込もう。
物件の解約手続きをする
管理会社や大家に旧居を退去することを伝えたら、物件の解約手続きを行う。書面の送付が必要なケースが多いので、忘れず連絡しておこう。
駐車場の解約と契約の手続きをする
自家用車を持っている人は、駐車場の解約と契約の手続きも忘れず行いたい。旧居の駐車場を解約し、新居で使う駐車場を新たに契約しよう。新居に駐車スペースがない場合は、近隣で月極駐車場を借りる必要があるので早めに探すのがポイントだ。
ネットや電話の住所変更をする
インターネットや電話の住所変更をすることも大切だ。とくにネットの移転は、新居での工事などで開通までに時間がかかる可能性がある。プロバイダの乗り換えなども含め、この段階で検討しておきたい。
2. 引っ越しの1週間前までにやることチェックリスト
引っ越しの1週間前までにやることも数多くある。このタイミングでやることは、ライフラインの申し込みや転出・転校の手続きなど、必ず行うべきことが多い。やることを以下にまとめたのでチェックリストとして活用しよう。
役所へ転出届を提出する
旧居と異なる市区町村に引っ越す場合は、役所へ転出届を提出する必要がある。転出届は一般的に引っ越しの2週間前から提出できるケースが多い。引っ越し直前はバタバタしがちなので、できればこのタイミングで行っておきたい。転出証明書も忘れず受け取っておこう。
転校の手続きをする
子どもが公立の学校に通っている場合は、転校の手続きも欠かせない。現在通っている学校に転校することを伝え、「在学証明書」と「教科書用図書給与証明書」を発行してもらおう。これらの書類は引っ越し先の役所で手続きする際に使う。
郵便局の転送手続きをする
旧居宛ての郵便物が新居に届くよう、郵便局の転送手続きも行おう。郵便局の窓口に転居届を出すだけで、1年間は郵便物を転送してもらえる。
ライフラインの手続きをする
電気・水道・ガスなどの、旧居での解約と新居での契約手続きも欠かせない。この手続きを忘れると、新居でライフラインが使えなくなり大変だ。荷物の搬出後に部屋を掃除することも考え、旧居でのライフラインの解約日は慎重に決めよう。
住宅に関する保険を再検討する
住宅の火災保険や地震保険を再検討するのもおすすめだ。住宅に関する保険は、家の広さや造りなどによって補償内容や保険料が変わる。現在の保険が新居に適さない場合もあるので、新居にぴったりの保険を再検討し、入居日から適用できるよう早めに申し込もう。
使用頻度の低いものを荷造りする
引っ越しにおいてもっとも時間がかかるのは荷造りだろう。1週間前までのタイミングで、使用頻度の低いものを荷造りしておきたい。シーズンオフの衣類やすぐには使わない本・CD・DVDなどは、運びやすいように梱包しよう。
3. 引っ越しの前日までにやることチェックリスト
引っ越しの前日までにやることも紹介する。いよいよ引っ越し間近で落ち着かないかもしれないが、抜け漏れのないようしっかり行おう。
冷蔵庫の中身を整理する
引っ越し時に冷蔵庫を運ぶには、中身を空にする必要がある。そのためには中の食材を計画的に減らしていき、前日までに整理したい。引っ越しまでに食べるのが難しいものは、クーラーボックスに入れて新居まで運ぶとよい。
使用頻度の高いものを荷造りする
引っ越し当日に使わないものはすべて荷造りしておく。前日には食器をはじめ、調味料、浴室のシャンプー・ボディーソープ類などもダンボールなどにまとめよう。
手土産を準備する
旧居や新居の近隣住民に手土産を渡す場合はそちらも準備しておきたい。相場は1,000円程度が望ましい。洗剤・タオルなどの消耗品やお菓子などの消えものがおすすめだ。
近隣の方へ退去することを伝える
お世話になった近隣の方には、前日までに退去することを伝えておくとよい。引っ越し当日には荷物の搬出などで迷惑をかけることもあるので、一言断っておこう。
旧居や新居の掃除をする
旧居や新居の掃除も進めておきたい。旧居をきれいに掃除しないと敷金が戻らない場合もあるので、前日までにある程度掃除を済ませておくのが理想だ。新居は一見きれいに思えても、ホコリがたまっていることもある。部屋の傷や汚れを事前にチェックするためにも、新居もひと通り掃除しよう。
