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埃の簡単防止法とは?埃をためないコツや掃除方法を解説

投稿者:ライター 守川真子 (もりかわちかこ)

鉛筆アイコン 2023年3月 9日

掃除をしているはずが、気が付けばたまってしまう埃。埃があると部屋が汚くなるだけでなく健康にも影響するため、日頃からためないように心がける必要がある。ここでは、埃の発生原因や埃の簡単防止法、効果的な掃除方法について解説する。

  

1. 埃がたまる原因とは?

埃
埃の正体は、衣類などの布製品から出た糸クズや、紙製品のクズ、髪の毛やフケ、花粉、砂などが混ざったものだ。生活していると繊維などが舞い上がり、蓄積され埃となる。埃の発生場所は空気の流れに左右されるため、部屋や階段などの隅にたまりやすい。
また、埃の発生原因は静電気にある。家電製品やPCなどの電気機器に埃がたまりやすいのは、静電気に引き寄せられる性質があるからだ。そのため、私たちが生活している限り埃をなくすことは不可能といえるだろう。

埃を放置する危険性

掃除が面倒だからと埃を放置してしまうと、固まって取れなくなる可能性がある。とくに網戸やサッシは掃除がしにくく汚れがたまりやすい。また、キッチンではコンロ回りの油汚れや調味料と合わさりこびり付いてしまう。
埃を放置すると、健康被害の原因となる場合がある。ハウスダストにより、くしゃみや鼻水、咳や呼吸困難などアレルギー症状が現れやすくなるのだ(※1)。
また、コンセントとプラグの間に埃がたまり発火につながる「トラッキング現象」が起こるケースもある。埃に気が付いたらモップなどでサッと掃除することを心がけてほしい。

2. 埃を簡単に防止する方法

掃除
部屋が汚くならないように、普段から室内に埃をためないような工夫が必要だ。埃の発生を簡単に防止できる方法を紹介しよう。

埃をたまりにくくする方法

【定期的に換気する】
窓を閉め切った状態だと、室内に埃がたまりやすい。こまめに換気して、たまった埃を外へ出すことで簡単に防止できる。
【布製品をなるべく減らす】
布製のソファやクッション、カーペットなどに埃はたまりやすい。なるべく布製品を置かないことも埃発生の簡単防止法だ。革製のものに変えるだけでも、埃の量は格段に減るだろう。
【棚の上に不要なものを置かない】
棚や机の上には、ついついものを置いてしまいがちだ。埃はこうしたものにたまりやすく、ものが多ければ多いほど掃除もしにくくなる。必要なもの以外はふた付きの収納ケースや引き出しにしまって、埃の発生を簡単に防止しよう。
【家具の配置を見直す】
ソファやテーブルなどの家具は、一度配置すると長期間移動しないことがほとんどだ。そのため、家具同士の隙間や裏側が埃のたまり場となってしまう。家具の裏側にコンセントがある場合などは配置を見直してもよいだろう。
【家に入る前にゴミを落とす】
外出先から帰宅したときは、身体や服にゴミが付いている。家の中にゴミを持ち込まないためにも、玄関の前で身体をはたいて入ることを心がけたい。
【柔軟剤入りの水で水拭きする】
意外かもしれないが、柔軟剤を使って埃の発生を簡単に予防する方法もある。柔軟剤を混ぜた水で雑巾をぬらし、水拭きするだけだ。
柔軟剤には静電気の発生を抑える効果があるため、柔軟剤を使えば小さな埃もしっかり拭き取れる。また、その後も埃などを寄せ付けない効果も期待できる。
【加湿器や空気清浄機を活用する】
空気が乾燥していると、埃も軽く舞いやすくなる。加湿器で湿度を上げれば、埃の舞い上がりを簡単に防止できる。また、空気清浄機を使えば、舞い上がってしまった目に見えない埃も除去できる。

3. たまってしまった埃の掃除方法

埃
埃は空気中に舞いやすく、ものがあるところにたまりやすい性質がある。効果的に掃除できる方法やコツを押さえておこう。

埃掃除のポイント

【朝一か帰宅後がおすすめ】
埃は舞いやすいため、人が動き回ることの多い日中は掃除をしても取り切れない。朝一か帰宅後は埃が床にたまっているので、より多くの埃を除去できる。
【掃除中は窓を閉めておく】
掃除中に換気すると埃が舞い上がり、掃除の効果が低くなってしまうためおすすめできない。換気は掃除が終わってからにしよう。
【上から下に向かって掃除する】
床にある埃は、棚や壁から落ちてきたものがほとんどだ。そのため、上から下に向かって掃除することがポイントである。

埃掃除の手順

掃除をするときは一番に掃除機を使いがちだが、掃除機の排気口からの風で埃が舞い上がってしまい、埃などが取り切れなくなる。掃除の順番は、乾拭き・掃除機・水拭きが望ましい。
まずは、フロアワイパーやマイクロファイバークロスなどで埃を吸着する。細かい埃を取り除き掃除機で大きな埃を吸えば、ほとんどの埃を取り切れるだろう。仕上げとして、水でぬらした雑巾などで残った汚れを拭き取れば完璧だ。水拭きは拭きムラが発生しやすい。拭き跡を残さないためにも、一方向で拭き進めてほしい。

結論

埃は衣類などの糸クズや髪の毛などが集まったものなので、発生を完全に抑えることは難しい。そのため、埃を舞い上がらせないことと、ものにたまらないようにすることが、埃の発生の簡単防止方法だ。空気清浄機や加湿器に頼ることも対策になる。埃をため込んでしまわないように、普段からこまめな掃除をして気持ちよく過ごしたい。
(参考文献)
※1千葉県医師会「健康トピックス | 一般の皆さまへ 」
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2023年3月 9日

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