冷蔵庫や洗濯機の水抜きをする
引っ越し前日には、冷蔵庫や洗濯機の水抜きをする。冷蔵庫や洗濯機には水がたまっていて、そのまま運搬すると水漏れするおそれがあるためだ。冷蔵庫はコンセントを抜いて、水受けにたまった水を引っ越し当日に捨てよう。洗濯機は給水ホースと排水ホースを抜き、中の水を出しておく。
4. 引っ越し当日にやることチェックリスト
引っ越し当日はとにかくやることが多く、忙しくなるだろう。当日に慌てないためにも、以下のチェックリストを参照してやることを整理しておきたい。
荷物を搬出する
引っ越し業者が旧居に来たら、荷物を搬出する。業者に運んでもらう荷物と、自分で持参するものは分けて置いておこう。業者によっては搬出時に精算が必要な場合もあるので、事前に確認するとスムーズだ。
旧居で引っ越しやライフラインの閉栓に立ち会う
引っ越し当日に旧居を引き渡す場合は、管理会社や大家との立ち会いも欠かせない。それまでに旧居をきれいに掃除しておこう。また、ガスの閉栓にも立ち会いが必要な場合がある。
新居でライフラインの開通に立ち会う
新居ではガスの開通に立ち会いが必要だ。また水道と電気も問題なく使えるかチェックしよう。ブレーカーを上げて各部屋の電気がつくか、すべての水道から水が出るか確認するとよい。
荷物を搬入する
引っ越し業者が新居に到着したら、荷物を搬入してもらう。どの部屋にどの荷物を運べばよいか指示すると、開封作業がスムーズになる。事前に新居のレイアウトをイメージしておき、どこに何を置くか決めておこう。
近隣の方へ挨拶に伺う
引っ越し当日には新居の近隣の方へ挨拶に行こう。できれば荷物の搬入前に行き、これから搬入作業を行うので迷惑をかけるかもしれないと伝えるのが理想だ。しかし最近は入居時の挨拶をあえてしない人も増えている。とくに女性の一人暮らしでは、防犯面から近隣に挨拶しないほうが無難なケースもあるので、よく検討したい。
5. 引っ越し後にやることチェックリスト
引っ越しが完了しても、まだやることは数多く残っている。ここでは引っ越し後にやることを紹介するので、最後まで抜け漏れなく行うためにチェックしてほしい。とくに役所での手続きは、遅くなると過料が科されることもあるので要注意だ。
役所で各手続きを行う
引っ越してから14日以内に、新居がある市区町村の役所で転入届を提出しよう。ほかには印鑑登録、マイナンバーカードの住所変更、国民健康保険の加入、国民年金の住所変更なども行いたい。児童手当の給付を受けている世帯は、こちらも忘れずに住所変更しよう。
運転免許証の住所変更をする
運転免許証は、警察署・運転免許試験場・運転免許更新センターのいずれかで住所変更を行える。免許証は身分証としても便利なので、引っ越し後は早めに手続きするのがおすすめだ。
車庫証明の住所変更をする
引っ越しで自動車の駐車場が変わる場合は、車庫証明の住所変更も行おう。届け先は、駐車場所を管轄する警察署だ。「自動車保管場所証明申請書」や「保管場所標章交付申請書」、駐車場の図面などが必要なので、書類を一式そろえておこう。
学校の転校手続きをする
子どもの学校が変わる場合、転校手続きも欠かせない。役所では新しい学校の「入学通知書」が発行されるので、転校前の学校でもらった「在学証明書」「教科書用図書給与証明書」と合わせて転校先の学校に提出すればよい。
パスポートの住所変更をする
引っ越しによって本籍が変わったときは、パスポートの住所変更も必要だ。本籍地にあるパスポートセンターで、記載事項変更手続きを行おう。本籍に変更がない場合は、とくに手続きしなくて問題ない。
その他の住所変更手続きをする
クレジットカードや銀行、利用している通販サイトなどの住所変更手続きも忘れてはいけない。クレジットカードや銀行の住所変更は、コールセンターに電話する、郵送で書類を取り寄せる、ウェブ上の申し込みフォームから手続きするといった方法がある。通販サイトはウェブ上で住所変更できるケースが多いだろう。
結論
引っ越しではやることがたくさんあるため、計画的にコツコツと進めていくことが肝心だ。仕事や家事の合間に少しずつ行い、引っ越し当日までに抜け漏れなく完了させよう。引っ越し後には住所変更などのやることもあるので、忘れずしっかり行いたい。